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三月の終る頃になって寒さが逆流して来たから〜
猫の「空」は暖をとる為だけに膝に乗って来て丸くなるが・・
日頃から低体温の私にはこの寒さは冗談じゃなく・・こ’た’え’る’！！
＊ ＊ ＊
グリーン鉢があるのは「TE TO'TE」Seijo'店の階段横の棚上であり、
飼い猫の「空」が最近は植わるアイビーの葉で身を隠している場所なのです。
動物は物陰に隠れていて我が身を守りつつ〜相手の油断したところを瞬時に狙うのが・・
野性で暮らす本来のスタイルなんだろう・・。
ノラ猫育ちの｢空｣は野性度が高いのだろうか〜知らない人やちょっとした物音に敏感で、
BOXの背後やテーブル下にサッと身をかくすと・・
主人の私であっても鋭い眼光を向けて睨むのだ。
◆最近は飼われている猫達は猫用エサしか食べないと云うが〜
｢空｣もそうであり他の食べ物を与えても食べない・・
今までの猫はチクワ、マグロ、アジ、南京豆、ノリなどが好物だったのに？・・◆
ークラフト・サロン「テトテ」成城店の棚上ー
夕暮れの街に降る雨は、冷たくこの駅をズックリ濡らす・・
乗客の雨を吸った靴が、駅構内を行き来するからフロアは濡れる・・
エスカレーターで上がった山手線ホームを、霧のように吹き込む雨が濡らす・・
駅東側のロータリーに廻り込んでくる車は、昆虫の濡れ羽色に光る・・
飲食店がワッサあるビル街へと架かる歩道橋の雨は、人も鉄骨も無差別で濡らす・・
五反田駅を濡らして降りつづく雨は、灯る街の明かりを溶かしてけぶる！！
◆雨のホームで佇む女性は誰かと待ち合せをしているのだろうか〜今しがた到着した電車には乗らずに見送っていたから・・◆ーJR五反田駅山手線ホームー
経堂の地区は〜環七＆環八及び甲州街道＆世田谷通りの大きく主要な道路に囲まれているけれど・・住宅地域となるとドライバー泣かせの煩雑で迷細な道の多い事でも知られている。
裏通りの古くからの家が集まる道筋をゆくと隣りあう木造家屋の間で・・サビたトタンと板壁の廃れた迫力が何とも魅力的だと目に映ってきた。
賑わう商店街から曲がって静かな通りに入ったが〜樹木と屋根の向うに何か乗っているようで近くまでゆくと・・貯水槽のある民間アパートだった・・。
表の商店街の通りで軒を並べる店の裏側にまわると〜日々の生活に追われるお互いの時間を・・ザックバランで公開していた。
◆その昔は農道だったと云われる経堂奥の細道を〜行き当たりばったり世田谷線の踏切りまで近いうちに歩いてみたい・・◆
ー世田谷区経堂駅の南へとゆく・・ー
信号待ちでたたずむ所から近くにレンガ塀の屋敷があって〜庭内からミモザの黄色いボリュームが赤い塀越しに道へと溢れ出ている・・その花群れは去年よりもさらに巨大化している。
成城八丁目地区で新築なったピカピカの住宅団地が建ち並ぶ郵便局通りでは〜毎年のように早く咲く街路樹の大きな桜の数本が・・もうすでに満開となっているのがバス通りを挟んだ自宅２階のアトリエ窓からも眺められる。
◆今春に卒業した近所の女子高生が医院にゆき〜念願だった耳に穴をあけたと来店した・・彼女は金ピアスの耳から春が来たようだ・・◆ー成城学園前いちょう並木の道ー
図書館の正面から入ると、危険物or盗難予防センサーのゲートを通る事になる〜館内に入った所は２階へと吹き抜けとなったスペースであり・・天井の高所からモダン照明がフロアに立つ来館者にソフトな光りの粒子を降らせている！！
K’図書館はショートケーキやチーズケーキに見られるシャープな三角形をした建物で、東側にガラスの円筒形のエントランスホールが設計されてある。
人体及び書籍に害となる紫外線などを防御するガラスを使用してあるのでしょう〜反射する鏡面のように輝いて・・道の向う側に建ち並んだ家々の景色をキュービズム絵画のように映し出している。
◆「今回借りた５冊」・・散歩の達 2009、８月号／mono＜モノ・マガジン＞2010,３月号／東京人 2010,１月号／Mac Fan＜マックファン＞2009,８月号／群像 2010,３月号・・以上◆ー世田谷区祖師谷三丁目K’図書館ー
春の雪は消えるのが早かったけれども、地上には冷たく震える寒さを残していったから、コート内で作業するスタッフ全員の姿は長袖＆長ズボンのスタイルだった。
