仙川沿いのカラータイルで舗装された遊歩道をゆくと〜
稲荷山橋を過ぎた所からは頭上に木々が被さるトンネル状態になる。
桜とイチョウの木が影をつくる細く曲がりくねったガタガタ道を抜けると・・
成城学園の体育館が、そして秋空とかなり広大なグランドが見えてくる!!
グランドでサッカー、野球、ホッケーと運動する学生達の元気な声をバックにして、ブルーの小さな橋を渡って祖師谷の丘を駆け上がると目指す図書館に到達する。
以上は自分が最良のコースと決めた自宅から図書館へとゆく道筋であり・・
街の中は通らずに、また車とも接触の少ない道を選択した結果がこの道になった。
今日このコースで通ると、ギンナン特有の腐臭がアチコチで匂っていた。
1階の館内の奥は、雑誌の本棚で囲まれた場所に大きなテーブル席があって、ゆっくりと長居する人達が腰を下ろして読書している。この席で新聞を読む事を習慣にしているらしい人達もいて、何度も席を立っては新聞を取り替えて読んでいる。
少しでも早く出ようと行動して図書館には長居しない自分とは・・対極の人達の時計の針はどんな回転をする日常なのかと・・しばし考える。
種別された本棚の横に1つ2つと腰掛けがある。この席では自分も時々ページをめくる事があり、小休止するのにも利用している。
横を人が通るけれど本棚がパーティションになっており、不安定ではあっても安定出来るのだった・・今日も同好の男性が何人か居た。
ー先日のTV番組で読書しない人が増加している事を嘆いていたが〜
そんな事はその人の勝手であり、読む人は読めば良いだけの話しだ・・。
何も活字だけではなく、映像だって、音楽だって、豊かな感性の世界があるのだからー
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