[Rappo' Land blog]

京王線仙川陸橋

まず新宿から来る京王線の急行はこの仙川駅には停まらないから、手前の千歳烏山駅で各駅停車に乗りかえて来る事になるので、客は少しばかりかったるい思いをしている。
２000年を境として駅の大改築が始まると駅前周辺と道路も建物も新設工事が行われて、以前の駅前風景は消え去りNewTownに変貌したと言うのに！！

古くからある駅前商店街の横丁を入って少しゆくと、商店街を訪れる客用の駐車場が大きく確保して有り、そこから甲州街道に向って広く夏空が望めた。
今日来たのはこの駐車場の辺りに最近美味しいと評判のパン屋がある事を聞いていたので買いに寄ったのだが、店は見付けても残念ながら定休日でシャツターが閉じられていた。この店のパンを２・３度食べたが好きな味だった、前回は道を間違えて捜せなかったので今回を期待したのに・・。

仙川駅の辺りは地面から一段低い谷間を京王電鉄が走行している。
線路際の道を行き金網越しに下方を覗くと、谷底にレールが鈍い白さで光って見える。
崖下の片側には集中豪雨の時に冠水する谷間のレールを保護する為なのだろう、砂利が詰まった青と黄色のバケツがズラリ大量に並んで積まれて置かれてあった。

ー仙川駅を電車が出発するのが見えると直ぐに立っている陸橋下をガタリ通過した〜
逆光で暗く映る谷間を西方の調布駅，府中駅へと背を光らせて走行して行った・・ー

【場所】仙川駅の西に架かる橋上・・

デッサン＆くすり

八月のカレンダーをめくった九月１（月曜）正午の気温は３０度に達して、
我が街の上空あちらこちらで積乱雲が巨大な姿を見せていた。

　２４時間営業のコンビニがある大きなマンションの上空に・・
　駐車場経営と幾つかの家作を有する地主の、奥庭の竹薮の上空でも・・
　通りを一本渡って越した先にある郵便局の上空をば・・
　年がら年中と団子運転で走行するバスが向う駅あたりの上空にも・・

別名この入道雲は気まぐれで何時雷鳴を轟かし雨を降らすか知れない！！

そんな空を見上げながら自転車をこいで地元の調布市「Wクリニック」へと出かけた。
そこは自分が数年にわたり健康診断でお世話になっている訪問者の多い医院で、体調を整える三種の常備薬を頂いている。それが八月中旬で切れてしまい、不安な気持ちのまま半月も何も飲まないで過ごしていたのも限界で、今日貰いに来た訳だ。

クリニックの玄関待合室の壁に、幾つかの絵の額があるのは以前から知っていた。
今回その一つの額に近寄って見ると、小磯良平のデッサンだった。
婦人像を得意とする画家は国民的画家の名声を持ちながら、穏やかで優しい気質の絵を婦人雑誌（母が愛読していた）の表紙に永年描いていた事で見知っていた。

ー女医さんの問診を受けて、隣接する薬局で排尿をスムーズにする薬と、整腸剤の各種を120錠、80袋、40錠（合計￥4.040）と大量に渡されてリックに詰めて外に出ると、入道雲は少しばかり小さくなった様に見えたー

【場所】調布市若葉町・・・