[Rappo' Land blog]

カマボコ・ハウス

　　

祖師谷商店街の通りから成城方面へと曲がると〜
マンションのような大きな建物があり、祖師谷温泉の看板が出ていた。
この辺りは住宅地区で中小のマンションや集合住宅が多く建っている・・
また庭を持つ一般住宅も軒を連ねて、新旧の建物が混在している！！

そんな道筋をゆくと、コンクリートの３階建て建築物が少し他とは違う異様な雰囲気を醸し出して出現した。と言うのも最上階を見ると、正に板に乗ったカマボコを彷彿とさせる形状をしている。プラネタリウムのようにも見えるし、個人の研究所か資料館かなとも思っていると、◯△工房と読めるプレートが植え込みに差してあった。

そう云えば正面の右から上がる２階にテラスがあって独立した入口ドアが見える。
現在は建物の一部をメンテナンスでもしているのか、４・５台は駐車可能な玄関前のスペースに車は置かれて無くて、ただブルーシートが丸めてある・・・。

ーカマボコ・ハウスと云うと米軍の兵舎の事が、思い浮んでしまうが〜
このカマボココンクリートには、ムーミン的なホノボノした優しさが漂っているー

【場所】祖師谷４丁目あたり〜

巨大アザミ

つい数日前に自宅から近くの竹林の道をゆくと〜
立ち並ぶ孟宗竹の緑の中に、鮮やかな紫の花が揺れていた・・
近づくと大きなアザミの花が一輪だけグラマラスに咲いていた！！

それまでに知っていたアザミの花は、せいぜい３〜４センチの大きさだったので〜
サイズが倍もあるその見事な大きさに驚かされたのだった。
その時に思ったのは、１株の中でたった１輪の花だけが咲いていたので〜
結果的に養分が集中して大きく育ったに違いないと、自分勝手に承知して納得をした。

ところが今回は身の丈ぐらいあるアザミの大株を見付けてしまった。
大石橋から祖師谷の地域に入って直ぐの所に小ギレイな中層マンションが２・３棟並んでいて、フェンスに囲まれた庭内で写真にある巨大アザミの花が幾つも咲いていたのです。
こんなに巨大なアザミが有るのを初めて見たし，初めて知った・・・。

ー奥多摩あたりを歩いた時に群生していた山辺のアザミ〜
団地の裏の草地で雑草と共に生きていたアザミ・・・
道路に切り取られて残った哀れな雑木林で咲いていたアザミ〜
それらのアザミは皆が皆とも膝から腰までの背丈だった・・・ー

【場所】祖師谷４丁目・・・

鉄囲いの窓

混雑のウルトラマン商店街から一歩裏へと曲がってゆくと〜
住宅の密集する地域がひろがって複雑な迷い道が連続する！！

表の商店街からの喧騒も伝わってくるような角地にこの家はあって、建物の全体をダークトーンの色調に装っており何か気になって近づくと、幾つか見える窓のまわりを鉄材でカバー装飾してあった。一つ小さなカバーはガスメーターの計器だった。

曲がり角の窓の中に手吹きガラスの小鉢が展示されてあり、その右横にまわると玄関があってガラスドアに小さくギャラリーの文字が書かれてあった。
この場所は知っていても、ギャラリーだったとは今回はじめて知った事だった。
こんな目立たない場所にある小さなギャラリーには、一体どんな客達が訪問するのだろうか。要らぬお世話だが、少し謎めいた出会いでもあるのかも知れないと予想する〜。

ー世田谷の地はタクシードライバー泣かせの場所と云われている〜
この祖師谷あたりにも、迷路のような複雑な道が多くある・・。
何度も曲がるうね々道だったり、先細りになって畑で消えたり、行き止まりだったりー

【場所】祖師谷５丁目あたり

「一富士」和菓子店

最近は夏の暑い日でも、熱いお茶を飲むように心がけている〜
そして日本茶にはやはり、和菓子などの甘さがぴったりくる！！

【一富士】の和菓子店へは今年の春過ぎに初めて寄ってから何度か足を運んでいる。
ウルトラマン商店街通りにあっても、祖師ケ谷大蔵駅からは少し離れた場所にあって〜
どちらかと云うと，北詰めの塚戸交差点に寄った辺りになる。

