今感じているこの寒さは、都市を巡る時間の変化とシンクロしている〜
都市の街中を海に例えるならば、駅は賑やかな港であり・・・
人の集まり寄せる波が、駅中の連絡フロアで渦を巻いている!!
自分はこの駅には中央船で入港したが〜他に山手船、小田急船、京王船の航路から入港すると、船着き場ホームから橋を渡った人達が次々とこの連絡フロアに押し寄せてくる。
そんな慌ただしい南口フロアの中央にあるCafe'は、ぐるりを透明ガラスで造られた円い鳥カゴの様な形状をしている。見ていると人の出入りが切れる事なく続くから、ガラスドアは忙しく自動化された開閉を繰り返していた・・・。
久しぶりの新宿でビル街を吹く風の中を歩き疲れて、熱いコーヒーを飲む老夫婦がいるだろう〜また期限の迫った支払に何とかやりくりして家を出て来た商店主も居るだろう〜毎日のように買物に娯楽に来ている主婦は、コースなのかいつもの改札口の見える席に座った・・。
そこに待ち合せなのかそわそわと白いオーバーコートの女性が、黒い鞄を手に持って店に入ってゆく・・・。
ー学生なんだろうか、スタジャンの若者がCafe'には入らずに店前で立ち話を終えると、お互い手を振って別れて行った。一度だけ自分はこの店に入った事があった〜
数年前の夏にノドが乾いてアイスカフェオレを飲みながらフロアの人波を見ていたー
【場所】新宿駅南口ふろあ
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