消えた町名の薬局

新御徒町駅（都営大江戸線）の春日通り出口から〜
稲荷町駅（東京メトロ銀座線）へと街角を曲がって行くと・・

この写真にある薬局の前にと通りかかってしまった

西町は今の住所には無く地図からも消えた町名なのです

兄の親友で妹の亭主だったK氏の実家があった町でもあるし・・

また母が晩年に通った病院の裏庭が西町公園だったりとか

そんな界隈でこの薬局だけが町名を掲げて生き残っている！！

建物は昭和前期のモルタル造り、看板建築の形状であり、正面は三階建ての高さでありながら、横サイドを見ると二階建てなのが分かる。屋上テラスor物干し場に小屋型の造りがあり、何か翼を広げたようで・・気になる。

路上からは今ひとつ確認不可能だがプライベートな薬草園（植物が見えるので〜）か温室か作業場かと考えられる。その上には開閉式なのか昔の飛行機の翼状の２枚のクリアな屋根カバーが左右にあるのがユニークで面白いと思う。

アンテナの設置もある屋上の空間を包囲する手摺り部分は、正面から両サイドへとなだらかな高低差のカーブが建築された当時の下町では、目新しくNewでモダンな建物として近所の人達の注目だっただろうと想像できる。

◆消えた町名と云うのは正しくない表現であり〜

消された町名とは・・いわゆる行政から「町殺し」されたのだ、暮らす住民を無視して・・◆

ここは’〜台東区東上野２丁目あたり