休み明けに駆けつけた午前中の図書館は〜
通常よりも人の出入りが急であり、何か慌ただしさを感じた。
館前の通りを渡った所から、この建物の顔と云うべき〜
正面のデリケートな構造を見せるエントランスを撮影すると・・
ミラーとなった球面の窓ガラスは、少し歪んだ初夏の空を映していた！！
ここの図書館の前は成城地区〜祖師谷エリアを運行する、循環のコミニティーバスに乗車が出来る場所にもなっている。
そしてバスを待つ舗道には季節の草花が春夏秋冬と、途切れる事もなく植えられている。
今日は舗道際に造られた植え込みには、背の高いマリーゴールドの色鮮やかなイエローゴールドが、重厚で無機質な建築物と敷石とを背景として、ゆらゆらと揺れて咲いていた。
ーいつも思うのだが、最近は音楽CDのNew盤がこの館には無いのが淋しい〜
愛読書のMac Fanなども半年前とか１年前の古い号が積まれてあるのだ・・ー
ここは’〜世田谷区立砧図書館前です
日常生活の中で別に図書館に行かなくても〜
何ひとつ困らないのだけれども取りあえず身体を動かす事と・・
向うからやってくる情報やモロモロの流れに身を任せずに、
あえて自分の視線にこだわりを持ちたいと・・
自らのアタマの柔軟と感性の活性化を求めて、
いや々そんな七面倒くさい考えではなくても・・
何か一つ明日へと繋がる楽しみのヒントを捜しにくるのかも！！
文芸誌などを見ると、読書は所詮ヒマツブシだと（自虐的に）書かれてあったりする〜
すると図書館はヒマツブシの薬園とでも呼ぶべき場所なんだろうか。
館内でこの日に見た人達の読書スタイルも千差万別であった。
本棚の間を巡っては短時間に何かの調べものをしてゆく人・・
又ゆったりと構えて、新聞や抜き出して来た数冊の本を手元に集めている人もいた。
人は誰でも限られた時間の中で生活しているのだから、ここの図書館を訪れるのにも夫々の時間を割りふって来ているのであり、それがその人の読書スタイルに反映されている。
ー自分の読書スタイルは、自宅のソファーかベッドに横になる等の〜
だらけたカタチにならないと文中にのめり込んで行けない性格＆習慣なので・・
読書スタイルとして最も格好の悪いタイプである事は、自分でも認めている・・ー
ここは’〜世田谷区祖師谷三丁目
あたかも日々の経過を計測するように〜
２週間に１度の割合いで図書館通いが続いている、
春夏秋冬 又 春夏秋冬 又々 春夏秋冬と〜
季節は、暖か、暑く、凉し、寒い、と移りかわり、
すでに１０年以上もこのペース配分は守られている！！
そんなわけで今日もやって来た午前中の図書館は、何か爽やかな空気が漂っていると感じるのは、午後の時間帯と違って館内にながく居続ける人達が、未だ来ていないからなのだろう。
受付カウンター近くの本棚には、昨日〜今朝に集まった返本の山が出来ている。
図書館の女性スタッフ達は、それ等を元のあるべき本棚へと抱えて戻す作業をしているが、本はズシリと重いし立ち仕事で動き往復するのは、大変な労働になるだろう・・。
窓側の通路の本棚横には誰も居ないと思って来たら〜
ブラインド越しの柔らかな午前の光りの中で、一人静かに座り、本読む男がいた。
ー来る時は、桜の花が咲く木の下を選んで来たから〜
帰りの道も、桜の花が咲く木の下を通って帰ろ・・ー
ここは’〜世田谷区の砧図書館
少し春めいた陽気になったと思ったら〜
東京にも冬の季節があるのだよとばかりに・・
家々の屋根に申し訳程度の雪色のペイントをした！！
今回も図書館への返本の期日が少し遅れてしまったが、出足が鈍ったのは飛び飛びに降った雪で足止めされた事も原因となったのだった。
図書館１階の本棚が列になって並ぶ中央あたりに、なかなかスタイルの決まった四人の男女と遭遇した。毛糸の帽子、ショルダーバッグさげたロングブーツの立ち姿がカッコ良い若い女性と・・腰掛けた２人の男の足元は共にスニーカーで、ビニールレザーのハーフコートなど、さりげない自然なラフさが決まっていると感じた。
最新の雑誌から新聞も、また棚の奥にストックされた雑誌などが、自由に選んで読める１階奥の大テーブルにゆくと、この日も本好きの方々が集まって来ていた・・。
現在ではわざわざ出かけなくとも家で、好きなTV番組やDVDを楽しむ事が出来るけれど、図書館に来ると言う事は・・やはり本好きな人々なのだ！
