駅にと向って来てこの路上から空へと目線をやると、アルタのビルだと思われる屋上に横長の写真看板があって・・チェツクのシャツで長髪のキムタクがいた。
アルタが「二幸」だった昔から〜モア街の入口周辺は夕方からこの街に集まってくる人達で混雑する場所なのは今も変わらずに続く・・この街の光景となっている。
駅側から渡って来て歌舞伎町方面へとゆく人々の波に、角の果物屋の店員が「いらっしゃい！」と呼びかける声が、店頭の黄色い照明と共に日暮れた夜の街に漂い流れるのだった・・。
◆この日は定休日なのか赤いテントの果物屋は営業していない〜確か横並びには靴屋とか喫茶店、飲食店などがあったのだが取り払われており、工事フェンスで囲ってあるから今度この跡地には何が建つのだろうか・・◆ー新宿駅東口前を渡った所ー
それぞれの店が醸し出すカラーが相互に影響し合って〜自然とその場所固有となる裏通りの街の景色を形成しているようだ。
不思議な事に毎日のように来る人も、また時々訪れる人達も意識する事なく知らぬ間に、自分好みの道筋を見分けて抜けてゆくのはどうしてなんだろう・・空気なのか雰囲気なのか。
◆どの街にもその人なりの獣道があるのは確かな事であって〜何故だか通る道が決まってしまう。他に幾つか道があるのにどうしてもその道筋に入ってしまうのは・・人間も動物でありケモノ道をゆく事になるのだろう◆ー新宿裏通りー
冬の街で季節を先取りした巨きな写真が人の往来するビル壁に貼ってあった。ビルは新宿三越デパートであり〜ヴィトンのバッグを肩に赤い水着の美女が海辺を颯爽とゆく・・そんな楽し気なシーンを意図して撮られている！！
ところで正面入口上にMITSUKOSHIの文字があるものの、歩道から見上げるとALCOTT/GAP GAPKIDS/Franc franc・・等の英字を読む事が出来る。
この建物の上階の６〜８階あたりは「ジュンク堂」のフロアになっている。宣伝コピーを「本の森」としたゆったりスペースにゆき、新刊書のページをめくる時間つぶしには最高の場所です。
◆新宿通り歩道から三越に入ると、１階フロアにはヴィトンやティファニー＆コーチ・・の有名ブランドがあって・・国内のジュエリーブランドもある。雨の日は駅から地下通路で来て食料品売り場から上がってゆける・・◆ー三越新宿店前の歩道ー
歩いていて偶然に通りかかったこの角には確かパスタ＆ピザ等を食べさせるイタリア料理店とその他の店々が入ったビルが建っていたと思ったが〜いつの間にか無くなって今日はクレープ屋の移動販売車が停まって営業していた！！
今は無くなったビルと壁を接していたであろう背後のビルが見えるが〜過ぎた年月を表す黒く煤けた壁には室外機の幾つかとステンのダクトが取り付いていて屋上へと伸びているが・・手前の消えたビルも同等のビルだったのだろうと想起される。
ここは繁華街の新宿駅周辺の通りであり場所である。クレープ屋の前で２人の男が焼きあがるのを待っているが〜横隣りには派手で目立つプレハブ造りの金券ショップがNewな看板を掲げている・・。
◆自分が生活する調布や世田谷あたりの住宅街では〜ビル＆建物が撤去された跡地ではコインパーキングが出来るのが通常に良く見受けられる風景となっている◆ー新宿駅から明治通りへゆく新宿中央通り沿いー
裏側にまわると更に横丁から横丁へと入り込む道があり、曲がると古い路地があったりで〜和洋中華の食べ物店が多く並ぶエリアになる・・。
そんな角地にあった、二流＆三流映画を上映していた新宿昭和館が無くなっているし、苦いコーヒー飲んでボケ〜ッと無駄な時間を過ごしていたモダンJazzの店なども消え失せていた。
◆こんな裏路地や横丁は清潔とは云えないけれど〜とにかくアンビリーバブーなエネルギーが充満しているから・・面白くもあり、あぶない事もあった・・◆ー甲州街道からムサシノ通り裏をゆくー
駅南口の外へ出ると新宿陸橋の上になる〜昨年末までは工事現場だった場所が払拭されてクリーンに消去されていた。正面のサザンテラスの上には白雲が流れて彼方にはNTTドコモの電波塔が冬の青空にくっきりと見えた・・今日も新宿日和だ！！
