[Rappo' Land blog]

「眠る愛車・・」

秋の日が落ちて、完全に暗くなる迄には未だ時間があるようだ〜
崖上の道を行くと、樹木の間からは野川・狛江・喜多見などの街が眼下に見えている。
カーブして下り坂になる片側にある屋敷では、斜面にガレージ（物置き）がえぐった状態の半地下で、今日はポッカリと口を開けていた・・。

普段は殆どシャツターが閉じられている場所なので全く気付く事も無かった。
屋敷の庭の端でもあり、上から庭の植物が被さって来て、このポケットの様に造られたガレージの内部を覗き込んでいたりする。

そこには自転車とスクーターと一緒に、ホコリを被った青色の古い自家用車が眠るように置かれてあった・・。趣味で持っているアンティーク車ではなく・・自家用車として永年にわたりこの家の家族が愛用していた車である事が、この何とも可愛らしい顔付きからも想像出来る。
国産車ではなく外車に間違いは無いと思うが〜無知な私には車種の判断は出来ない。
ひっそりと眠る愛車の眠気がこちらにも伝染して、画像にもボケが少々かかっている。

ーここから数メートル先で２つ折れのゆるく長い坂が待っている・・
地元の人達はビール坂と呼んでいる（以前に、ビール会社の団地が坂下にあったから）
坂を下りて進むと、いつも水鳥が飛来する野川に架かる谷戸橋の袂に至る・・ー

【場所】世田谷と調布の境界あたり

「崖上の塔のある家」

調布と成城地区との境目あたりの丘の上に、この大きな屋敷がある〜丘というのは東京西部の武蔵国分寺から多摩川へと伸びる段丘の国分寺崖線の事なのです。
この関東ローム層の地質には豊かな水脈を内包しており、その各地で水の流れを見る事が出来る。この崖下からの近くには三つ池緑地があり、横の道を歩くと足裏に水のドクドクドク〜と流れる響きが伝わって来る。

写真で見るように、立派な門構えで、門前からはトンガリ屋根の頭部しか見えないので、少し距離を置いた場所の撮影で・・塔がある程度は映ったと思う。
左へ下りる道はすぐに右下へと曲折する坂の始まりになり、そこから見上げても崖の斜面に繁茂する樹木に邪魔をされて、この家は全然見えなくなる。

門内に見える円塔の建物には360度に窓があるのは確認出来るし、そこから西に向っては何の遮る障害物は無いので富士山が望めるし、下方には野川の流れも見えるし、日没時の夕陽も目映く視野に捉える事が出来るでしょう。

ーあくまでも塔の建物は、この屋敷の一部としてあるので〜
　崖上の屋敷が並ぶ路上では、庭木が陰となりすでに薄暗い・・
　秋の日暮れは・・本当に早いと実感する・・ー

【場所】成城〜調布の国分寺崖線あたり

「小さな家の秋」

　

日頃の運動不足を解消しようと裏の道を歩いていると、樹木に取り囲まれたこの古色を帯びた小さな木造の家の所に出てきた〜。
そこに秋の風が吹いて、屋根より高い棕櫚の木の葉をザワザワと揺らして抜けてゆく。

表のバス通りからは深く入り込んだ場所であり、しばらく来ない間にこの家の周囲一帯には、すっかりと新興住宅の小ぎれいな家々が建ち並んでしまっている。

新興住宅は1・2年の新しさで高級感もあり、屋根・壁・窓などの建築素材は同質でも〜
家夫々のDesignは一軒一軒が微妙に変化を付けた仕上がりになっている。
各家々には駐車スペースも備えてあり、隣家の間を仕切る煉瓦塀には、全てに同じ型の郵便受けが取り付けてある。

道に立って、この木陰の家を見ると、慎ましやかに家のまわりは整頓されている。
外置きの洗濯機なども、きちんとカバーがされて暖かな秋の陽を浴びている。
50〜60年は昔のままその場所に生活をした、この家の歴史が刻まれているが・・
新興住宅が周囲を埋める現在の環境にあっては、取り残されてしまった風景だ。

ー何か哀しい気持ちがするこの場所から〜目線を振りあげると・・
　　　　　秋空に天高く飛行機雲の白線が一筋昇ってゆくのが見えた・・ー

【場所】調布市入間町あたり〜

「屋上草原化の家」

　

この角地の家は建築の当初から気になる存在だった〜
空き地に土が山盛りされていたり、工事が遅々としてすすまず・・やっと骨組みが建ちあがっても、壁面を埋めるのに時間がかかっていたりした。

