[Rappo' Land blog]

毒ダミの花

　　　　　

生命力が強くそしてキレイな花「ドクダミの花」
毒と名が付けられる程に旺盛な繁殖力を発揮する。
自宅の物置きの横や庭の隅で、手入れを怠ると群生して姿をあらわす！！

成城学園の駅から北へ向うと、桜の並木がつづく閑静な街並がある。
この並木通りの角地にあるのが写真の建物で、永年の時代の波に洗われた古色を帯びた様子は、どうやら住人が不在となったのだろうか・・。
その証拠は玄関前の木造りの門が閉められたままであり、毒ダミの花が群生している。
瓦屋根と白モルタル壁の和風二階屋が渋い庭木（松、柘植、南天、など花木・・等々）の繁茂で外からは見えない状態になっている。

この家で中流以上の堅実な生活者の家族が暮らした事を物語るのは、家の周囲を大谷石で三段ぐらい積んだ腰高位置の石塀が組まれた上に、笹を垣根としてびっしり隙間無く植え込まれているのだこの写真を見る 。
笹は雨に濡れると艶々と輝いて香り立ち、殺菌作用にも優れている植物と言われている。

濃い緑のハート型の葉は強い生命力を感じさせて、独特な強い匂いを発するが〜
その花を良く見ると、可憐で美しい事に気付かされる・・・毒ダミの花。

ー今はスーパーなどでも「毒ダミ茶」とした製品で売られているのを見かけるが〜
溶いた小麦粉で天ぷらにすると臭みも消えて、美味しく食べられる食材でもあるー

【場所】世、成城サクラ並木・・

[OX]で買物を

月曜日の夕食の時間は見たいTV番組があるので〜
外食するのを取りやめて成城駅のスーパー「OX」に寄って買物する！！

あたり前な事ですがこの時間帯は、夕方の買い物客でスーパーはとても混雑している。
そんな店内はクーラーが強めに効いていて、奥の肉や魚などの生鮮食料品コーナーの辺りでは肌寒さを感じてしまうほどだ・・。
クーラーの冷気には虚弱体質でもあるので、入口の近くに戻る事にする。

レジ横に「骨付きハム」の暖簾と立て看板があり、ハム肉メーカーが出張販売をしていた。
コンパクトに設けられたコーナーに製品が並べてあるが、今ひとつ集客率が悪いらしく通る客をつかまえては気弱に商品の説明をしている。

明るくライトアップされた贈答用品のコーナーには、花々と果物が陳列されてあった。
ランク分けされたバスケットの中には、リンゴ、メロン、枇杷、オレンジ、桃、マンゴ〜
サクランボ、マスカット・・いずれも艶つやと華やかに照り輝いたフォトジェニックな姿で飾られていた。

ー骨付きハム・・のコーナーは週替わりで他の食品メーカーが直接販売しているようで〜
先週はたしかシュウマイ、餃子、春巻き・・など中華食材の実演をしていたー

【場所】小田急、成城学園前駅ビル内

Echika-表参道

東京メトロ表参道駅に２年前に誕生した駅中Shop街〜
半蔵門線、銀座線、千代田線が相互乗り入れをして行き交う場所として会社員、学生、老若男女及び不特定多数の若者達で一日中にわたり混雑している。
東京メトロのネットワークの通路として正に”坩堝状態”を呈している感がある！！

東京の地下鉄を愛用する者として〜外の街風景を見る事は出来ないものの、雨などの天候に左右されずに各ラインを乗り継いでゆけば、目的の場所にすんなり到達する事が出来る。
さらに地上にあがる瞬間に、すでに見慣れたその街が新鮮に見える事もあるのです？？

Echikaの通路に幾つかのShopがあり通行する客の足を引き止めている。

□BAGEL&BAGELー写真でわかるようにベーグルを販売する専門店としてここにある。
個人的には特別好きではないが、人の好みは千差万別であり人気があるようだ。
店の造りは開放的で楽しそうで、店員さん達も明るく好い感じをしている。
□OMO KINOKUNIYAー名前でわかるように「紀ノ国屋」がコンパクトに出店している。
そんなに広くない店内のフードストアで、おにぎりやお弁当、パンやパックしたお惣菜などが売られている。また紀ノ国屋らしくワイン、シャンパンも棚に並んでいて輸入物のチーズ各種類が置かれてあった。

