[Rappo' Land blog]

07秋冬〜下北沢（7）

短い下り坂から「一番街商店街」へと出た〜
駅から数えて新宿へ向って３つ目の小田急線踏切りとなる所から始まって・・
約５００メートルは続くゆるくカーブした通り沿いに、古くからある商店街なのです。

下北沢駅をコンパスの軸として、踏切りから振るとその先は成徳学園女子中・高校（春高バレーの名門として有名）の校門近くに行き当たる・・。
全日本女子バレーボールの現役メンバーとして、木村・大山・荒木選手などが活躍中〜
ちなみに家のカミサんの出身校でもある。

商店街を歩いていると・・料理屋の水槽にトラ河豚がギッシリと入れられていた。
人間どもに食べられる迄の時間を〜泳ぐと云うか、パク々浮いたり沈んだりしている。

何か生暖かい湯の匂いがして・・振り向くと３時を過ぎて開いた銭湯が反対側にあった。
「八幡湯」殿方／御婦人の頭上看板奥には、下駄箱〜今は靴Boxが男女別に配置されてあり、タイルが敷き詰められた玄関口や、くもりガラス戸が懐かしく・・昭和の昔の暮らしを思い起こされる。

ー東京は下町の根津で暮らした子供時代は、３・４箇所の銭湯を使っていた・・
早い時間にガキ仲間で遊び目的でゆき「うるさい！」と大人達に叱られた。
夜の遅い時間に親に連れられ渋々ゆく、近くの銭湯は混んで芋洗い状態の記憶が・・ー

【場所】下北沢、一番街商店街・・

07秋冬〜下北沢（6）

北口駅前商店街を歩いていると、当たり前な事だが実に多くの店が種々雑多とある事に今更ながら気付かされた・・・。
駅前すぐの「ピーコックストア」では食事をしたり〜三省堂では新刊書の立ち読みをしたり、食料品の買物をしたりと・・駅近くの便利さで利用している。

駅前からの狭い道幅の通り沿いには古くからある「木綿のマキノ」でのカーテン生地を何度か買っている。「無印良品」でのシンプルで丈夫な造りの黒のリックを永年愛用している。メガネチェーン店「Z・・」では３個のメガネを作ったが、どれも今ひとつ合致しないので以前からのを今でも使っている・・。
一つのビルに色んなShopが入っている商業ビルの入口ゲートに、アフリカンな装飾が印象的で一枚撮った。通りの突き当りまでゆき、右に曲がった辺りで、アンティークShopと出会った。Shop手前横にバイク・チャリンコ・机・照明器具などが置かれてあり、階段奥にも更にShopがある事を示す看板があり〜その混沌を一枚パチリ撮る。
そこに寄って来た女性が同じ角度に向けてカメラのシャッターを押した、ブロガーか？

アンティークShop店内で主人と話しをすると〜200メートルほど離れた以前の場所は建て替えられた時点で息子さんの経営に任せたと・・クジラ絵の染付け（昭和初期）の小鉢、皿などを10点ほど買って店を出た。

ーガラス棚に置かれたかき氷用のガラス器（大正〜昭和期）が安値で売っている・・
店を閉じた同業者から、捨て値でまとめて仕入れたとの事だった・・・
普通は2〜3倍の値で売って当然の品だと思う・・・ー

【場所】北口駅前商店街〜

07秋冬〜下北沢（5）

駅北口の階段を下りてすぐの出口付近では〜
待ち合せの人達がいつも数人は居て、今か今かとソワソワ駅に向い目線を送っている。

古い云い方でのサンドイッチマンが商店の看板を掲げていたり、チラシ配りのお姉さん達の姿もここの駅前には常時出ていて、通行人に案内紙を手渡している。

草喰われの家〜が駅階段上の窓から見付かった・・・。
駅外の通りを歩いても判らないが、駅横マーケットのドラッグストア真裏に当たる。
位置関係から見るとマーケット内の商店らしく、あばら屋の２階が草に覆われている。
倉庫として使われているのか・・誰か人が住んでいるのかも知れない・・。

マーケットの屋根は古く錆びたトタン波状屋根で覆われていて〜不連続に重なりつながる上に、室外機などが不安定に乱雑に置かれている。
危険をはらんだ継ぎ接ぎアート（コラージュ）として見るのは無理だろうか？？

