[Rappo' Land blog]

Echika 2007／12

日本の中心地・・Tokyoのアンダーグランドを疾走する東京メトロ〜
表参道駅構内で、千代田線・銀座線・半蔵門線の各ラインが交差して乗り換える・・
その地下フロアーのスペースに展開される店々の総称がエチカ・・「Echika」

ホームに電車が到着すると同時に、各ラインからエスカレーターを上下して人の波がこのフロアーに揉まれあいながら流れてくる。　そして圧迫された風が発生して女性達の髪の毛を逆立て・・スカートの裾を捲るなどの悪戯をする。
そんな風が吹き抜けるフロアー横に、ベーグルの専門店があって客の姿が立ち並ぶ。

乗り換えの為に急ぎ足で通る所のガラス壁にOMO OMO OMOの白文字が描かれている。
【OMO  KINOKUNIYA】オモ　キノクニヤの店で入ると、おにぎり・お弁当・パンやデリお惣菜などと〜パーティー用なのかワインからシャンパン等もあり、プレゼント用にラッピングされた商品なども棚に陳列されてあった。
青山通りにあるスーパー「紀ノ国屋」をコンパクトにした、フードストアとしてこの場所を行き来する、女性達の足を立ち停めさせているようだ・・・
さらに最近では赤坂見附駅ビルに２号店が出来ている。

ー以前のこの場所には、キオスクの売店＆自販機・・何かの食品販売店があった〜
売店横で勤め人が、新聞を拡げたり、電話をしたり缶ジュースなど飲む姿があった。
現在は千代田線ホームにキオスク売店＆自販機などがある・・ー

【場所】東京メトロ表参道駅地下フロアー

「ANDERSEN」

外出をするといつも、帰りには何処かの店のパンの袋を手にしている〜

ベーカリー「ANDERSEN」成城店
アンデルセンは前回のCafe'「ディーン＆デルーカ」と同じく駅ビル「CORTY」の開業と同時にOPENしている〜今日も寄って食事パン＆菓子パンの幾つかを選んで買った。
店内ではX'masシーズンの飾り付けもされ、女店員さんが赤い三角帽子で応対していた。

ここ成城駅周辺ではパン屋戦争の様子を呈していて・・
以前からある「成城パン｣駅北口「神戸屋ベーカリー」駅南口に加えて〜
駅ビルに新規オープンしたこの「アンデルセン」「Gio 」「トロワグロ」・・
それからスーパー「OX」では紀ノ国屋のパンも売られている。
それにパンを食べれる店を加えると、他にもさらに数店がカウントされる・・。

Cafe'の店内を満たすアロマの香りと〜パン屋さんのイースト菌と柔らかな温もりの匂いで包まれると・・シアワセな味とでも言うか、その幸福感がたまらないのです。

ー新宿や上野・青山など都心で美味しそうなパンを見つけて買い・・
ラッシュの満員電車で押しつぶされた、くやしさを何度か経験している〜
地元の駅前で買うとその心配は無用となる・・・ー

【場所】成城駅前からスグ〜

[DEAN & DEUCA]

都心へと出掛け、その日一日の用事を終えて地元の駅へと戻って来ると〜
Cafe'に寄ってコーヒーの一杯でも飲みたくなる・・・。

車内での混雑から解放された安心感と共に、自分にとっての癒しの為・・
かぐわしいアロマの香りに満ちた、Cafe'の席に座って休息したくなる。

[DEAN & DEUCA]
成城駅北口を出た左角にある・・全面ガラス壁のシースルーのこのCafe'に初めて入った。
一年前（2006年9月）に駅ビル「CORTY」が誕生したと同時にOPENしているが〜
なぜか今まで一度も寄った事は無かった・・。
カプチーノを飲みながらガラス越しに〜駅から出て来る人、駅へ向い急ぎ足で入って行く人、路線バスから降りて来る人、タクシー乗り場で並んで待つ人・・など々〜
駅前を行き来する人達の様子と、駅前商店街の落葉の舞う風景が一望出来る。

このCafe'の場所では、以前スーパー「OX」が永年にわたり営業していた、そして私が座る席は買い物客が並ぶレジのあたりに当たる。駅の建物が解体され何も無くなり・・
基礎工事中はこの写真を見る のように殺伐とした光景だったのだ。
日中の明るい時間に外から見ていたこの店は、シースルーで居心地悪く感じていたが〜
人との待ち合せには見通しが良いので便利に使えると思う。

ー軽食＆ランチ等があり、パン＆ケーキ各種がガラスケースに並んでいる・・
この店内では空気の澱みを感じさせない、清潔さが良いと思えた・・ー

【場所】成城駅北口〜０分にある

「めし喰う牛角」

２００７年末の１２月になってもうすでに一週間が過ぎた〜
日が暮れると気温が下がり街を冷気が漂い流れてくる・・・。

熱くホットな食事を・・そして安く食べられる「めし屋」を・・・。
成城駅南口から１分もかからないで行ける、バス停近くにある「牛角食堂」に今夜は決定して、レンガ造りの階段を降りた。

