いや〜まいった驚いた・・何故かと云うと20年ぐらい前に無くなったと思っていた店に出会ったからで、建物も当時とそのままに存在していたのだから・・。
年に何度か稲荷町に来ているのに気付かなかったのは、このクロンボ前の道を通らなかったと言う事なのか??
その昔にFUSSA(青梅線沿線YOKOTA)に住んでいた時には、仕事で新宿・渋谷に出ると、夜に稲荷町の父母宅へ顔を出しに寄ると中途半端なタイミングで食事が出来ない事があった。そんな時は夜中過ぎまでやっているクロンボの明かりを見付けて、ドアを開けカウンター席に座って、注文したのはハヤシライスやグラタンだった。その時の味は忘れてしまったが、店内の様子と温もりは記憶している。
クロンボが現在も営業しているのか確かめてはいないが〜今日知ったのはクロンボの店が看板建築の王道をゆくような建物だと云う事で、二階のガラス戸もしかり左右の戸袋の網代編み目のDesign等には歴史的な価値があると思った。
外観の説明をしておくと・・左ドアを入ると店の調理場で、中央のカバー部分は店内も見える料理のサンプル窓になっている、右のドアから客は入って一列にのびるバーカウンター席に腰を下ろして注文をする・・。
ー昨日の事のように思い出すのは〜この店で食べてからFUSSAまで寄り道はしなかった事。蛇が飲み込んだ蛙をじっくり味わうように、約1時間半の距離を走る電車の揺れに身を任せながら、自宅まで帰る小旅なのだった・・この蛇は時々眠っていたー
【場所】台東区、下谷神社に近く・・
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