ー他に興味ある事も浮かばないので、2007秋冬この街・・・
下北沢の現在の街の様子を続けてエントリーの予定・・ー

07秋〜下北沢（4）

駅北口に隣接するマーケット内の景色〜

夏前に来た時には明りの灯っていた店が、閉じられて暗く人もいない状態の店がある。
またシャッターが半開きで店の奥に電気が点いていて、人の動く気配のある古くからの商店もある。確かこの但馬屋さんには大きな猫が数匹居て、ガラスケースの上に寝そべっていた事を憶えている。そして近くの「えのぐと額縁」画材屋は営業中の様子で、公募展のポスター等が貼られている・・。

今回訪れて気付いた事は、このマーケット内でも駅舎に近い場所には、新しくオープンしたShop＆飲食店が数店出来ていた事で・・・。
前回来た時には灯が消えて、板戸が閉じられていた暗い路地のあたりにも、比較的に若い年齢層が経営者として店を取り仕切っている姿が見られた。

マーケット内を左右に曲がって北口へと抜け出ると、角にドラッグストアがあり、入口上にこの写真を見る 駅前食品市場・・の文字が掲げてある。

ー数ヶ月〜数年後には取り壊され消滅するであろうこの地域〜
この状況のこの場所に魅力を感じて集って来る人もいる・・・
このマーケット空間がいつ迄・・見られるのだろうか・・ー

【場所】下北沢駅北口、駅前食品市場〜

07秋〜下北沢（3）

小田急線下北沢駅のホームから、新宿方面に向ってすぐ横の踏み切り〜
この踏み切り手前にスーパー「OZEKI」が出来てもう２・３年は過ぎたと思う。

警報機が点滅してケーンケーンと鳴り響いて電車がやって来るのを、スーパーでの買い物客をも含めた見も知らぬ他人同士が並んで待つ・・。
目的はただ一つ皆が線路の向こう側へと鉄のレールを跨いで渡りたい・・只それだけで黒＆黄色のポール前に集合している。
でも渡ったその先の行方も場所も目的も、各々が違い別れて分散して一致する事は無い。

駅ホームを横目で見ながら渡ると突き当りに、この数年はスニーカShopが営業していて、店前に靴箱が階段状に積み上げられてある。
このShop前で左右に行く手が別れるが、左へ向うと古ぼけたトタン屋根が低く重なる駅横マーケットの暗がり内へと入る。
右へ行くと線路沿いの道から両側に商店が続く道になり、その先はこの下北沢でも古くからある商店街の「一番街」へと到達する・・・。

ーここ数年の間に小田急沿線の踏み切りが次々と消失している・・
勿論それは運行のスピード化とトラブル防止など安全対策の結果で〜
いずれこの下北沢の踏み切り風景も見られなくなる・・ー

　【場所】下北沢駅横の踏み切り〜

「サロン・ドゥ・シェフTAKEE」

　

昨日は陽の当たる良い天気だったが、北風の吹く寒い日でもあった。
北海道と東北地方や日本海沿岸では例年にない降雪量で１１月としては観測史上でも、
記録的な数値が見られ、早々と雪崩の被害のニュースが報道されている。

そんな昨日は私の誕生日と云う事で、希望する店の希望するケーキを頂く事が出来た。

「サロン・ドゥ・シェフTAKEE」
この店のマロンケーキが好きで三時のおやつの時間に、コーヒーを入れて味わった。
とにかく栗が豊富に使われているのです。Topに乗った一個丸ごとの栗と、クリーム状のマロンペーストが全体を優しく包囲してメイクアップしたフォルムのその奥にも・・・さらに洋酒と蜜を含ませてクラッシュした栗が隠されていた。
アルミホイルで囲ったベースには、ソフトなケーキ地が敷かれて全体を支えている。

ー金箔をポイントに飾ったチョコレートケーキの濃厚で渋い一品も・・
おかわりした二杯目のコーヒーと一緒に食べてしまった。
こんな日が一年に一回あっても良い〜バースディなのだから・・（笑）・・ー

【場所】調布市、仙川アヴェニュー

07秋〜下北沢（2）

　

下北沢駅の改札をぬけて南口へと階段を下りて外に出る〜駅前から駅に沿って左に向うと、すぐ頭上を井の頭線（渋谷〜吉祥寺間を走る）ガードがある。

正直に言えば古ぼけて汚い・・良く言えば歴史を感じさせるガード壁には、小劇場の公演ポスターや美容院、金融業，パチンコ店の開店チラシが所狭しに乱雑に貼られている。

ガード下を抜け出ると線路沿いの狭い道があり、左側には駅のホームを遮るように広告看板がその先の踏切り辺りまで立ち並んでいる。右側には路面店と云うのか、八百屋が通りまで溢れるように、野菜などの商品を積み上げて客の購買欲を誘っている。
近所にあるコンビニやスーパーとは違った、生々しい艶と匂いを発した野菜達のエネルギーが店先を満たしている。