ドアを開けた店内では肉の焼けた煙い匂いと、甘辛いソース類の匂いが満ちている。
右手の壁に面して、単独客用ロングテーブル＆椅子席が１０席ぐらい用意されている。
あとは向かい合って座るテーブル席が１０前後は有り、低い仕切りを過ぎた店奥の厨房あたりにも席があるらしく、そこから女性客達の声が聴こえる。

今夜私がガシガシ、フゥーフゥー、ワシワシ食べたのは〜
豆腐チゲ鍋セット（土鍋に豆腐がたっぷり／冬野菜の下に数枚の豚肉が固まってあり／白菜キムチが上にのっている、小鉢に生卵が一個付いてくる）鍋を半分食べてから、ごはんを投入してオジヤにして完食する！！
ちなみに同行者は、めんたいチーズ石焼ビビンバを食べていた、温泉玉子を追加して・・。
鍋底の御飯のコゲ色が美味しそうだった。

ーこの店の天井は各種配線＆鉄骨をムキ出しに見せる構造をしている〜
そこにBOSEスピーカーが配置され、サックスの低いうねりが流れてくる・・
BGMに今夜もJazzを鳴らしている・・ー

【場所】小田急線成城学園駅南口〜１分

｢黄葉のトンネル」

日が暮れて夜の領域に切り替わったばかりでも・・
駅前の人でにぎわう明るい場所から、街角を渡ってほんの少し離れたこの並木道へ来ると、もうこんなに暗くなっている。

学園の正門前から西へ向い一直線にイチョウの大木が植えられた並木道では、猛暑つづきだった夏を過ぎて〜晩秋の黄葉の時季を迎えた。
今年も楽しみに待っていたのは、私だけでは勿論なく、イチョウ並木を通る人達の大人も子供も、歩道に散り積もった黄色い落葉をカサ々パシ々踏んでゆく。

一定の距離を置いて樹間に立つ街路灯の照らす明りが、幾千幾万幾億の黄色い葉が織り紡いだトンネルの内側を浮かびあがらせている。
そして真下に立っている自分は、華やかなこの洞窟の住人にでもなった様な心地がしてくるのだ？？？

ーイチョウは美味しい実のギンナンが副産物として収穫される・・
今年は20コ程しか見つけていないが、近くから独特な臭気が漂って来る。
夜が始まったばかりで木々の間からは、まだ明るく青い空が見える時刻だ・・
これから未だ々黄葉の並木は深い夜へ向ってゆく・・ー

【場所】成城学園前のストリート

07冬〜下北沢（13）

学習塾の看板少女（下北沢駅ホーム）〜

セーラー服姿の女学生がこのホーム中央あたりの、大きな看板の中で清楚に愁を含んだ表情で椅子に座っている。

井の頭線の電車が頭上をガタゴン通過してゆく〜ここは２本の私鉄の線路が上下で交差するポイントなので、ホーム上にもその重量を支える為の太いコンクリート柱が数本立っている。
そしてこの辺りはホームの幅が狭くて太い柱が邪魔な存在でもあり、人の流れが停滞しがちとなる。
その為に駅員が出ていて、乗降客達に注意を促している姿を常時・・見かける場所なのだ！！

視点を移動して駅舎の階段上にある窓からホームを眺めると〜この写真を見る 錆びて黒く汚れた旧式の鉄橋構造の足元の狭いホーム上に、駅員の姿が確かに写っている・・。

早々とオレンジ色の冬の陽がホーム上に振りそそぎ、レールが反射して光っている。

ー電車がこのホームに到着するごとに、影の部分が大きく広がリ濃度を増してゆく・・
そして冬の夕暮れの幕が一枚一枚と重なると、夜の始まりのベルが鳴りひびくー

【場所】下北沢駅ホーム、私鉄２本が交差するあたり〜

07冬〜下北沢（12）

小田急線の復々線工事ー下北沢駅の周辺〜

下北沢駅構内では、まだ工事による大きな変化が表面上では、見られないに等しい・・。
西へ２駅の梅ヶ丘〜世田谷代田の辺りでは、沿線と新駅の工事の真っ最中で、刻々と大変貌してゆく様子が毎回通るごとに車窓からはっきりと確認する事が出来る。
また東へ２駅代々木上原〜東北沢の線路際でも工事中の荒々しい戦場が展開されている。

線路際の周囲を視察すると、現場を囲う金網フェンスの中に、工事車輌、作業機械の数々、各種機材の山、作業員の仮設小屋・・・とある。
下北沢駅が地下の発着となる為か・・地下を掘削する機械とみられる巨大な装置物が幾つか有り、線路際には添うように黒い大蛇の様な長いホースが束ねられて、横たわり置かれている。