ー最近は駅中の飲食店（スタンドも含め）が増えているがどうなんだろうか・・
自分の好みで言えば駅中（地下）にはドラッグストアとCafe'があれば良いと思うー

【場所】表参道駅内を千代田線に向う〜

上野広小路交叉点

東京の下町として何故か近年は人気の、根津で生まれ育った自分にとって〜
上野広小路の界隈は、松坂屋デパートを中心として広がる一帯は・・
何とも魅力的な大都会として子供の頃は目に映り、また感じてもいた！！

隣の上野は駅を中心とした大きな街でも北関東から東北地方の匂いが漂っていて、良い意味でも田舎くさい色彩が溢れたベタつく街なのだ。それが広小路はデパートがもつ明るさと、ショッピングに訪れたり飲食するなどで華やかな雰囲気にあふれている。
あまりうまく言えないが交叉点の近くには、大人の街としての歓楽街も控えている。

この写真に見える街角の宝くじ売り場は昔からあって、父親が昔からここで買っていた。
永い間全然当たった事が無かった父親はそれでも買い続けて晩年になって百万円を当てたと、亡くなってから母親から聴かされた・・ポッリと突然に。

ー何だかうまく言えないが・・上野広小路が好きだ・・昔から来ているから〜
湯島も近い・・本郷も近い・・池之端も近い・・上野の山も近いから。
根津へもメトロ千代田線に乗れば直ぐに行ける〜もう５年以上行ってないけどー

【場所】上野松坂屋デパート前

ジュエリータウン

ジュエリータウンと呼ばれる場所はどこにあるのか〜それはJR御徒町駅の周辺東西に広がるエリアを言う・・そしてこの街を歩いているとルビー通り、サファイヤ＆エメラルド通りなどの宝石の名前がつけられた道があるのです！！

JR山手線と京浜東北線とで隣り合う上野駅の周辺には上野の街が存在していても、御徒町駅の周辺には御徒町と言う名の街は無く、ここも町名は上野になるのです。
少しだけミニ情報を言えば・・明治五年に御徒町の街は誕生したのですが、昭和３９年に住居表示変更が行われて消されてしまい、現在ではJR山手線や地下鉄日比谷線＆大江戸線に駅名だけが残され使われている。

写真はサファイヤ通りで、同行者が時計の電池交換に近くの店に消えてから出て来ない。
待つ間に少しかげり始めてきた路上で、何度かシャツターを押して撮影しておいた。

ーこの街は、日本各地から集合して来る人達が休息する喫茶店や飲食店がかなり有る。
日暮れから夜の訪れと共に、賑わいそうな焼肉店がソロソロ目を覚ます気配がするー

「場所】JR御徒町駅の東側で

ペリカンふたたび

前回の六月中旬に来た時に買い込んだ三種類のパンを、家に帰ってすぐに冷凍保存しておいた。朝食の際にそれらを小出しでトーストして三四日で食べ切ってしまった。その後は穴埋め的にスーパーのパンを食べても、何か満たされる事は無かった。
そして六月の後半になった今回も用事にかこつけて、ふたたびペリカンの店へとやって来る事が出来た！！

梅雨の時季を感じさせない直射日光の当たる中で、幅広い国際通りを渡る。
先日来たばかりで、別に変わった様子も見えない赤いテントの店前にくると・・・
この店には珍しく先客の姿が一人も見えなかった。

店内の右壁一面に、ズラリと作り付けられてある使い込まれた木の棚で〜
パン達は何処からかやって来る、客の訪れるのを待っていてくれる。
そこへやって来た不特定多数の客達は、幾つかのパンを手に持つと・・
その香りと存在感の重味で何とも幸福な気持ちになるのだった〜。

いつ頃からかこの表通りには大きなビルやホテルが屏風の様に建つ街並に変化している。そんなビルの一二階には路面店としてコンビニやCafe'チェーン店が営業をしている。

ー今日のメインである用事の家へと向う為に国際通りを西側へとターンする。
ビルの間の細道はひんやりした空気が流れていて、古い民家が軒を接している。
猫の姿も無い静かな裏通りをゆくと、小さな寺が時々あったりするー

【場所】台東区寿ー４丁目

田原町で下車

Tokyoメトロ銀座線の終点は浅草駅になる、そこから駅を出ると〜
雷門から仲見世通りの繁華街で混雑する真っただ中に突入してしまう。
そこで浅草通と云われる人達は一つ手前の駅である田原町で下車して・・
余裕を持ってゆっくりと浅草の六区へと足を運んでゆく！！

日本の地下鉄のパイオニア路線にある田原町駅は、地下の改札口を出て階段のワンステップに足を乗せると、地上からの明かりと共に車の往来する音が、ダイレクトに降って来る、そんな小さな駅なのだ。
銀座＆渋谷方面に向う乗車ホームへ行く連絡通路があって、改札横からの細く深い階段を下りて行くと反対側の駅改札口へと繋がっている・・。

