[Rappo' Land blog]

そこんトコロ〜

　　　　

今しがた陽が西に沈んでいったが、未だ完全には暗転にはならずに明るさを残している。通りかかった、そこんトコロ〜はこの成城地域にある邸宅の門とは違っていて・・東京郊外は福生にある米軍[YOKOTA]基地のゲートに酷似した出入り門に[OFF LIMITS]のプレートがあり、車が一台駐車していた！！

この家の住人は「そ〜ゆーコト〜」とかの一見投げやりな言動ながら、細やかな見方をする-元祖虚脱系タレント-で、歌手でお笑いで俳優で・・番組の司会者もやる人気男でコマーシャルタレントで、日本の芸能界にあっては独自でユニークな地位を占めている。

東京都内で田園調布も成城も高級住宅地と呼ばれている〜
たしかに有名人の邸宅が多くあるのは事実であり・・その道で成功して金持ちになったから、この土地代も高額な場所に家を建てて暮らす事に一種のステイタスの気分を味わっているのだろうか。

成城の街を散策すると・・昭和の一時代を築いたビッグスターの豪邸もあるし、日本を代表する企業の社長が暮らす豪邸もある。庭に大きな保存樹木が聳え立つ政治家の屋敷もあるし、現在TVで活躍し毎日お茶の間で見るタレントの美しい邸宅もある、映画監督の家もあり、歌手の家も・・・等々ある成城はそんなトコロ。

ーそこんトコロ〜の家は表通りから裏通りまでつながる広い敷地で他の家の４〜５倍を所有していて、華美に飾らず作業棟があったり家庭菜園があったりすると聞いている・・ヨロシクー

【場所】世田谷区成城のそんなトコロ・・

月と猫じゃらし

駅前からバス停の数で２つばかりの距離を歩いてくると・・家々も樹々の影も黒さを増し、街全体が均一に暗くなって空に細い月が出た！！

この時刻まで・・自分の出番を待ってでもいたかのように現れた今宵の月は、縦に浮かんだ白いナイフの様な三日月だった。ドドドドド〜の音を響かせてスポーツタイプの車が向って来る・・ヘッドライトが強く眼底を射るから痛みを感じて、角の空き地へと身体を寄せてかわした。
この角に建っていた邸宅は何の事情か取り壊されたままで・・猛暑の夏を経過した土地は現在その全面積を雑草のぺんぺん草や猫じゃらしや名無し草が占領している。

そのように空き地を密に埋めた雑草群はトランポリンでも出来そうな弾力を感じさせる。
背の高い草の根もとには数種類の昆虫も当然いるだろうが、何やら濃い野生の匂いと体温も覚えるから、未知の獣でも隠れていそうな気配もするのだ。
こんな場面にポエムを感じて写真に捉えようと、草の中に上体を沈めてカメラを構えると’三日月と猫じゃらし’をちゃんと画面におさめたのだが・・三日月の尻尾だけがかすかに映っている・・残念だ。

ー撮影の時に猫じゃらしの毛先？穂先で鼻先をツンツン刺され、くしゃみを連発した〜
その時のむず痒さがまだ抜けないのか時々クシャミが出るのだ・・今でもー

【場所】世田谷区成城の空き地で

並木はトワイライト

銀杏並木は成城の街を形成する大切な要素であり場所である〜
近くに住まう人にも又この道を日々通る人達にとっても・・
欠かせない癒しの空間になっていると思われるのです。
毎年・・これから迎える晩秋に紅葉の鮮やかな輝きを見せてくれるが〜
今は未だそのエネルギーを密かに内部に秘めている！！

景色はトワイライトに薄暮れた銀杏並木の路上で、そこに駅前から走って来たバスは信号で停車している。ギャラリー「緑陰松舎」前の歩道の位置で、ちょうど一息入れた路線バスは帰宅を急ぐ人々を乗せて成城の住宅街を走り抜けると、京王線の調布駅南口に向って行く事になっている・・。

今日はバスに乗らずに歩いて帰る事にして、並木の途切れる辺りにあるバレースタジオの前まで来ると向う側に・・うすいブルーの建物・・シャープな三角屋根が重なる正統な洋館があった。
外観からでも天井の高さがタップリあるから、一見すると教会に見違がえそうになる。
年月を経て来た重厚さも加味されて、トワイライトに暮れる銀杏並木の道沿いにスマートな貫禄を見せて建っている。

ーこの家の前をコートを着た大柄な男性が楽器ケース（ウッドベース？）を抱えていた〜
家の関係者か、単なる通りすがりの人だったのか・・この場に似合った人物だったー

【場所】世田谷区成城六丁目並木通り

街は夕暮れ

秋の日は、何とかかんとか〜
昔からの言い伝えは現在でもちゃんと通じるようです。
確かに駅から一二分と少し離れた街角まで歩いて来るだけで、建物の影は濃くなって、ビル内にあるブランド品の衣服やバッグ等を並べたShopの照明も、明るさをアップして夜の時間へ刻一刻と歩み始めている！！