ー最近では写真集として、廃墟の風景や、廃工場・病院・施設・・etc〜
ビル建設現場の風景写真集などが人気で売れているらしい・・・
確かに何かのエネルギーがそこには秘められて存在する・・ー

【場所】小田急沿線の工事現場〜

07冬〜下北沢（11）

ふたたび商店街から小田急線の「踏み切り」へ戻って来た〜
下北沢駅から新宿へと数えて２つ目のこの踏み切りは駅前とが違って、商店の密集する横丁の路地を抜けた場所にある。
だからこの街の生活者か、もしくは何度も来訪していて、この街に精通する人達が行き来する踏み切りと言える。

その証拠に赤児を連れて乳母車を押して渡る母親〜
楽器を肩にかけて歩きながら会話に夢中で渡る、ミュージシャン仲間の若者〜
これからお出掛けらしいコート姿の女二人、買物帰りか自転車で渡る母と息子・・etc。

時間が無くて急いでいる時には、こんな邪魔な障害物でも・・・ぶらり通りかかる時には線路前にて立ち停まる少しの間に、何かを考えさせ、思い起こさせる場所でもある。

ー待つ間に新宿方面からこちらに向って来る飛行船が上空に浮かぶ姿を見つけた・・
幾つかのビルを越えて近くに来たら、写真に収めようと渡らずに待ち構えていたら〜
横並びの人達の皆は向こう側に渡り終えて、踏み切りが閉じてしまった。
巨きなビルの陰に入ったら飛行船は見えなくなり消えてしまった？？？
空の上にも踏み切りがあって、向こう側に渡って行ってしまったのか・・ー

【場所】下北沢駅東２つ目の踏切り・・

07冬〜下北沢（10）

Merry Christmas・・クリスマス商戦が始まった〜

東京都内の最近開発された地域では〜
このところ一斉にX'masのイルミネーションが点灯され始めて・・
ビル街の夜空に輝く、光りの並木映像が美しく・・TV中継されていた。
それは勿論の事、あまたの客を誘導して、購買欲に火をつける作戦なのだ〜。

規模の大小の差に区別は無く、年末のこの時期を待って、何処の街の、どの商店街の、どんな店でもが、身の丈に合ったスタイルで各々がX'masを迎える飾り付けを開始する。

ここ一番街の通りの角地にあるブティツク＆雑貨店では、店前のスペースに〜
パラソル、テーブル、チェアーがセットで置かれている。
すぐ前を歩いていた若い女性の二人組が明かりを灯したスノーマンを見てカワイイ！！
と叫んで吸い込まれるようにShop内へと入って行った・・。
スノーマンのユーモラスで人を和ませるキャラクターを店前に使った誘導作戦が〜
見事に成功したと云う事か・・・。

巨きな赤い靴がブティツクのショーケースの上に乗っていた〜
一番街から幾つかの道筋を渡った、少し離れた場所での商業ビルの路面店の展示装飾。

ー赤い靴を見ているとリズミカルなダンサーの足の動きを連想させる〜
赤い靴を履いていた事があった、銀座ワシントンで買ったスリップオンで・・
とても気に入っていた、気持ちは軽くなったが、動きはどうだったのか・・ー

07冬〜下北沢（9）

一番街の通りの中程から、角を右に曲がって東北沢方向へとゆく〜
そこはゆるく細い坂道で、登ると小ギレイな住宅地域となり静かに冬空の下に伏していた。
「木の植わる民家」・・何か気がかりを覚えて来た道を戻って来ると、そこにこの木の植わる２階建ての民家があったのだった。
そして木がこの民家では大切に育てられ、人間と共に昭和を生きて来た・・そんな歴史をそこに見る思いがした。
通りに面した階下はガラス戸越しに見える様子から判断すると、何かの作業所か仕事場としてのスペースなのでしょうか・・・。
ガラス戸前にアロエの鉢などが置かれ、初冬の弱い陽射しを浴びて暴れている・・。

この室内からは、黒く見える木の根元が伸びて〜１階の屋根を突き抜けて室外へと幹と枝が伸び広がり、２階の屋根へまでも、その先端は届いている。
年末の寒空に豊かに濃い緑の枝葉を拡げる、この常緑樹の種類は何なのだろうか？？枇杷の葉に形が似ているが、でも違うだろうと思う。

ー下北沢と云う場所は賑やかな駅前を離れると〜
東西南北へと伸びる道の先に住宅地が広がる・・
その一般住宅が建ち並ぶ地域の一角には〜
ポツンとShopが単独であったりする・・。
今回も東北沢へと坂をあがると一軒のShopの看板を見かけた。
隠れ家を趣向する人達には良いのかも・・ー

【場所】下北沢から東北沢へ向う辺り・・