[Rappo' Land blog]

のりかえの表参道駅

夕方を過ぎた時間に表参道駅のホームに降りると、銀座線と半蔵門線の乗降客がバッティングするから、階段＆エスカレーターの周辺は無秩序に人がぶつかり合う芋洗い状態の光景が展開される。
先を急ぐ人達は男も女も学生も、前後の人達の間を身体をかわして浮き立つように階段を降りてゆくから、接触してこんなブレた写真が撮れてしまった！！

つい自己弁護が出てしまったが・・この表参道の駅内が如何に混み合っていても他所の駅とは違って・・この駅には地上の青山通りと同じで何かサラッとした空気感と言うか肌触りの、或る種のクールな流れがあるから〜気分的に焦りを感じる事も無く居られる・・。

小田急線へと乗り換える為にこの駅の一番低い場所に位置する千代田線ホームまで降りて来ると、代々木上原行きがたった今出て行ったばかりだった！！

ぶらりとホームの売店に近寄ると新聞各紙＆週刊誌には、突然に辞任した福田総理に変わり新首相に選出された、麻生さんの写真記事が紙面を飾っていた。
確認の為にさらに寄ろうとすると売店の小母さんと客が現れて、前を立ち塞がれてしまった、その結果がこの写真であり・・一体何を撮ろうとしたのか不明の一枚なのである・・・。

ー結局は言い訳になるが・・人の流れの中で撮影する事はムズカシイ・・何故なら自分も流動物の一部分なのだもの・・視線が揺れて定まらないからー

【場所】表参道駅内・・

混雑の交差点

この仲御徒町交差点はTOKYO都内でも〜
大変に混雑する場所の一つだと思っている。
都内の主要な駅周辺や繁華街の交差点に於いても・・
かなり人出の多いのは当然の如くに承知しているし、
祝日休日や時間帯やまた季節によっても人の流れは変化をする。
その場所その街角の風景は当然の事に違っているが・・
仲御徒町では角に建つ紫色のビル「多慶屋」の色彩が色濃く〜
近隣周辺に影響を及ぼしている！！

多慶屋ーはディスカウント（食料品〜電化製品〜家具インテリア〜）の安売り大手で、周辺に点在するビル内は常時も買い物客の人人人で埋まっている、そして坪当たりの売り上げ額は日本一なのだそうです（流通新聞）。
個人的にはビタミン剤や各種サプリメントや目薬をここで買っているが、確かに他の場所の店よりも安い・・。

この場所で混雑するのは人だけでは無く、頭上を高速１号上野線のコンクリート高架橋がドーンとあるし、地下には営団日比谷線＆大江戸線が走り〜地上を見ると昭和通りの流れがあり、クロスして本郷・湯島から来る春日通りが交差する重複の地帯だ・・。

ーここは交通混雑の場所でもあるから・・呉々も危険のないように・・ー

【場所】営団日比谷線、仲御徒町の角・・

洋食屋-クロンボ

いや〜まいった驚いた・・何故かと云うと２０年ぐらい前に無くなったと思っていた店に出会ったからで、建物も当時とそのままに存在していたのだから・・。
年に何度か稲荷町に来ているのに気付かなかったのは、このクロンボ前の道を通らなかったと言う事なのか？？

その昔にFUSSA（青梅線沿線YOKOTA）に住んでいた時には、仕事で新宿・渋谷に出ると、夜に稲荷町の父母宅へ顔を出しに寄ると中途半端なタイミングで食事が出来ない事があった。そんな時は夜中過ぎまでやっているクロンボの明かりを見付けて、ドアを開けカウンター席に座って、注文したのはハヤシライスやグラタンだった。その時の味は忘れてしまったが、店内の様子と温もりは記憶している。

クロンボが現在も営業しているのか確かめてはいないが〜今日知ったのはクロンボの店が看板建築の王道をゆくような建物だと云う事で、二階のガラス戸もしかり左右の戸袋の網代編み目のDesign等には歴史的な価値があると思った。
外観の説明をしておくと・・左ドアを入ると店の調理場で、中央のカバー部分は店内も見える料理のサンプル窓になっている、右のドアから客は入って一列にのびるバーカウンター席に腰を下ろして注文をする・・。

ー昨日の事のように思い出すのは〜この店で食べてからFUSSAまで寄り道はしなかった事。蛇が飲み込んだ蛙をじっくり味わうように、約１時間半の距離を走る電車の揺れに身を任せながら、自宅まで帰る小旅なのだった・・この蛇は時々眠っていたー

【場所】台東区、下谷神社に近く・・

路地をゆく〜

路地にはその界隈で暮らす、けっして豊かではないが・・
粋を心情として喜怒哀楽を共有する庶民の息を感じる。
下谷神社から裏へと廻ると、古くからの民家が結集している〜
そこには昭和の時代を踏み越えて来た家々の表情が凝縮されてある！！

