街道をゆく車列は、この日も轟音を響かせて〜
河川の如く切れ目なく、センターラインを境に東西へ疾走する・・
瞬時に走り去るトラックの影から対岸に、双生児のような家が見えた!!
街道沿いの2軒の家は、看板建築の様式をした木造モルタルの2階屋であり〜歩道にはガードレールと家の前にケヤキの街路樹が、お揃いのセットで置かれてあった。
このツインの建物は店としての形跡はあるものの〜街角の掲示板に張られたポスター&印刷物のように・・色あせしてボワーッとした色調で映って見えている。
それは永い年月を風雨に洗われた結果だろうけれど〜毎月毎日日々昼夜となく、目の前の街道を通行する車の排ガスを浴びた影響もあるだろうと思う。
◆この場を去ろうとして、双児のような2軒の間の隙間に目線を向けると〜何と云うか下町の路地的な生活の匂いが、そこに見えるのだった・・◆
ー京王線仙川駅近くの甲州街道で・・ー
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