数メートル前方の踏切りまでの間に、Cafe'チェーン店、ケータイShop、不動産屋、
雑貨店、レストラン・・その他の店々が所狭しと並んで埋まっている。

ー電車が着いたらしく、逆光の中を駅方向からガードを通りぬけて〜
フリーな格好の若者達がシルエットになって流れてくる・・ー

【場所】下北沢駅南口ガード抜けた線路沿い

07秋〜下北沢（1）

　

下北沢は昨年の12月と今年の5月に何回かMy blogに取り上げてはいるものの〜
この街のゴチャ々と雑多で気楽で気取らない、掴みどころがないエネルギーの満ちた地区は・・何度訪れても飽きる事は無く、また来てみたくなる。

小田急沿線の工事の真っただ中にある、この駅ホームに夏を過ぎて初めて降り立った。
ホームの端まで見渡しても、それらしい物音も今はせず、とても静かで頭上の時計は、午後の３時まであと７,８分の位置に黄色い長針が来ている。

朝と夕方のラッシュアワーが嘘の様に、赤児を連れた姉妹？？がベンチで休んでいる。
ベビーカーが横に置いてあり、田舎の駅かと一瞬見間違えそうな、こんな下北沢駅の光景が見られるのも、この午後のわずかな貴重な時間と言える・・。

ーホームから階段をあがり改札口へと向いながら壁の汚れとイタズラ書きに眼がいく、
中途で振り向いて上からの目線でほとんど人影もない駅ホームを一枚撮影するー

【場所】小田急線、下北沢駅構内・・

「水道工事・・」

　

取水栓とでも云うのか〜正確な呼び名を知らない・・。
一般道路から自宅の敷地内へと取り込む、水道の鉄の栓周囲の地面が二,三日前から濡れて水たまりが出来たのに気付いて・・地元の調布市水道局へ連絡を入れた。
取り次いだ担当者が、スピーディーで親切な対応をしてくれてスムーズに事は運んで、昨日の朝に機械工具を積んだ車で来てくれて、９時から工事が行われた。

工事の時間が昼頃までかかると云われ〜元栓を締めるので水の供給がストップする・・
急いで鍋やバケツ数個に使う水の確保をした。

つい最近にTVで「世界仰天ニュース映像」を見るともなしに見ていた。
アメリカで水道管＆栓の破裂で、横の家が一瞬時に大破して、めちゃくちゃになった無惨な姿を見たばかりだった・・。
まさかそんな事にはならないと思ったが、迷う事無く直ぐに通報をしたのだった。

ー道路沿いでもあり、車の往来を注意する一人と、地面を掘って作業する２名とが・・
テキパキと進行して、１０時半には地面を元通りにして引きあげて行かれた〜
どうも有り難う〜感謝します！！ー

【場所】調布市、自宅の駐車場で〜

「新聞を読むのだ！」

小雨がぱらつく午後に、自転車に乗って川沿いの道を走ると〜
上流で雨が降っている事を示すように、いつもより流れの量が多い。
川筋がうねって曲がる場所ではグルリ渦が巻き、波音が耳に届いてくる。

うすく暖房を感じるK図書館内に入ると、なぜか今日は親子連れの姿が多く来ていた。
入って直ぐにある受付カウンターの周辺が、とくに混雑をしてにぎわっていた・・。
今日は２階へは上がらずに、１階を一周めぐって手早く今回借りる分の雑誌を選び・・
５冊確保すると、立ち並んだ本棚の間を通り受付カウンターへと抜け出た。

そこには〜この親父が傍若無人な態度で、新聞を読む姿があった。
３人掛けのソファーに陣取り、足元の床にまで新聞の束をひろげて置いている。
そしてこのソファーが、まるで自分の場所である目印とでも云うように・・
濡れた傘を置いてある〜このバカ！！
ここは館内に設置されてある、喫茶店コーナーがすぐ右手にある。

ー来た時とは反対の川沿いの道を走ると・・・
サクラの枝がひろがる並木の下で、羽虫の大群にぶつかった〜
手で払いながら進むと、独特な腐臭が鼻を突いて来て・・
路上に落ちたギンナンの残骸だけがあり、強く匂った・・ー

【場所】世田谷区立K図書館にて