今日は団子・きんつば・を選んでから、黄な粉をまぶした冷やし大福を見つけて初めて買った。今日はいつもの小母さんではなく，お兄さんからの説明では冷蔵庫で冷たくしてから、召しあがって下さいとの事だった〜夏むきに作られているのだ・・。

「一富士」は他店より控えめな価格を守っていて、値上げが問題になっている現在にあって貴重な店と云えるようだ。店は狭いがガラス戸から見える奥の作業場では、小母さん達の立ち働く姿が見えていて何か安心感を抱ける。

ーお盆の時季でもあり入口にバケツ容器に入った花を置いて売っている〜
店前の通りを流れる風が、水ようかん’と書いたノボリをハタと揺らしてゆくー

【場所】世田谷ウルトラマン商店街にて

大石橋（たいしばし）

成城地区と祖師谷地区の間には仙川がゆるゆと流れている〜
北から南へと下る流れの上に架かる大石橋が、両の地区を結んでいる！！

この橋を祖師谷側へと渡るとすぐに道は左へと曲折しており見通しが悪いので、この辺りでは車は通りずらそうにノロノロと歩く位のスピードでハンドルを切ってゆく。

成城側の川沿いには、上流にある祖師谷公園の一帯から幾つかの橋を過ぎて下流にある成城学園グランドにと通じる遊歩道が敷かれてある。朝夕を問わずに散歩やジョギングの人達が多く川辺の道を歩きに訪れる、愛犬を連れて毎日来る常連さんも居たりする。

この大石橋はかなり使い古された様子で、水色に何度も塗られた手すりにサビが目立つ。
夕暮れ時になると橋の下からコウモリの数羽が姿を見せて、虫を追って川岸から川面近くをパタパタと不規則で独特な飛び方をして見せている。
写真に見えるこんもりした森は観世音堂の丘で、この辺り夜は真っ暗な一帯となる。

ー昔から流水をじっと見つめるクセが有り、洗濯機の渦巻く流れも見てしまうのだ〜
流れには何か気分をリセットされるようで、今日も橋から川の流れを見ている・・ー

【場所】成城〜祖師谷の境界

あじさいの花

　　　　　

ここ数日は３０度を越す暑さが続いても、梅雨明けは未だなのか〜
ぐずつく雨模様の曇り空の下で、鮮やかに咲いてくれる紫陽花が好きだ。
２年前に６号鉢に植えた（挿し木）ガクアジサイが今年は一輪だけ咲いた・・
昨年は枝と緑の葉だけが育っただけで、花は無かったので感激した！！

高いフェンスに囲まれたテニスクラブ横の道を直進してゆくと、この写真のガクアジサイの大きな群れが目の前に出現した。それは屋敷の玄関左に面したこの家の庭から塀越しに紫、ブルー、白と、緑の打ち重なる葉をバックに咲き誇る様は、こちらの目に鮮やかにプリントされた。

静かな住宅地域でもあるこの道沿いに建つ家々の人達は、皆が花好きのようで〜
玄関前のアプローチに種々の植木鉢を置いて、見せるガーディニングをする家や・・
鉄柵に蔓薔薇をからませ、間に吊り鉢でインパチェンスをセットしたりとアイディアを工夫して楽しんでいる。

ーこの時季、あじさいは鎌倉にある寺院が有名で一般に良く知られているが〜
東京郊外の青梅には、全山が紫陽花で埋まる塩船観音と言う古刹があり、お進めするー

【場所】世田谷区成城-９丁目あたり

洋館の円窓

自分をも含めて人間は日常の出会いを、案外と見逃しているものです。
いつも駅への行き帰りに、この洋館の前の道を通っているのに〜
道沿いの植え込みの緑が分厚く繁っている事もあって・・
建物Topの屋根の一部分だけしか、記憶してはいなかった！！

植木の職人さんが来て刈り込みが行われたのか，玄関前あたりの鬱蒼としていた庭木が整理されて、格式のある門からのアプローチや建物の各部分が見えて来た。

おそらく昭和の初期に建築されたであろうこの洋館には、和洋折衷の様式が多く見られて、屋根瓦や玄関から上にみえる円窓が特徴的でありその他にも和のテイストが使われている。
建物ばかりに限らず、庭木にも枝ぶりの良い松をはじめに柘植、南天、椿と・・等々の和風好みの植物で、洋館の周囲を落ち着いた和洋バランスに保っている。

