浅草方面に来たとしても、言問通りから北に渡ったこの辺りには、最近なかなか来る事がなかった〜でも来たからには是非とも訪ねたい所が幾つか有るんです。
徳太楼さんがその一つの場所で、この界隈は花柳界が現在でも存続する歴史を秘めた料亭街でもあるのです。
細かな路地が艶やかに幾筋も縦横に伸びていて、目的の筋を間違える事も度々ある・・でも今日は迷う事も無くこの店のドアを開けた。
ドアを入ったすぐ目の前のガラスケースには美味しそうな表情の菓子が並んでいる〜
色彩とカタチの異なる和菓子の種類が色々あって、とても奇麗だ!!
徳太楼さんの目玉である、きんつばは小振りで、食べ易いサイズで甘さが控えめに作られている。どちらかと云うとベタな味が一般的でも、この店のは小豆の味が伺える淡くて品の良い仕上がりが美味しくて、忘れられない味覚が残りいつも又々食べたくなる。
買った分を紙箱に詰めてもらったが、ケースに並んだ寒天ゼリーの中で泳ぐ〜
色鮮やかな金魚の菓子の2種類が眼の中にインプットされて残った。
ー旧店舗だった木造の黒い二階屋が、何とも良い佇まいだったのを憶えている・・
建て替えられる寸前に訪れた時は雨降りで、日の暮れるのが早かった〜
店前の置き石が濡れていて、店の明かりを映していた・・ー
【場所】台東区浅草三丁目〜
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