[Rappo' Land blog]

「今夜はK.Cのカレー」

　

九月になって一段落した気温が、今日はまた少し上昇をした〜
小笠原近くの海上に於いて台風が発生した影響なのか・・・
午後から都心に出掛けた今日は、ベタつく湿気が駅構内でも車内・街中・ビルの中のエレベーター内でも鬱陶しく感じた一日だった。

こんな日は迷う事無くスパイシーなカレーが食べたくなり、目に浮かんだ。
成城駅北口から徒歩３分で楽々と行ける、インド・ネパール料理店〜
[K.C]の階段を上がり一ヶ月ぶりのドアーを開けた！！
成城学園の生徒達が行き交う角にある階下は、出窓にファンシーな小物が飾られた・・
ここ成城では古くからの雑貨店で、暮れゆく街角に華やかな明かりの輪を灯していた。

■チキンとホウレン草の中辛カレーを、ライスで注文〜
■カレーのディナーセット（レンズ豆＆ホウレン草＆ナスとじゃがいも）３種
　のヘルシーでベジタブルな辛口をナンでオーダーした。

タンドール（炭火窯）でふっくらと焼かれたナンはパリッと香ばしくて柔らかい〜
カレーに浸した熱々が口中に溶けて喉ごしが良く・・美味しかった。

ー今夜はなぜか国際色が豊かで、元気な混血の子を２人連れた日本女性と・・
日本の男性が外人女性と幼い子供と来ていて楽しく食事をしていたー

「三船プロ撮影所跡地」

　

９月初秋のまだ昼前の閑散としたKYレストランの駐車場の写真と〜
夜の１０時頃の同じレストランの営業中の何の面白味もない風景写真です。

かってこの場所には「三船プロダクション」の撮影所があり・・
数々のTV映画などが制作されていた現場だったのです。

「三船敏郎」ーその名を世界が認めた、日本を代表する映画スターだった。
その当時の世界各国では、日本の首相の名を知らなくても「トシローミフネ」は知っている・・と言われた世界に通用する、本物のビッグネームだった。

「黒澤明」監督とのコンビで「羅生門」「天国と地獄」「酔いどれ天使」〜
などの幾つもの名作を残している。
近々・・TV映画で製作された「生きる」主演ー松本幸四郎／
「天国と地獄」主演ー佐藤浩市／が放映されるとの話題がある。

ー三船さんが逝ってから早もう１０年は過ぎてしまったが〜
今は娘の美佳さんがTVで毎日のように出演する姿が見られる・・
三船さんは晩年でも颯爽とした足の運びで、スタイルも良かった〜
軽く日常の挨拶を交わすだけだったが、今も耳にその声は残っている・・ー

「場所」調布市入間町３丁目あたり〜

「隠れ里・・」

　　　　　

　　　　　

September〜九月になって、いよいよ秋の足音が〜
と楽しみに待っていたのは勿論の事、私だけではないでしょう。

調布の地にあって、みどりの深い武蔵野の風情を残した農道を〜
この農家あたりまでやって来ると、実感出来るのです・・秋を。

都心部への交通手段である小田急線からも、京王線からも遠く距離を置いた場所にあり、又この２本の私鉄間を連絡しつなげるバス通りからも、簡単には辿る事が困難な場所ゆえに・・貴重な隠れ里・・楽園と呼びたい！！

この敷地の南側には梅林もあるこの写真を見る 昨年春の撮影〜
この日は何処からかウグイスの声も聴こえた満開の長閑な季節だった。

現代の日常生活においては楽園などの存在は夢物語なのか〜
その人が感じるほんの一瞬・・時間のオブラートのスクリーンに映る幻・・
薄い霧状の視覚の中に立ち現れるマ・ボ・ロ・シを忘れない心で居たい。

ーこの場所に訪れる度に畑地が住宅に変化をしてゆくのは事実・・
納屋の横に、抜いたばかりの谷中生姜の束が￥100で積んであった〜
酒好きの父がよく食べていた・・甘酸っぱくて辛い味〜
根津に住んでいた子供の頃は、谷中はほんの隣町だった・・ー

【場所】調布市入間町１丁目あたり〜

「角地の家」

　

バスや大型車輌が走る大通りと、家の横から車が頻繁に出入りする角地に建つと言う条件がそうさせるのか・・この住宅では外部の壁の凹凸が際立った外観をしている。

この家の前を通る小田急バスは、始発の成城駅から仙川を経由して野川大橋を越えて品川通りをひた走ると・・調布駅南口に到達する。
この家の住人は家の周囲にグリーンを植え込み、季節の花々を咲かせたりの心配りをして、小ギレイに手入れの行き届いた住まい方をしている。

この角から曲がって入ると、ナス・キュウリ・いんげん豆が実る畑が広がっている〜
その畑の間の小路をゆくと、深い竹薮の農道が秘めやかにあり・・
その先のバス通りまでも、切れずに細く続く、抜け道になっている。

この家の前から信号を渡つた反対側に目を向けると〜右にフェンス囲いの高校のグランドと、左には緑の深い木立の道が奥へと向い伸びている。
その木立の先には〜崖の坂を下りてからしばらく行くと、カボチャ絵の巨匠・・
「武者小路実篤記念館」へと辿る谷間の道になっている。

ーもしかして武者小路実篤さんも、坂を上がり来てこの角を曲がり・・
この辺りの農道を散策したのかも知れない・・秋風の気配にそんな思いがしたー

【場所】調布市若葉町バス通り〜