昨年まで八百屋があった角を(今は駐車場)曲がって行くと〜
早々と玄関に明かりが灯った古い平屋の住まいがあった。
ここは駅前からも近い場所で、瓦屋根の彼方には・・
商店街のビルの幾つかが、のそっと見えている。
この家の主人か、家族の帰りを待つ、誠につつましい佇まいであり、
手前で夕暮れを待つ花は、薔薇か椿か華やかに楚々と咲いている!!
それなりに手入れがされて住まわれているが、昭和の中頃の佇まいと呼べば良いのか〜
市営住宅などに見られるコンパクトな造りの、庭付き一戸建て木造住宅なのだ。
南側には洗濯物を干したりする小庭もあり、建てられてから50年前後は経過している。
駅にも近くて便利なこの辺りには、同形式の建物が、数多くあった筈だが、今はこの家だけが、ポツリと残されてある。
成城でも奥へとゆくと今でも同等の家が10数棟あるが、近々そっくり撤去されるらしく・・
殆どが放ったらかし状態であり、管理地の立て札が地面に打ち込まれてあった。
ー祖師谷の地区にも、似た様な住宅が集まる一帯が以前はあったが〜
現在では小ギレイな新興住宅街にと・・すっかり変貌している・・ー
ここは’〜世田谷区成城−5丁目あたり
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