お酒を飲むのが好きな人は、一日の仕事を終えると日暮れ時の街に出て〜
最寄り駅の近くあたりにある、お気に入りの店で一杯やるのが日々の楽しみなのだろう。
そういう人達を目当てにした飲食店が、浅草橋駅の周囲には乱立している。
少しモダンな居酒屋の風貌をしたこの店は、店名&電話番号が白抜きされた〜
大きな青いテントが目印のようで、テントの内側には日本酒の一升瓶が飾られている。
そして表の大通りから曲がって入って来る車から、店を護るように路上にはビールケースが積み置かれて・・結界を築いている。
厨房では手を休めずに、若い男が黙々と仕込み作業をこなしてゆく姿が見えている。
店内では電球の明かりが、壁にズラリ貼られたメニュー札を黄色く照らし出している。
店の横に廻るとそこには身体を横にしなければ出入りが出来ない勝手口の細いドアがあり、それと厨房から調理中の匂いを吐き出す換気口が見える。
壁の高い所に空調の室外機が取り付けてあり,下の方には店内へ取り込むガスの配管が走っている。角の路上には発電機らしいBoxの2台が、外灯の根元に置かれてある。
ーあと数時間もすれば、やがてこの街は夜を迎える〜
そして街に休息を求めに訪れる人達が、駅裏の横丁の居酒屋を見つけて・・
テントを潜ると、黄色い明かりの店内でツマミを選びコップ酒を酌み交わすのかー
【場所】浅草橋駅の近く〜
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