出た場所は三ノ輪から言問橋通りを越えて来て、さらに蔵前へと向って車の流れが途切れない国際通り沿いで、近くに昔からある焼そば屋の匂いが今日も漂って来る。
また上野から駒形橋へと一直線で走る浅草通りとが出会う、交叉点の角地でもある。

ーここから歩いて駒形橋はそんなに遠くなく、渡った向う側は墨田区のエリアになる。
今年になってからは、未だ隅田川の流れを見ていない事に気が付いた・・ー

【場所】東京メトロ銀座線ー田原町駅

三筋二丁目交叉点

　　　　　　

当たり前の事なのですが、東京の街を歩くと云う事は〜
大小の表通り〜裏通り〜表通りと、幾本もの道筋を渡りゆく事になる。
また街の四つ角にと出れば、目的の場所に向って・・・
幾つかの交叉点を、越えてゆく事になる！！

ここ台東区の三筋町や小島町あたりには、各種の職人さん達が多く住むエリアとして知られている。歩いて来た途中の街並にも、金網専門店、螺子の専門店、砥石だけを並べた店、江戸指し物＆桐箱屋さん等々があったが、それらの店の奥の作業場では様々な物音がして、仕事をしている動きがあった。

ここの交叉点に於いては、西から来る春日通りが本郷〜湯島〜御徒町と通って来て・・
この先から東は厩橋で隅田川を渡ると、本所の地区に侵入ってゆく。
また一方の北から来る新堀通りは、三ノ輪〜カッパ橋道具街を通過してこの角に至り〜
さらに蔵前と浅草橋の問屋街エリアの南へと向って伸びてゆく。

ーこの四つ角には、とんかつ屋、お弁当の店、うどん＆そば店、カレー店などが集まる〜
自分が立つ側にも、うどん＆そばの立ち食い店や中華店などの小店が並んでいるー

【場所】台東区三筋町・・

車中白帽会談・・

　　　　　　

　　　　　　

この時季は雨が降らなくても小田急線の車内は湿気が充満している〜
未だラッシュになる前の時間でも、もうすでに混雑する乗客の発する体温も加わってか、車中は蒸し暑く汗ばむ空気が漂っている！！

車窓に向って並び立つ大人達の背後の谷間で、黒革のランドセルを背負った四つの白い帽子（学帽の夏用カバー）が寄り合って、楽しそうな会談の輪をつくっている。
そこには他の乗客達とは違う湿り気の無い爽やかな空気が流れているようだ。

自分が中学生の頃に、この夏用の白い帽子カバーが大好きだった時期があった。
年がら年中を過ごす黒づくめの学生服が、この白いカバーで変化がつけられたから。
夏を過ぎて秋の遠足にも被ってゆき、自分一人が白い帽子で写っている記念写真が〜
古いアルバムの何れかに貼ってあるはずだ・・・。

ー工事中の下北沢駅ホームを出発して、世田谷代田で環七通りを渡って過ぎ〜
梅ヶ丘〜豪徳寺を通過したはずだから、今この電車は経堂あたりを走行中か・・ー

【場所】小田急線で経堂の街を通過中の車内

08’草喰われの家-3

これまでにこんなに奇麗で美しい草喰われの家を見た事は無かった〜
編み目の一つ一つが精巧な葉の形で織られた建築服を着ているようだ！！

建物は豪邸と呼ぶに相応しく大きな敷地スペースにゆったりと建てられた〜
コンクリート打ちっ放しのモダンな２階屋で、ここから一本道を越えた先の公園から吹いて流れて来る、涼風を感じとれる近さに位置する場所にある。

南には、たっぷりと陽光を受けた庭とテラスが広くとってあるらしく・・・
写真は北側の壁面を写していて、大きくとった横長の窓を残して他の全ての壁面は隙間も無くびっしりと一枚一枚の葉で美事に埋め尽くされている。
建物の外周のブロック塀も、密な葉模様の建築服を着て陽を浴びて輝いている。

草喰われの家のイメージは、悲哀を含んだ年老いた廃屋の美を想像していたが〜
健康的な緑の服を着た働き盛りのイメージを今回は持つ事が出来た。

ー緑の木立や、地を埋める草や花は、目に優しい事は勿論の事〜
雑音など耳への騒音に対しても、軽減するフィルターの役目をしてくれている・・ー

【場所】世田谷区上祖師谷３丁目・・