一体何がどの様に変化し変貌したのか判断は出来ないが、永い期間にわたって目障りな工事中のフェンスカバーが通行の邪魔をしていたのだ。駅南の出口からは寸時の休みも無く人々が吐き出てくる。駅ビルLUMINEの１＆２があって吉本喜劇が中にある〜陸橋を下りてゆく先きは明治通りの流れとぶつかる。
この場所から西に視線を向けるとビル群の中でも特徴的なフォルムの・・パークハイアットの三角トップのギザギザが往来する車の薄青いガスの彼方にある。
ルミネ２階からサザンテラス側へと渡るブリッジが、新宿陸橋をゆく車輌達に影を濃く落としている。この日も陸橋の甲州街道を往来する車列は切れ目も無く流れていた・・。
◆この街道を越えた向かいのサザンテラス側は〜渋谷区になるのです・・◆
ー新宿陸橋＆甲州街道の辺りー
成城駅前の商店街通りから少し離れた場所に来ると〜日差しがあっても空気が冷たく流れる午後の街角に立ち停まり信号待ちをする。
信号を向い側へと渡った所から始まる坂の入口から緩くカーブする道なりに下りてゆくと・・冬の成城橋の上にと至るのです！！
橋を自転車で渡りながら道路上を見ると、坂と橋の境目を示す鉄のフレームがくっきり分かるし、歩道を守るガードレールの切れ目には橋である事を知る石柱がちゃんと存在している。
成城橋の坂道と並行する小田急線の高架橋が送電線の束を従えて画面の中央に集約すると〜無音の音を響かせて先細りとなりつつ次の駅へ又その先の新宿方面にと向って何処までも延びてゆく・・。
◆2010の今年になって初めて渡る冬の成城橋では〜車やバイク＆自転車などと競争する事無く、先きを急がず，慌てる事も無く・・マイペースで走って渡った。追伸〜左の電柱横に自分の影があった◆
ー世田谷区成城６を流れる仙川に架かる橋上ー
崖下の道から自転車と共に快晴の澄んだ冬空に向って急坂を上るのは〜しんどく悩ましく又ちょつぴりと楽しくもあるから、スポーツ疲労に近い感覚と言えるのでは・・。
自分が生まれて育った文京区の根津と云う街は坂の多い場所だった。本郷の台地と谷中の丘＆上野の山とに挟まれた土地だから、お使いに行くのも坂を上り下がり、学校へ行くにも坂を登り降りして通った事が・・今も身体に記憶としてインプットされている。
◆今住んでいる自宅から裏へと１５０m程ゆくと坂のある場所となる〜そこには緑の多い崖地の斜面を生かした個性的なDesignの建物が見られる・・◆
ー調布市入間町三丁目の坂道ー
冬晴れの風もおだやかな初詣の帰路は〜
来た道をそのまま戻るのではなく先きへ進む道を選んだ、
小ギレイな新築住宅が両側に並ぶ通りを抜けると・・
野川の岸辺に出た！！
糟嶺小橋から上流に見える野川大橋では、仙川駅と調布駅の間を走行する新年の車列の騒音が一塊となってグゥーウォーンと低空で飛んでくる・・。
反対の下流に架かる谷戸橋に目を向けると、川沿いの遊歩道をジョギングする人達がいるし、木々の植わる公園の草地を愛犬を連れて散歩するファミリーの姿もある・・。
◆水面が光る野川の流れは波もたたず音もせずにとても静かであって〜空は遠くまで見晴らせても、のっぺりと掴みどころも無くただ々広がっていた・・◆ー調布市を流れる野川大橋の下流域ー
元旦は正月恒例の実業団駅伝のTV中継を朝食の時から見て応援していたが〜最後のアンカーの走りでほぼ決着したのを確認すると・・午後２時近くに家を出る事にした。
自宅を後にしてNTT研修センター前のバス通りから〜陽の当たる坂道を少し下りた斜面の途中にある雑木林へと曲って入った。その昔は獣道だったろうと思われる木漏れ日の射す細い自然道から見えるはるか彼方にはNew Yearの真ブルーの空と・・ほんの直ぐ手前には神社があった。
下の道へ降り切ると、正面の石垣で築かれた高台に糟嶺神社はあった。急で距離のあるストレートな石段を近隣から集まって来た善男善女が次々と上がって行く姿があった・・。
◆別行動で車に義母を乗せて先行していたカミさんが〜神社裏の駐車場の辺りでカーブを曲り切れずにコンクリートの角に鼻先を衝突してしまい・・JAFに連絡すると来るまで１時間待つ事になった◆ー調布市入間町２丁目ー
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