ーこの日は図書館の帰りに、川沿いの道で少し伸びたフキノトウを採集した〜
小鉢に一杯分のフキ味噌が作れた、材料は（砂糖、味醂、味噌、ごま油・・）
下ごしらえで苦味を抜きすぎたが・・ごはんの友に、美味しく頂いた・・ー
ここは’〜世田谷区祖師ケ谷
昨年の末に２00８年最後となる図書館に行くと〜
１０冊まで貸出しがOKと言われたが、５冊だけを借りてきた・・
年が明けて正月が過ぎ、七草も早すでに過ぎ去ったこの日、
２00９年の初回となる図書館に来ると、予想に反して混んでいた！！
まず館内では風邪予防なんだろうが、男女共に大きなマスクの人達が目立って多かった。
今年流行のインフルエンザには、Aソ連型、A香港型、B型・・とあって〜
タミフルも予防接種も効かない、新型ウイルスが出現してるから皆が不安なのだ。
館内の南にあたる最奥の一隅には、閲覧用の大テーブルと椅子席が置かれたアットホームなコーナーが出来ている。
席に座らずに円い支柱に身を寄せて、雑誌をパラリめくる男性がいる〜
遮光カーテンがある窓際の本棚の間に入り込んで読書するベビーカー連れの若母親が〜
テーブル席に腰掛け、軽く足を組み、姿勢を正して読書する小野ヨーコ似の婦人も〜
立つ位置も中途半端なら、格好も投げやりなポーズで立ち読みする、青の男もいる〜
それぞれが自分流でパッピーな読書をしている・・・。
ー自分の場合は自宅にある、でっかいだけが取り柄のボロソファーに横になり〜
太い木のアームに頭を預けて本を読むのが、毎度のスタイルなのだが・・・
半分は猫のベッドでもあるから、領分を守らないとウンニャーと恐い顔で威嚇されるー
【場所】KUNUTA Libraryー
借りた本を、指定された期日までに返そうと思っていても・・二三日と遅れてしまう事が最近はつづいた〜。公共施設での規則は守らねばと〜自分自身に注意をして・・自戒の念にかられる！！
師走の１２月に入ってからの一週間は早く過ぎてしまったが〜誰もが皆そう感じているのだろうか。
「手と手」のお客様で気の早い人が居て、昨日の事（メリークリスマス〜お正月が明けたら逢いましょう・・）と可愛い笑顔で別れ際に手をふられた。
図書館の内部では季節の変化をあまり感じる事も無く、毎回とも同じような館内の配置の中を辿る事になる。逆に考えると、毎回のように変化したり移動する書籍の配置があったとしたら、その度に戸惑う事になる・・。
外の街から館内を訪れる人達のスタイルは、やはり冬の服装をしている〜マフラーやコートのボタンを外したそのままの格好で、本棚を巡って目的の本を捜しては・・その場で本の内容を立ち読みしている。
ー前にも書いているが、写真にある本棚横にオマケに付いたような席が私の好きな場所〜
今日もやはり同好の志がいる・・何か不安定で中途半端な所が落ち着くんだなぁ・・ー
【場所】世田谷、砧図書館
仙川沿いのカラータイルで舗装された遊歩道をゆくと〜
稲荷山橋を過ぎた所からは頭上に木々が被さるトンネル状態になる。
桜とイチョウの木が影をつくる細く曲がりくねったガタガタ道を抜けると・・
成城学園の体育館が、そして秋空とかなり広大なグランドが見えてくる！！
グランドでサッカー、野球、ホッケーと運動する学生達の元気な声をバックにして、ブルーの小さな橋を渡って祖師谷の丘を駆け上がると目指す図書館に到達する。
以上は自分が最良のコースと決めた自宅から図書館へとゆく道筋であり・・
街の中は通らずに、また車とも接触の少ない道を選択した結果がこの道になった。
今日このコースで通ると、ギンナン特有の腐臭がアチコチで匂っていた。
１階の館内の奥は、雑誌の本棚で囲まれた場所に大きなテーブル席があって、ゆっくりと長居する人達が腰を下ろして読書している。この席で新聞を読む事を習慣にしているらしい人達もいて、何度も席を立っては新聞を取り替えて読んでいる。
少しでも早く出ようと行動して図書館には長居しない自分とは・・対極の人達の時計の針はどんな回転をする日常なのかと・・しばし考える。
種別された本棚の横に１つ２つと腰掛けがある。この席では自分も時々ページをめくる事があり、小休止するのにも利用している。