S'テニスのジュニアスクールのコートは、崖上に乗り出す形状で造られてあるから、坂下の窪地から向い側の一帯に建ち並ぶ家々の景観を一望する事ができる。
家々の背後で葉を落とした裸木が黒いレース状になって見えているのは〜NTT研修センターの巨大な敷地をぐるり囲う樹木群であって・・中央に一際高いメインのタワービルが確認できる。
◆午後からはそれぞれの学校を終えたジュニアの生徒達が〜ラケットを振りにS'スクールに登校して来るだろう・・◆ーS'テニスからNTT研修センターを望むー
M’ドーナッツのカウンターに並んだ種類の多彩さに驚かされた〜どれも美味しそうで客がアレコレ迷い選ぶ楽しい混乱は・・店側が意図したネライでもあるのだろう！！
喜多見の街は成城＆調布とお隣さん同士であって、この街に半年前から月に一度の間隔で訪れているから、ハンバーガーShopとドーナッツShopの２店舗が駅内にあると知っていても、なぜか今まで寄らずにいたのだ。
小田急で来ると成城学園の次が喜多見駅であり〜この街には小中高の学校が幾つかあるから街中で男女学生と行き交う事がしばしばある・・そう云えばハンバーガーもドーナッツも彼等の大好きな食べ物に間違いはない筈。
◆この日はチョコレート味、フルーツ味、シュガーのトッピング＆ココナッツと紙箱の５個入りを選んだ〜そして会計して女店員さんのかん高い声で送られて店外に出てきたのだった・・◆
ー小田急線，喜多見駅内のShopー
Black&Whiteー律儀に思えるほどの黒と白に配色されたツートンの建物と出会ったのは〜道を歩むごとに暗さを増して家々の玄関窓に明かりが灯り始めた夕暮れ時だった。
家の左半分は白タイルを貼って仕上げた壁面であり・・窓から推察すると屋根裏部屋のある三階棟になっているのか・・。
右の半分は黒（濃いグレー）の艶消し壁面の二階棟の造りであり・・こちら側に白いドアのある玄関口が設計されてあって、横に白樺の木が植わっている。
玄関前をガードする塀の配色は逆であり〜左が黒で右が白の打ち重なる形状のDesignが施されており、細部へのこだわりがここに見られる。
◆自分では当然の事に知っていると思った所でも〜或る日或る時に気が付くと、通った事も無い未知の場所があるものです・・◆ー世田谷区祖師谷五丁目、仙川の東岸地区ー
川に架かる橋を渡って道なりにゆくと〜突き当たりで待っていてくれるのが・・この家。
橋は観世音堂前の大石橋であり〜橋下をチロロ水面を光らせてゆくのは仙川の流れで、道は成城側から祖師谷の地へ通じる曲がり道であり・・その先は左or右のどちらへゆこうか！！
この家の外周を大谷石でぐるり巡らせてあるが、建物の正面であるアイアンワークの鉄門の周辺部分には、丸太の柱を並べた力強い造形表現が見受けられる。
前庭から石段をあがった玄関入口には、重厚な木のドアが使ってある。寒い季節を除いた家の左横には、高く繁茂した枝葉の緑のボリュームが大きくあるから、建物の脇から奥へは視線が届かないけれども、葉の無い今は１＆２階の窓がしっかりと見えている。
◆建物として安定の年数を経過して、格のある佇まいを見せるこの家前を・・もう何年も行き来している事になる◆ー世田谷区祖師谷四丁目ー
この場所に来るまでの途中には昔からこの地域で暮らしている事が分かるような、悪く云えば古臭い住居ばかりが道の両側を埋めているのだった。
家と家の間に廃材を山のように積んだ曖昧な所があったり〜ひょろり曲がった枝ぶりの松の数本が塀越しで見えていた大きな門の屋敷もあった。
建物をこの位置から見ただけでは全体が捉えられないが、この家は南側の斜面に乗り出す形で建てられているから、この円窓の下に１階の部分がある。・・と云う事は写真に映った玄関は、この道からの１階入口であって２階の玄関でもある？？もしかすると斜面下に１階の玄関口がある事も考えられる。
家の中央に四角な窓が５ヶ所同じ大きさであるのは〜階段の明かり窓だと思う。階段を上がって屋上テラスに出る動線が設計されてあり、屋上は淡くペイントした板でスノコ状に組んでスッキリと囲われてある。
◆１階が２階だとか言葉遊びのようになったが〜生活して使う楽しさを感じられる家であり、置かれてある自転車やバイクから活気のある家族構成が見えてくる・・◆
ー世田谷区祖師谷六丁目の辺りー
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