車が往来する裏の道には下谷神社裏郵便局があり、前を通るといつも近隣の人達が出入りして忙しそうにしている。大きな封筒を抱えた紺の事務服のお姉さん、膝の抜けた作業服姿の埃りっぽい中年男、手提げを持ち孫を連れた元気なお婆さん・・・などの姿が次々と訪れる様子から、そこには昭和の真っただ中の雰囲気が色濃く漂っている。

トタン張りの看板建築この写真を見る の角から左へと曲がると、すぐに一本先の道へ抜け出られる路地の細道があり、吸い寄せられるように入ってしまった。
車などが入って来ない家々の背中合わせの路地には、空調の室外機や、自転車＆スクーターや、ゴミ箱の類いが整然と置かれてある。また下町風景の定番メニューとなっている、鉢物のグリーンを数多く並べて楽しむ家がここにもあった。

ー二軒長屋の２階の洗濯物が、秋の陽を浴びて風に揺れている〜
午後の路地は静かで猫も姿を見せない・・日が暮れて街に明かりが灯ると・・
子供を呼ぶ声がして、魚を焼く匂いが辺りに漂う・・路地ー

【場所】台東区東上野三丁目あたり

08’下谷神社

下谷神社は境内に銀杏の木が1・2本あるだけで森や池は見当たらない〜
下町の古い民家が連なる街中で、同じく背を並べて溶け込んでいる。
稲荷町駅からごく近い場所の、上野へと少し戻る浅草通り沿いに・・
朱塗りの鮮やかな鳥居が目の前に大きく立ち現れて来る！！

台東区は東京の下町と言われて、人気のある魅力的な街並を何ヶ所も抱えている。
毎年の事に・・この下谷神社の春祭りから点火してスタートすると、近隣の町内の神社から神社へと飛び火して、次から次と祭りの季節が日を追って花開いてゆく・・。
またこの神社界隈に暮らす人達にとっての精神的な拠り所として、日常を支えている。

下谷神社界隈には、戦前及び戦後からの古い民家や長屋や看板建築の商店がある。
表通りにはビルが建っているが、中小企業・家内手工業が大多数で〜
江戸釣り竿の「東作」を始めとして、祭り神輿を造る名人の家、神主の衣装や足袋を作る家、仏壇仏具制作、提灯屋さん、刃物専門店、うるし材料店、江戸家具指物、金属彫刻・文字彫り屋、手作り万年筆の店、和紙の専門店・・と他にもユニークな職の仕事をする家がまだまだ存在するのは確か・・。

ー浅草通りは上野駅前から東方向へとストレートに進むと、稲荷町交差点〜カッパ橋道具街交差点〜田原町交差点と三つの大きな交差点を通過して、隅田川に架かる駒形橋に到着するのです。そしてこの道沿いに鳥居があるのは、ここ下谷神社だけなのだー

【場所】台東区東上野・・

寺と鯉と白萩

上野から浅草の界隈（東上野、松が谷、入谷・・）は寺町を形成している〜
墓参りは別に楽しくはないから、線香を焚き花を供えて墓石を蹴ってやる。
般若心経を唱えれば、未だ現世にいる自分を確認できる！！

手桶を洗う水場の蛇口をひねると水が勢い良くほとばしり出てGパン＆スニーカーを濡らす。
妙音寺さんの池のまわりでは秋の萩・・それも白萩が水面へと溢れ落ちるように咲いていた。
池の中央に架かる石橋の下を潜って、緋鯉の群れがこちらに向いヒラリ泳ぎ寄って来る。
萩の花を見に集まる風流な鯉達なのだと思っていたら、白萩の根元あたりに循環式の水の排出口があるからだと判明した〜それでも風流な鯉に間違いは無いでしょう。

人面魚が二匹連れ立って現れると、目の前の水面に浮かびあがって来た。相変わらずの貫禄で少し不気味でもある・・急ぎカメラを向けたがこちらを確認すると身を翻して石橋の奥へと逃げられてしまった・・・。

ー秋の花としての萩・・その萩の名所として向島百花園が良く知られている〜
残念ながら一度も行った事は無い、園内には萩が豪華に咲きこぼれる道筋があるとの事。
向島の界隈へ行きたい気持ちがあるから，その内に訪れてみたい・・是非ともー

【場所】台東区松が谷１丁目「妙音寺」

Tokyoメトロ稲荷町駅

TOKYOメトロ銀座線で、浅草行きの稲荷町駅に下車をする〜
半年ぶりの駅舎は、日本初の地下鉄としての風格を今日も維持していた。
そのモダンな和洋折衷は、時代感覚をそのまま現代に伝えている！！

朝からの雨で家を出る時に傘を持参した、車内は客が持ち込んだ雨具でウエットな匂いが漂っていたが、この駅に着き階段から外へと出ると雨は既にやんでいた。
浅草通りと清洲橋通りがクロスする角の煙草屋では、親父さんが自販機の扉を開けて追加分のタバコを補充する作業を、一人で何かブツブツ言いながらやっていた。

