[Rappo' Land blog]

宮沢さんの家は今・・

　

春浅い公園の川沿いの遊歩道を毎日多くの人達が行き来している〜すぐ横を流れる 仙川の波間には各種の野鳥が飛来して・・遊ぶ様子がとても楽しそうだ！！

黒い裸木が大きく枝先をのばす木立が背後にあるこの２階屋は〜世田谷一家殺人事件の悲しい現場となった・・宮沢さんの家族四人が暮らしていた家なのです。

それは数年前の年末まで平和に暮らしていた四人の家族が、X'masを家族団欒で楽しく過ごして、正月を迎えようと準備の買物などをしていた日常を、不幸にも無惨な事件に遭遇してしまったのです。

事件は未解決のままに１０年近い歳月は流れた〜証拠が多く残るから誰もが早期に解決すると思ったが、現在も解決はせず・・公園内にある家は惨劇の現状を維持したまま、確実に老朽化の一途を辿っている。

◆あれから何度も春は巡って〜今年も桜の蕾がふくらむ季節になったが・・住む人の居ないこの家はただ幻のように静かに、今ここに在る◆

ー世田谷の都立祖師谷公園内でー

三月の空の下・公園

三月の空模様は〜どんより暗いくもりの日が続いたり、日の当たる暖かい陽気になったり、雪が舞って白く積もったり、冷たい雨がシトト降ったりと・・くるり変化する天候が入れ替わる日々で、体調を乱してしまう人が多かったのでは！！

明日の空はどうなるのだろうかと心配をしても、ちゃんと梅の枝に梅の花が咲き、地面からボボとフキノトウが顔を出して、ミモザの黄色が鮮やかに街角を彩っていた・・裏通りをゆくと家々の庭から花の香りが漂ってくる・・。

街の景観は住宅やマンション＆Shopなどが形造る三角と四角の大小の建物で埋まっているから、大きな空を見ようとすると公園にやってくる事になる。

祖師谷公園（都立）は自宅から歩いて１０分で来る事ができる近くにあり、起伏する草地の丘があってその広大な敷地内には川が流れており、両岸を行き来して飛来する野鳥を眺めたりする・・セキレイ橋が架かっている。

◆三月の空の下〜草のスロープを子供達ばかりか・・大人の男女も手足をのばして、走り、歩く、声を飛ばすを・・している◆

ー世田谷区上祖師谷四丁目、都立祖師谷公園でー

駅の南と北・・

少し乱暴な言い方になるのを承知で云うと〜街は駅を中心として出来ていると言えるし・・また駅の東西南北でも街は違う側面の顔を見せるからオモシロイ！！

経堂駅の南側にはメインとなる二本の通りがある。その一つの農大通りはその名にあるように、駅前の賑わう商店街を抜けて直進すると、世田谷通りにある東京農業大学にと到達する。

もう一つの本町通は、ピーコックストア前からカーブして入って行く道で〜道なりに進んでゆく先きには世田谷線（下高井戸〜三軒茶屋を走る）の線路にぶつかる。また今の新駅となる以前は踏切りに出る通りであり、北側のすずらん通りと繋がる道だった。

駅の北側には路線バスが離発着するロータリーが出来ており、使用する乗客達の姿がある。駅前ではかって大きなマンションが建っていた場所を、工事用フェンスがぐるり囲んであって・・数台の建設機械＆クレーンが日が西に傾きはじめた逆光の中で、黙々と作動する様子が見えていた。

◆すずらん通りがあるのは、ロータリーを渡った駅前と云うよりも一本裏通りになっているが〜昭和の時代から今もつづく商店の集まる街並であり・・散策するのには好きで良い道なのです・・◆

ー小田急線経堂駅、南＆北ー

めん工房の横壁

昨年の雨の日に傘を手にしてすずらん通りを歩いていたら・・この近辺から出汁の濃い匂いが雨の湿り気とからんで流れて来たのを思い出した！！

それはもっと先きへと行った場所でも魚介系の味を路地の奥で嗅いだから〜食べもの屋さんがこの通りを中心とした辺りには多い証拠なんだろう・・そう云えばこの界隈で日の暮れた後の夜に飲食をした事はまだ無い。