玄関の両びらきのガラスドアのDesignと２階の四角なフォルム構成のステンド窓が〜
当時のモダンな世情の裕福な人達の暮らしを物語っている。
勿論この地域に暮らす資産家の住まいに間違いは無く、道路から一段と高い位置に建築された住宅は、茶色に焼かれた陶板タイルで建物全体をカバーされてあり、良い意味でアンティークな建築作品としても観察が出来る・・。

ー現在において、品が良くスタイルの良い洋館は有るようでなかなか存在し無い〜
思うにこの洋館が出来た頃は、銀杏並木の向うに成城の駅が見えていたでしょう・・
そして小田急電車がガタゴト走る姿も・・・ー

【場所】世田谷区成城−６丁目あたり

駅に来る人

２００６年９月に成城学園前駅は大改築されて〜
以前の様子とは全く違った、新しい駅に生まれ変わっている！！

それまでの成城駅は地上にホームがあったので、北口と南口それぞれに通り抜けるには、スーパー[OX]横の階段かエスカレーターで、改札フロアーに上がって行かなければならなかった。勿論の事に小田急線に乗るには、改札口から入って階段を下りてゆきホームに立つと、地上を走って来た電車の行き先を確かめて乗車したのだった。

それが現在では地下にホームが出来た事により、写真で見るように北口と南口が地上で繋がり、駅中でスムーズに行き来が可能になっている・・。
また駅ビル[CORTY]にレストラン及び食事所、Cafe'、ブティツク、雑貨店などが出店していて、乗車目的に駅に来る人達ばかりでなく、多目的に集まる客層の流れも以前と比べて確実に増えているようだ・・・。

ー駅の南〜北へ通り抜けるのが楽になって、自転車で来る人達もいる〜
見ていると若い人達もマナーを守って、降りて手押しで反対側へと抜けてゆくー

【場所】小田急線成城学園前駅まえ

盲導犬の車内

夕方前の時間でも、帰りの小田急線車内はそこそこ混んでいた。
「カワイイから写メを撮ろうか〜」と背後で坊主頭の高校生の声がする〜
きっと他校の可愛い女学生が乗っているのかと思っていた！！

吊り革につかまリ窓外に向けていた視線を車内に振り向けると、乗客達の間から茶色の毛布のような物が床上の見えた。一瞬にしてそれが犬だと分かると、先程の高校生の会話を・・そうだったのかと理解が出来た。

下北沢駅を出発してから、何か乗客達の動きが不自然な様子だったのだ〜。
次の経堂駅で客の多少が入れ替わると、空間が出来てラブラドール犬が伏せの状態で主人の足元で、ちゃんと役目を果たす姿がそこに確かめられた。

ー盲導犬と主人が作る世界に、周囲の乗客達が緊張して見守っているのがわかる〜
座席の乗客の靴先を見ると、どれも皆引き寄せて膝から真下に置かれている・・ー

【場所】小田急線の車内で・・

「みはし」-デパ地下店

　　　　　

　　　　　

御徒町からTokyoメトロ銀座線に乗車するには〜
松坂屋デパート地下１階の食品街からの連絡口を使っている！！

「みはし」は更に食品街から下へとエスカレーターで降りた地下２階にある。
この地下２階のフロアには、中華飯店、鳥料理店，本屋と健康グッズの店・・
喫茶店、蕎麦屋、タコ焼き店などがあって夫々営業している。
又エスカレーターを降りた直ぐの場所に、陶器、染め物、木工品、鞄袋物・・・
等の手工芸品を展示販売するコーナーがあって、次々と週替わりでやっている。

【みはし】は上野界隈では老舗であり、家族連れや常連さん達が多く訪れているようだ。
七月になると断然とアイスクリームの類いに人気が出て、売れ筋なのが分かる。
同行者はソフトクリームが好きで、私は小倉アイスを好きなようだ・・。

ー自分は普段は閉所恐怖の気味があるので、大きなビルの中や地下は苦手なのですが〜
この店では平気で居られるのは、キット子供の頃から馴染みだからなのかも知れないー

【場所】上野松坂屋デパート