駅の界隈には江戸時代の昔から・・仏壇仏具を取り扱う店舗が数多く軒を並べている。
秋のお彼岸シーズンを迎えた事もあり、普通の店と同様に店前に幟を立てて客を招いている。通りを歩きながら見るとも無く店内に目を向けると、新型仏壇の表示がされたシンプルなDesignのニューウェーブ仏壇などの幾つかが、棚に陳列されてあった。

稲荷町駅が好きなのは、父母が永年この街に住んでいた事情もあるが・・入口の階段上から覗くとホームにつながる改札口が見える、そんな近くてストレートな便利さが良いと思っている。銀座線で他には田原町、末広町駅がこの駅と仲間と言える形状で好き。

ー東京都内で、この数年の間に新設＆開業された地下鉄ラインは皆〜
外の地上から地下へと入っても、階段やエスカレーターや長い通路がつづき・・
行けども行けども乗車ホームに辿り着けなく、時間ばかりを浪費するー

【場所】台東区東上野〜

台風の置きみやげ

　　　　

　　　　

台風一過の朝に近所を歩くと大きな水溜まりが出来ていた〜
前日のニュースは紀伊半島での予想を上回る豪雨で被害続出と・・
TOKYO及び関東地方の全域にも警報が出されていた！！

けれども２０日朝に起きると夜中に心配する程に降り続いていた雨は、嘘のように何処かへスッキリと消去されていた。そして我々が住む街の上には、上天気を証明するアイテムの青空と白い浮き雲が広がっていた。

家の周辺をぶらりゆくと路上に２〜３cmの大きなドングリが、バラリ投げ出された形で落ちていた。そこはテニスコートを見下ろすクラブハウスこの写真を見る がある外周の道の辺りで、更にその先へ進むとテニスクラブが所有する、見捨てられた様な崖上の空き地があり、そしてそこに台風みやげの水溜まりが眩しく光っていた。
この場から下方に覗けば見える崖の中腹に、幾つかのテニスコートが造られてあり、そのコートに向けての夜間の照明灯がこんな場所に設置されてあったのだ・・。

ー今年は日本の男子テニス界に、松岡修造から久しく若手の新星が出現したようで〜
成城の街中でラケットを手に持ち歩く、老若男女の姿がかなり増えたかに思うー

【場所】調、入間町の崖のあたり

08'草喰われの家-10

　　　　　

　　　　

この店は成城の駅前から来ると、銀杏並木の手前角に建っている〜
ハーブ関連のShopとしては、パイオニア的な存在として知られている。
草喰われ物件として過去に１度エントリーしているが今回来てみると・・
２階の壁いっぱいに繁っていた葉が、こんなに淋しい状態になっていた！！

店側から考えるとあまりにも繁り過ぎたから、鬱陶しさを感じて切ってしまったのだろう。
地上から這いのびた蔓が途中で切断されており、そのまま枯れて黒い迷彩の幾本もの筋となって未練がましく壁面に取り付いている。
草喰われの建物を偏愛する人間とすれば残念な気持ちになるが、もしかすると害虫などが発生した為なのかも知れない。

この店の左隣りには駅前スーパーの駐車場ができているから、一日中も客の車が絶えず出入りをしている。そんな事情もある事から南側に防御としての樹木が植え込まれてあるこの写真を見る この場所の地中から蔓草は発生をして、ハーブShop入口の上部から２階の壁面すべてを覆い尽くしていたのだ・・こんなに窓があったのを今回知った。

ー店の北側は銀杏並木の角地にあたり、ハーブが植わる小庭がある。小庭を囲むようにしてハーブのティーサロンが併設されている・・春はミモザの花が咲いていたー

【場所】世田谷区成城六丁目〜

野川、谷戸橋あたり

今年の春に来てからは、約半年ぶりの野川との対面となる〜
橋から辺りを眺めると水は豊かに流れていても、流れに浮かぶ鴨などの水鳥が遊ぶ自然な姿が見当たらないし、さらにサクラ並木が連なる両岸の遊歩道にはポツンと歩く少数の人の姿しか認められない。
それは秋の日差しがあまりにも強過ぎるせいなのか！！

谷戸橋を渡った所の電気量販店の建物は現在は使われていない様子で、何の看板も出されていない。それ以前の食料品スーパーだった時には散歩がてらに何度か買物に来ていた。橋の近くの変化は他でも見られて、橋を渡った左側には明るいクリーム色の高級マンションが出現して、川沿いのエリアにもう既に馴染んだ顔付きをしている。

野川の左岸の成城サイドに広がるニュータウンは、地域の公園と共存する形で建設されているから、多くの樹木や草花などに囲まれるように住居棟が出来ている。
この日は緑地の草むしり等の手入れをするボランティアの人達（日除けの麦わら帽子と長袖シャツ姿）が今日の作業を無事終えたのか、水場のあるサクラの木陰で雑談しながら休憩をしていた。

ーこの谷戸橋の際からは、京王線に連絡する路線バスが走行している〜
また小田急線の喜多見か成城駅にも１０分のウォーキングでゆく事も出来るー

【場所】東野川あたり・・