横を人が通るけれど本棚がパーティションになっており、不安定ではあっても安定出来るのだった・・今日も同好の男性が何人か居た。
ー先日のTV番組で読書しない人が増加している事を嘆いていたが〜
そんな事はその人の勝手であり、読む人は読めば良いだけの話しだ・・。
何も活字だけではなく、映像だって、音楽だって、豊かな感性の世界があるのだからー
夏に咲く花は基本的に強い性格を持っているのだろう〜
私等がくらす調布市の花であるサルスベリは、夏空から降る連日の直射日光にもめげずに枝をひろげて、ピンク、紫、白の花を咲かせている！！
今回は気をつけていたのに、図書館の借りられる期間を３日も過ぎてしまっていた。
返本する５冊をリックに入れて自宅を出発・・成城駅近くの商店街の通りまで一気に自転車を走らせると、小田急線のガードと並行して仙川に架かる成城橋を走り抜けた。
さらに勾配のゆるい坂を上がり切ると砧図書館が左手に現れる、駐輪場にまわるとすでにもう満車の状態だった。
館前の歩道には前回来た時は黄色や紫・・の花々が溢れんばかりに盛んに咲いていたが、その間の猛暑と何度かの豪雨のせいか花の数は淋しく減少していて、結実が見られるからもう盛りを過ぎた時季なんだろうかと思う。
館の角地にある少女像が置かれた花壇では、華やかな花々が明るく咲いていた。
残念ながらその花の名前を知らないが・・もう秋の花なのかな〜。
ー秋には好きなコスモスをはじめとして、神秘的な曼珠沙華も姿を見せる・・
秋の陽を浴びた野のススキも好きだし、クリも良い柿もイモも美味しい？？秋ー
【場所】世、祖師谷三丁目
昼前の図書館に来ると、正面入口のガラス窓がホットな夏空を映していた。
トータルで石造りの館に、ここだけ大きなガラス面が取られているのは・・
２階へゆく階段部分と、館内への採光を考慮したDesignだから！！
図書館前はバス停でもあり、ご老人が植え込みの角に腰掛けて待っている。
成城＆祖師谷地域の一帯を走行する地域循環のバスで、便利に使う人達もいるらしい。
ある日のこと突然に住宅街の角からバスが出現して、驚かされた事があった。
成城橋を越えて、祖師谷の現在の場所に建てられてからもう１０年は過ぎたろうか〜。
ウルトラマン商店街も近くにあり、マンションも前後にある住宅地でもあるから・・
老若男女、子連れの家族、ご婦人達この写真を見る の来館者を多く目にする。
以前の図書館は成城大学の横に隣接してあった為か、小中高大学生男女の姿が来館者の大半を占めていた場面と、使い込まれて古くなった本棚とを共に覚えている・・。
ー館内では毎度の事に、席にゆったり座って閲覧する人達も多く居る。
私はいつものように返本すると、本棚を巡って手早く今回借りる本を選び出す・・
館内な弱冷房に調節されているから、汗が首筋を伝い流れる・・ー
【場所】世田谷区祖師谷三丁目
図書館通いは、暑さ寒さの季節を問わずに〜
２週間に１度のペースで、もう何年も続いている！！
自宅を出てバス通りを向い側に渡ると、成城の街に入る。
花屋の前の角を曲がると、世田谷の農家が見えて来て郵便局の通りに出る。
高級住宅街と呼ばれる地域に入ってから、季節の花々を玄関に、窓に、庭に、と絵を描くように咲かせたガーデニングを眺めながら、タテヨコタテヨコと南東の方向に何度か、曲がって折れてを繰り返して進んでゆく。
小さな動物病院の角を越して、学園の金網が張られた道を下れば川に架かる橋に到達する。
好きな川沿いの道を、川の流れと一緒に桜の若葉の下を抜けてゆくと小さな橋に出る。
小さな橋を渡り鴨など水鳥を見て進むと、樹木に囲まれた三丁目の公園に辿り着く。
キュツ’キュツ’と鳴る音は母親と幼な児が遊ぶブランコの揺れる音で、園内を駆けまわる子供達の声も響きわたる解放区になっている。
その公園から出て、巨大マンションの裏側を占める森のような斜面の横道を登れば・・
レンガの壁を見せて出現するのが目指して来た・・図書館。
ー館内はいつもの見慣れた場面が、今日もまた展開されている。
受付カウンターは相変わらず慌ただしい様子をしている。
選んだ本をリックに詰め、出口に向うと入れ違いに来た少女が可愛くシャッター切るー
【場所】世田谷区祖師谷三丁目
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