終点の駅前で空になったバスは、新たに乗客を満載すると、銀杏並木から住宅地域へと出発してゆく・・その間にもタクシーが客を乗せて行くし、家族を迎えに来た自家用車も表通りの街路樹の下で待機していたりする・・。
表通りから小さな花屋の角を曲がって裏の商店街に来ると・・魚屋、蕎麦屋、洋品店、精肉店、レストラン、蒲団屋・・など個人商店が軒を連ねている。

そんな通りの角にあるビルは、出窓に洒落た小物が飾ってあるので知っていたが、２階にヘアーサロンがあったとは自分が撮ったこの写真を見るまで知らなかった。
日頃から何度も通るから知っていると思っても、ビルの中の店は何かのきっかけでも無い限り分からないでいる事多い。或る日の事に歯痛に困って電話すると、そんなビルの中に医院があって、気が付くと看板もちゃんと出ていた。

ー商店街から見る西空がすでに茜色に染まっている〜
通りの中程にあるサイフォンコーヒーをのませるCafe'は重厚なドアのある・・
アンティークな造りで、建物横からの石段を上がった２階にあるー

【場所】世田谷区成城六丁目あたり

夕暮れ駅

駅前は日が西に傾きはじめると〜
人が行き交うだけで特別に用事でも無いかぎりは、
情緒も　”屁ったくれも無い”　アナーキーな場所であり・・・
今日も秋の一日が暮れてゆく〜！！

話しは飛んで〜柔道金メダルの石井選手（北京オリンピック100kg超級）が〜
優勝インタビューで　”屁の突っ張りにもならない”　発言から一躍マスコミの人気者になった。ところで国際柔道は年々と異種格闘技に近づいて、柔道とはかなりズレが生じている・・と思うのは私だけでは無いのでは。

改築されて今年で二年目を迎えた成城駅は、以前の駅の面影をもうどこにも残していない。
突然の事に・・先週の土曜日に俳優の峰岸徹が肺ガンで死亡した事が報じられた〜。
彼とは以前の駅でも、今の駅近くでも何度か行きあったが、いつも単独で、急ぐでも無く落着きの目線で、自分の住むこの街を歩いていた。
思い起こせば彼とは、その昔に都電の走っていた青山の紀ノ国屋の近くにあった地下へ降りる喫茶店で時々一緒になったのだった。少年の面影の残る二十歳前後の彼は、細いアゴで日本人離れをしたハーフ顔だった事を今でも記憶している・・合掌。

ーあの頃の夜の青山はポツン々の店の明かりしか無く、紀ノ国屋も小さなスーパーだった。
自分達はモデルを含めたデザイン・グループを立ちあげようと集まっていた・・あの頃ー

【場所】小田急線の成城学園前駅

デパ地下で弁当-新宿

赤坂見附で丸の内線に乗り換えて次の四谷駅に停車すると〜
車窓からは誰一人の姿も無しの上智大学のテニスコートが見えて・・
そこは秋の日差しが照っていて、ただ々眩かった。
新宿のホームに到着して階段を上がり西口の改札を出る〜
駅中にある【中村屋】に寄って秋の栗を使った和菓子を幾つかお茶請けに選んだ！！

駅の近くで食事する店を考えるのが面倒でもあるなと思う・・こんな時には弁当を買って持ち帰り家で食べようと、小田急デパートの地下へと階段を下りる。
すっぽり入ったデパ地下は買い物客で混み合っていて、秋なのに食べ物でいっぱいの花ざかりの状態だった。クリームやバターと果実類の甘い香りがする洋菓子コーナーを過ぎると・・染め抜きされた暖簾のさがるお弁当の店が立ち並んで待っていた。

お祭り気分で見廻ると、季節の栗や茸を使った炊き込み御飯の種類がどの店でも目立って飯台に盛られてあった。中華とか肉洋食や和食の煮物と惣菜店も隣接してあるから・・それら色々の味と匂いが一団となってフロアに渦巻き漂ってこちらの鼻腔を刺激して来る。
不況の波と騒がしい世の中でも、デパ地下を見る限り食料は豊富で無限に見える〜
でもこれは一過性の’マボロシ’なのかと疑いたくもなる・・・。

ー近所から栗を貰い先週は２度クリご飯を食べたので私は寿司にする〜
キノコとクリの炊き込み弁当を両親にとカミさんは選んで買った・・ー

【場所】新宿小田急デパート

ガード下で思う

　

ガード下は大体が暗いし場所によっては〜
薄気味の悪い空気が漂っていたりする事もある。
写真のガードは御徒町と秋葉原の間にあって〜
JR山手線と京浜東北線がこの上を頻繁に走行している。
最近ふぃと思ったのは〜都会の中の狭く薄暗い場所が好きなのは〜
遥か古代の昔に穴居生活をしていた縄文時代のD N Aが・・・
現代人の身体のどこかに埋め込まれているからだろうと！！

ガードに関連しては過去のブログにも何度かエントリーして記録している。
自分だけではなくガード下に関して興味を覚える人達が多くいるから〜
その場所に店が出来たり、又その店を見つけると連日通う人達もいるのだろう・・。