このめん打ち工房は古くからあった民家をリノベーションして営業しているのでしょう。左隣りは空き地で数台の自転車などが置いてあるが、最近までそこに建っていた家の形状が横壁面に型押しした如くリアルに残されてある・・。

密着して建っていたであろう２軒を断ち切った壁面を、一応の補修がしてあるけれど未だ途中のようであり、何だか少々痛々しく感じられる。

◆きょうはこの通りにある古くからのベーカリーに寄ってパンを幾つか買っている〜それと熱々のタイ焼きも買ったが・・近々めん打工房を覗いてみたいと思っている◆

ー経堂の街のすずらん通りで・・ー

写真館＆金物店

経堂駅の北口には庶民的な「すずらん通り」なる歴史ある商店街がある。２０００年の少し後までは踏切りがあったが今は無くなり・・駅の南北を人々は楽々と行き来している！！

踏切りのある街の風景が好きでこの通りを何度も散策に訪れていたが〜この写真館はその当時からあり、モダンなフォトShopとして今も良い雰囲気を保っている。

勿論の事に駅が変わり周辺も変化した事で、街から消えた幾つかの店もあった、そして新たな出店も通りには出来ているが・・金物店の金文字はちゃんと残っている。

神田は三省堂の裏にある「すずらん通り」が良く知られているけれど〜都内の他の街でも幾つか同名が掲げてある場所があるのを知っているが・・特に商店街には人気のある名前であるらしい・・。

◆日本の各地にも「すずらん通り」と名前のついた場所があるけれど・・それは本当に数え切れないぐらいあるのではと思う・・◆

ー小田急線経堂駅北口の、すずらん通りー

Cafe'の時間

経堂駅前からつづく商店街は人の流れも多いから〜Cafe'する店の数も歩いている通りの前後に見受けられる。それも現在では何処の街の駅前にもあるチェーン店がほとんどで・・個性的な店構えなり、ある種の面白味などを求めたりは出来ない！！

駅からの賑わう通りをぶらから歩いて来てカーブする脇道に曲がって、更に進めば世田谷のディープな住宅地域に潜入してゆくが、その手前の路地を入った所にこのCafe'はあった。

十年ぐらい前に訪れて紅茶＆ケーキなどを頂いたから知ってはいても〜その後はこの街に何度か来ても道筋の違いでこの場所に来られずに・・未だあるのかどうか半信半疑だったのだ。

人が集まるCafe'の佇まいや、その界隈で住み暮らす人達が醸し出す雰囲気が、その街を形作る要素の一端を担っているのは確かな事で・・それは酒場やライブハウスにも共通する・・。

◆Cafe'とは・・飲み食いするだけでは無く〜その店で過ごすくつろぎの時間に大切なポイントがある気がするし・・そうだろうと事実思っている◆

ー世田谷区経堂の商店街から奥の・・ー

駅の見える墓所

小田急線で新宿方面への行き帰りに経堂駅ホームに電車がすべり込むと〜駅の南側に黒い木立と合掌形の黒い寺の屋根が視界に映ってくるけれど・・同時に古い石塀に囲まれた墓の一部も見える事がある！！

今日も駅を出ると何の隔たりもなく街の上には空がある。駅前のすぐ横を曲がると石塀の続く寺の道であり〜賑わう商店街の真近くであっても・・石塀内には現実から隔絶された墓石群の空間がそこには出来ている。

誰もが石塀の外と内にと簡単に乗り越えられるし〜眼中にすんなり取り込む事も出来るけれども・・あの世（死）とこの世（生）とを行き来するのは不可能と、誰もが知っている。

◆墓所からは、毎日のように何万人の人達が何処かへ行き帰りする駅と言う移動基地が見えている〜古い石塀に囲まれた、動かぬ墓地の石列群が広がる現実風景と静寂の彼方から・・上には空があるだけ・・imajine◆