窓に抜いた箇所から壁の厚さが見えると、壁が普通のコンクリートではなく、土の要素を多量に含んだ壁土素材だとの判断が出来た。
どうやら一般住宅ではなく、建築設計OFFICEらしいこの家は、完成して一年になるのに、壁に湿気を感じさせる土色のにじみを見て取れる・・呼吸する家なのか。
土の生命力を内包する〜そういう天然素材なのだろう。

１階の玄関と窓上に幅広く突き出した庇の部分と、屋根の上にも雑草？？が密に繁っている、そして屋根の上にと登る水色にペイントされた鉄骨階段の華奢に曲折した組み立て方が、私的にはとても気に入っているのです・・。
今年の夏の猛暑にも草は枯れずに育って伸び・・今は秋風を受けてそよいでいる！！

ー成城大のキャンパスからも近い角地に建っていて、横の道から始まる坂を下ると・・
稲荷山橋にでる、対岸は祖師谷の丘で住宅地が広がっている・・ー

【場所】世田谷区成城７丁目〜

「屋上緑化の家」

　

今年も異常気象と思われる猛暑つづきの夏が10月になってやっと落ち着きを見せた。世界的な問題として、地球の温暖化現象を何とか食い止めるべく・・その原因及び大規模開発を規制する、国際間での取り決めや会議が何度か行われている。
世界の国家間のレベルでもかなりの落差があり、また国内の地方と都市の間でも・・取り組み方の相違があるように思われる。

だからと言って、何をどうすれば温暖化の防止策となるのだろうか〜
そこで何とか対策をと考えたのが、企業グループ、会社組織などのビルの屋上を・・
樹木を植えて緑化すると云う・・消極的な方法がとられている。
確かに樹木による緑化は景観的にも賛成なのですが、全てを業者に任せる事でなく〜
その場所で生活する人達が作業に参加してやる事が・・意味があると思うのです。

ー我が家の庭木が伸び放大の状態で、永年に使ったハサミを買い替える為に〜
昨日はDIYセンターへ行き、厚みのある大刃のハサミを手に入れた・・
帰って早速と試し切りをすると、切れ味の気持ち良さが手首から伝わって来たー

【場所】世田谷区砧８丁目あたり〜

「お弁当を買って帰る！」

秋のお弁当！！
通りかかった駅前近くの、立て看板の文句が美味しそうだ・・と感じるのは私だけかな〜。
勝手に食欲脳が反応して、弁当屋のドアを開けて入る。

店内は左半分が寿司弁当コーナーで色彩よく陳列されている。右半分は洋食弁当になっていて、揚げ物の海老フライ・カツ・メンチ・コロッケ・・とある。
副食のお惣菜も、小分けして並べて有り、つい手が伸びて余分な買物を誘導する仕掛けが、そこには考慮されている。
自分の好みを選んで注文してから、店の外で出来上がるのを待つ事にする・・。

・・店前で待っていると最近しばらく寄らなかった、パン屋の看板と赤いテントが眼に飛び込んで来た。
「成城パン」は駅前からのメインストリート角にあって、老舗と云える地元の人気パン屋さん。
駅前から続く桜並木の入口の場所でもあり、塩漬けの葉で包んだ桜あんパンを名物として・・作りたてのサンドイッチも評判が良い。バケッドなど食事パン＆菓子パン類の種類も豊富で選ぶときの迷いが楽しくもある・・。
残念ながら閉店時間も近くて、棚の空白が目立つ状態だった〜明日の朝のパンを幾つか選んでトレイに取り、その紙袋を抱えて店を出る。

ーお弁当が楽しくて好きだ、家に持ち帰って食べるのも良いが・・
　　　　旅の車中の窓辺で、包みを開き頂くのが本当は一番望ましい・・ー

【場所】小田急線成城駅前あたり〜

「みつ豆ーみはし」

　

この甘味店「みはし」は上野松坂屋デパートの地下２階フロアーにある〜

本店は地元の老舗として上野駅の近くにあり、駅前からの大通りを挟んで・・
西郷さんの銅像が見える場所で、連日のように賑わっている。

和のスイーツ「みつ豆」を私なりに考察すると・・
初めに、えんどう豆が基本としてあり、塩ゆでして食べるのも素朴で良いが〜
蜜を加えて食べるとこれが又旨いのを見つけた・・。
そして誰かが海産物の寒天を盛って見ると〜又また美味しい事を発見した。

これは「豆かん」として浅草「梅むら」先日投稿したこの写真を見る が名店として〜
独特の美味しさで、客の評判を呼んでいる・・・。

さらに、ギュウヒ・ミカン・杏・サクランボ・・等のカラフルなフルーツを添えて、
鉢に見事に盛りつけたのが「みつ豆」の誕生となって、昭和・大正・明治の時代を〜
女性ばかりではなく、男達にもその味覚を浸透させたのでしょう。