御徒町駅の近くのガード下には喫茶店・酒場・飲食店・レストラン・・等々がある。
このガード下の付近には「らーめん横丁」が３・４年前に出来ているこの写真を見る 〜
【青葉】は多くのファンを引き寄せる魚介系スープが美味しい人気店で・・
【中本】は蒙古タンメンと呼ばれて50〜100倍の激辛らーめんが有名でTVにも登場して、
マニアックなファンがいる店で、有名人やタレントのファンも多いとの事。

ーここからガード下を西へと抜け出ると、黒門町から湯島方面へゆける〜
湯島まで行かずに、菓匠【うさぎや】のどら焼きを買いに寄りたくなった・・ー

【場所】台東区上野五丁目

ジュエリー街で・・

　

世界恐慌が新聞＆TVで報導されて気分が滅入ったと時を同じくして〜
今年のノーベル賞の発表が行われて・・・
日本人の化学者と物理学者の４名が受賞をした。
インタビューを受ける受賞者が皆それぞれ研究の虫であり、
ユニークな発想と生き方をして来た顔付きで〜
背後にいる家族の理解が伺えた！！

一人の受賞者の奥さんが買物に同行すると包装紙に数式を書いたりするので、もう来ないでとお断りしたと話されていた。
例えば他人は街を歩きながら一体何を考えたりしているのだろうか〜
自分とすれば、その日に予定していた場所なり店を訪れて、物を選んだり人と逢ったりして仕事に関するスケジュールを消化し巡って行くだけで終ってしまうのだが・・。

ジュエリー街を歩けば、台車で荷物を配達する人、会社の用事で小走りに道を渡ってゆく女事務員、ケイタイで会話をしながら捜す店を確認する男、自転車を飛ばしてビルの向うへスィ〜と消え去る男などがいる・・。
用事を終えて店を出ると隣の郵便局前に’年賀はがき’の幟があり、もうすでに発売されていた事を知った。

ー一本道を越えた所で・・・
黒を基調にシックでモダンなDesignの店舗があった〜店内には女性が１人居て店の前を通る人の視線を意識したポーズを見せていた。
店の前には一般客お断りの表示が書かれてあるー

不況の足音！！

宝飾品買い取りの大きな広告看板を掲げた店舗が・・
JR御徒町駅の南口を出たすぐ前の道の角にある。
Jewelry Townの入口にも当たるので奥へと進むと、
宝飾店がまさに輝くばかりに軒を並べる場所に侵入する。
貴金属材料の販売や宝石などを取り扱う専門店や〜
メッキなどの加工する作業場もビルの中にあったりする地域なのです！！

この地域には以前からも宝飾品を買い取る小さな看板をあちこちで目にしていたが、この店がこんなに大きく買い取りを前面に出し始めたのはつい最近の事だと思う。
実は２・３年前から金・プラチナの貴金属類が右肩あがりで連続して値上がりをしていた。ここに来て手持ちの宝飾品を換金する人達が増加している証拠なのだろうか・・。

とうとう世界的な株価の暴落が連日のニュースのトップで報じられるようになった。
日本国内でも格差社会を生む雇用問題が取りあげられたり、ガソリンの値上げ、倒産する企業の拡大・・金融危機の不安が１０月になっていよいよ現実となった。
大企業が規模の縮小をするし、全国展開のチェーン店が店数を減少したりと〜中小企業から個人商店に至るまで’不況の波’景気の悪化は無惨な状況を迎えている。

ー知り合いの経済学者の先生がサブプライム問題を早い時期から〜
アメリカ経済の危機的状況を不安げに語っていたし、ネットにも記載していたー

【場所】台東区、御徒町駅前

お茶の水に到着！

新宿駅から乗った中央線の車内は程の良い混み方で・・
四谷駅を過ぎると進行する左側に市ヶ谷のお濠風景が見えて来た。
お濠の水面は薄ぐもりの今日の秋の空色を映して鈍く光っていた。
やがて後楽園の派手な遊園地が現れると水道橋の駅になり〜
水道橋を過ぎると隣りに座る人の窓外に両岸の緑を映し込んだ・・
神田川の流れが歩調を合わせて伴走してくれる！！

しばらく走ると電車は速度を徐々にゆるめつつ・・お茶の水橋から聖橋の下を順次にくぐり抜けると〜前方の川面近くに渡る地下鉄丸ノ内線鉄橋が見えた辺りで動きを止めるとクプシューとお茶の水駅ホームに到着した。

先日の夜中にTVのチャンネルをひねると、小泉孝太郎＆上地雄祐のコンビが船に乗って神田川〜日本橋川を巡る番組をやっていた。水面からの目線で案内人の説明を受ける二人は・・川のゴミ処理や水質浄化の話し・・その昔に日本橋を造った当時の石垣などの話しをされて・・人気者でブログのアクセス数チャンピオンの上地雄祐はスゲーッ！スゲーッ！の連発の声をあげていた。

ー東京の歴史ある水路を船で巡る小旅は、料金を支払えば誰でもが体験できるそうだ〜
乗船する場所は確か後楽園橋の近くからだそうで〜ぜひ私も乗ってみたいと思ったー

【場所】JR中央線お茶の水駅ホーム