ー小田急線，経堂駅の南側の・・ー

三月十日、喜多見駅

前日の三月九日は寒い一日で東京は午後から雪となり、日本各地でも荒れ模様となって各交通機関に影響が出た。雪が夜中までも降り続けた次の日の午前中は〜冷たい小雨の降る中を傘をさし自転車で家を出ると・・成城の街中を，不動坂を，野川を越えて凍えながら喜多見のKクリニックに向かって走った！！

下半身は濡れたが、予約したKクリニック（午前10時）にはジャスト間に合う事が出来た。

受付けでカードを提出してから先客の方々と共にソファーに並んで座ると、安心すると同時に冷え切った身体の各所パーツに、遠慮深く徐々に熱が甦ってくるのを細胞単位でジワリ感じるのだった。

昨年の夏過ぎ頃から残尿感の治療の為に、喜多見駅近くのKクリニックには月１度の割合いで通って来ている。

雪が降った翌日の冷雨降る今日があいにく予約日で駆けつけたのであり〜先生の問診と触診による診察を受けて終了すると・・薬局に寄って薬の２種を頂いてから喜多見駅に来て思わずホッとしたのだった。

◆駅から眺める南＆北口の景色には昨日の雪は無かった〜早朝からの雨で流れて消えたのだろうか・・この日は午後から雨も上がり急に晴れたが気温は低いままだった・・春の雪は冷たさだけを残して消えた・・◆

ー小田急線，喜多見駅の南＆北口ー

ベビーカーと図書館

どう云う事なのだろうか、この日の図書館に来て見ると〜ベビーカーを引いて子連れで来館している女性達の姿が・・通常よりも数多く見受けられた！！

館内の入口近くには上階フロアへ向う階段と、エレベーターが用意されてある。ほんの寸前も子を連れた二組のベビーカーが、エレベーターに乗り込んで消えたばかりのこの場所に、またもや子を連れた一組のベビーカーが現れた・・。

エレベーターで上がった２階には絵本などを置いた（子供の領分）コーナーがあるのは・・以前から知ってはいたけれどもベビーカー群団は珍しいから、何かの集まりorイヴェントでも有ったのだろうと推測出来るし、きっとそうなんだろうと思った。

人は夫々が独自のスケジュールを持って暮らしているけれども〜たまたま他人と同調してしまう事がある時もある。今回は２週間ぶりに図書館に来たのに、前回もいた同一人物がこの時間にまた、図書館前のバスを待つ風景の中に立って居たのだ・・。

◆世田谷区の成城と祖師谷の地区を走行する地域循環バスの停留所が〜K図書館前になっているから図書館に来る以外の人達も・・この場所でバスの来るのを待っているのです◆

ー世田谷区祖師谷三丁目K図書館ー

池とミカン

朝から夕方を思わせる薄雲リの一日が本来の夕方を迎えた時刻になり〜あと少しゆけば坂へと下りる手前でミカンの黄色が屋敷の庭から塀の外へと・・わんさか目の前に溢れる如くに現れてきた！！

眼の中にミカンの黄を連れたまま、ゆるる曲がる不規則な坂を下ってゆくと〜チロロ水音が聴こえて何と来る筈ではなかった釣鐘池に辿り着いてしまった・・と言うよりも偶然に出てしまったのだ。

釣り鐘池は世田谷100景の一つとして知る人ぞ知る池なのですが、この池に来ようと目指してくると何故だか見付けられない事があったりする・・ちょつと不思議スポット的な場所でもあるのです。

◆春の三月ではあっても寒かったり不安定な季節の夕暮れ時は〜人家も樹木もモヤッとした曖昧な影を持っており・・不鮮明な写真が撮れてしまった◆　

追伸・・ミカン？と思ったがレモンかも知れないので、ゴメン！

ー世田谷区祖師谷５〜６丁目ー