同行者はあん蜜にソフトを、私はみつ豆に抹茶アイスをトッピングして美味しかった！
鉢も大きく中身もヴォリュームあるのにOneコインで食べれる料金が嬉しい・・。

ー満席だった店内が潮が引くように空席が目立ち始めた・・・
　デパ地下１階の食品街で、今夜の夕食の買物をして家路を急ぐ〜
　女性客の一群が・・巣へと飛び立ったのか〜ー

【場所】上野松坂屋デパ地下〜

「宝石を見つけに・・」

　

今日は上野御徒町にあるJewelry Townに来ている〜

S店に訪問する・・通称は石屋さん、ここに寄って宝石を見つける目的があった。
ダイヤ・ルビー・サファイア・エメラルド〜等と更に半貴石から原石と・・
多種類がこの店内に陳列されてある。

石の形状にも、ラウンド・バゲッド・ペアシェイプ・・と幾種類もあり〜
ヴォリュームの大小も有るので、自分が求める石の種類と大きさとクォリティー（品質）を自分の審美眼で選び出しこの写真を見る 確かめたら、一番大事な値段の確認をしなければならない。

ちなみにこの店前の道は、ヒスイ通りと名付けられているが、他にエメラルド通り〜
ダイヤモンド・ガーネット・サファイア通り等の道筋がある。

この地域には、同様の店舗が路面店ばかりでなく、ビルの中にも数々ある・・。
貴金属の、金・プラチナ・銀などの素材料から、パーツの専門店もあるので〜
捜す対象によって、店を選定するのも大切な仕事と云える。
そんなこんなで店々を巡ると、お互い何度も出会ってしまう人も居る。

ー足踏みフイゴが壊れた、陶芸で使う足けりロクロのようにアナログで好きだった・・
この日はジュエリーGビル３階にある、工具売場でバーナー用のエアーポンプを買った、
永年の間に踏みつぶしたフイゴが捨てられず幾つも屋根裏に取ってある・・ー

【場所】JR御徒町駅近くのjewelry town・・

「表参道Echika」

　

Tokyoメトロ銀座線の表参道駅構内に「Echika」が〜
Openしてからもう２年以上は過ぎたのかな・・・。
銀座線と千代田線の相互から乗り継ぎでここに来てはしても、約一年ぐらいはこの場所で地上へと抜け出ていない。
そんな事だから「表参道ヒルズ」のOpenは知ってはいても、未だ足を踏み入れていない。
だから「同潤会アパート」の面影をそのまま現在でも脳裏に刻みつづけている。
解体されて工事用の高いフェンスで囲まれた状態までは、現実に見て知っているのだが〜。

流行発信基地とかで勝手にスノッブな顔付きをしているこの地域の人間は嫌いだが・・
キレイでオシャレなスペースを提供してくれるこの街は、色々と思い出もあるし〜
行きたい店や場所もあるから〜そろそろ青山・原宿を散策するのに良い季節になった。

銀座線から千代田線へとエスカレーターで降りた連絡フロアーに円柱が立っている。
円柱には主に化粧品メーカーやNew雑誌の全面ポスター等が貼られている。
そこにオシャレな仲良し女の子二人が、楽しかった今日の話しとか、また明日の約束とか〜立ち話に夢中だ。この駅で別々の方向へ帰るのがお互い少々辛いのか・・終らない。

ー可愛いが少し不気味なEchikaのキャラクターのポスターが何枚も貼ってある・・
　その下をエスカレーターで降りると千代田線のホームで、小田急線と先で連絡が〜
　このホーム位置が表参道駅の最下層になっている・・ー

「秋の車内2007」

　

暦も１０月の中旬になって・・普段乗り降りする駅近くの〜
商店街にあるフラワーShopの店先でも秋の花々が顔を揃えている。

今年は残暑が記録的に永びいて、その為に各方面で影響を受けたようだ〜
デパート等では例年と違い、秋服が九月の期間中に全然売れなかったらしい。

外出をして目的の場所まで行くには、何本も電車を乗り継ぎ利用する。
私鉄や地下鉄の車内で、たまたま乗り合わせた、人達をチエックしても・・
十人十色のマチマチの格好で、秋になった季節の統一感は、全くないに等しい。

夏のままのスタイルに、せいぜい長袖になったぐらいの変化しか見られない・・
他人を見るまでもなく、自分自身がそんな調子なのだから〜。

夕方になって帰路に乗った私鉄の車内では、さすがに通勤する女性達のスーツ姿に〜
秋を感じさせる、カラーや生地が使われているのが見えた・・・。

ー秋は眠気を誘う季節でもあり、車中の座席では半数が眠っている・・
　駅に着いたら、鞄から上着を出して、夜の道を帰る〜月は出ているか・・ー