[Rappo' Land blog]

「三角定規＆コンパス」

【世、祖師谷−3】

今から10年ぐらい前の事〜下北沢駅北口にある本屋で、平積みに置かれた新刊書の中にー新建築100ー？の写真集があった。
立ち読みでパラパラ捲ってみたページにこの建物が載っていた〜他に何ページかの建物が記憶に残った・・特別に関心があった訳ではなく時は過ぎた〜まさか現実にその建物に出会うとはその時は思わずに。

■2000年になる少し前に世田ヶ谷の砧図書館が成城から川を越えた祖師谷の地に移転をした。　それから毎月2・3度は新図書館への道を往復する事になった。　そんな或る日・・図書館の近い場所に建っているのを見付けて・・あれ’ここに居たの〜と云う感じの再会だった。
周囲は商店街にも近距離に位置して〜大規模マンションも数多く建ってあり・・瓦屋根の二階に物干が乗り板塀を巡らした、昭和の一般住宅が一帯を埋めている。
■建物自体は「定規とコンパス」で作成しました・・との表情をしている。　南に向けた三角と円の屋根が窓からの陽光を室内にたっぷり吸収する装置として設計されてあり・・玄関のある西側で道からの騒音を考慮して比較的に小さく押さえた窓の分を補っているのでしょう・・。
一般住宅かオフィースなのか知りませんが、建物の壁面や窓をカバーする張り出し屋根などを排除した・・モノトーンで無表情にも見える切り落としたフォルムは・・何度も対面する内に・・品のある可愛さを今は見せている。

ー自分的には・・巨・小・古・新をいとはずに建物の立つ姿を見る事が好きです・・その建つ（土地場所）を含めた人の暮らし生き方が〜時間の流れが私の心を揺らすのですー

「成城New駅ビル夜景」

【SEIJO CORTY】

今年の3／24、7／18、のエントリーで投稿した成城駅ビル工事が終った。

名は 「成城コルティー」 と発表されて・・9／29（金）オープンする。

　　1階　豊かな食生活を提案する・・フードマーケット
　　2階　暮らしの・・バラエティーフロア
　　3階　保育所・クリニックを含む・・サービスフロア
　　4階　屋上庭園もある・・レストランフロア

■ヒートアイランド現象を緩和する・・屋上に緑の庭園を備えた〜
　環境にも配慮された4階建ての商業施設・・と書かれてある。

ー駅の北側の出口にあった交番が撤去されて・・工事の幕が張られている〜
今現在は南口に仮説の形で・・何やら淋しく置かれて居たりする・・
タクシー乗り場は現行のままなのか〜バスの発着所は移動するのか・・
しばらくは当分の間・・混雑と周辺の混迷が予想される・・ー

「ミロ？な居酒屋夜景」

　　　

【調、若葉町−2】

成城方面から直進して来た道が若葉町2丁目の・・
バス停の先で右に少し曲がって仙川駅へと向かって行く。
その辺りは喫茶店・花屋・食べ物屋・クリーニング店・ヴィディオ屋・・
等が集る地元の商店街が出来ている。

■その曲がる角に何やら怪しげにこの店が浮かんで出現する。
白塗りの壁面をキャンバスにして何処かで見た様な・・
象形文字・記号・絵らしき物が描かれている。
スペインの画家「ホアン・ミロ」を真似て描かれたペンキ絵のようだ〜
この店の前を通ると「ミロ？なペンキ絵」につい目がいってしまう。
何となくBarかCafe'だと思っていたが入り口のガラス戸に〜
真っ赤な文字で「居酒屋」と書かれてある・・
そして軒下に酒場を表明する赤提灯もぶら下がっている。

■「ホアン・ミロ」ーこの世界的に有名なスペインの画家の絵が、
バルセロナ・オリンピックでは大会のポスターやPR各誌に・・
使われて効果をあげていた・・晩年に日本にも訪れた事が有り〜
東京は谷中の和筆屋で気に入った数筆を選び買って帰国した・・
その折りのサインが今も店に残されて存在する。

ー反対側にあるコンビニの夜間照明が道を明るく照らす位置に立って・・
シャツターを押すと、突然に酒場の戸が開いて何やらわめき声を発し〜
男女が出て来ると流しのタクシーを停めて・・何処かへと走り去ったー

「仙川Newストリート夜景」

　

　　【調、仙川町−1丁目】

駅が新しくなる〜道路がワイドに伸びて〜ビルが建ち並ぶ〜
大小のShopが我れ先にとOpenを開始して〜
街の至る所にネオン看板の火花が揚がる〜
巨大都市の新宿から京王線で15〜20分の距離に当たる・・
この仙川駅に降り立つと、以前の駅・街を知る人には・・
驚く程の変貌を終えた現在の姿と対面する事になる。
いや変身を終えたのではなく〜未だまだ続行中のing・・・

■一番と目につく場所や角にはチェーン店のCafe'shop・ファミレス・
ドラッグストア・・と場を占めるのは、近年何処にでも展開される・・
駅前風景をカット・ペースト・プリントの一連の仕組みで・・
そして確かに見映えの良い〜ほぼ一定の街が出来上がる。

■桐朋学園・白百合女子大などの学生が多く利用するこの界隈に・・
オープンカフェが何箇所にも有って・・人気を集めている。
道も拡張し車での客も増えて食料品の【クイーンズ-ISETAN】の〜
駐車場は常時満車の状態が多い・・店が終了する10時前後からは〜
若者達グループのしゃがむ姿が空車になった地面に・・
自然発生の如く・・人待ち顔で出現する〜。

ー駅前の「東国書林」で「MacFan10月号」を久し振りに買って帰った・・
　　　　　　　・・短パンにスニーカーの夜’の事ー

「New銭湯夜景」

　

　

　　　【調、若葉町−2】

京王線の仙川駅が2000年に至る前に、新駅にと全改装された・・2000年の以降からはそれに連動して・・周辺の家土地の整備・道路工事がかなり大規模にと実行され・・ちょい昔の面影は一掃された感がある・・。

正にNew Town化の波で激変してしまい・・それ迄混雑していた細長い旧商店街が完全に影に入ってしまった格好になっている・・。
更に甲州街道（国道20号）から直通の道が・・先に開発を進行していた仙川アベニューの道と合体を果した。

■小田急線の成城駅〜京王線の調布駅南口へとバスが毎日走っている。
仙川一丁目と若葉町2の間は極細のバス通りで・・その道沿いにある和光堂（家庭医用品）の広大な東京工場が縮小された跡地に・・巨艦マンションが建設されて、その隣にこの「仙川湯けむりの里」が出現、早や4・5年の月日が過ぎた。
入浴客が当初は多く詰めかけたと聴いてはいたが・・
特別の風呂好きでも無いので・・行く事もなくそのまま年月は流れた。

■最近になって夜の仙川へと歩く度にこの銭湯の前を通ると・・専用駐車場が満車で・・道にエンジンを吹かして並ぶ車を係員が手作業で誘導している状態を知って驚いた次第だ。
自転車でも次々と来る・・そんな人気がある事を知らなかった・・
湯のスタイルも種々あって軽食が出来る設備が有ったりの・・
イマドキのNew銭湯なんだねっ’
近い内に一度訪ねてみようかな〜

「近隣ベーカリー洋食店夜景」

　　　　　　　　　　　【調、入間町−1】

私共の店【テトテ】成城 から北へ一つ信号を渡った先に見えてくる・・
大駐車場をもつ・・「Kーレストラン」の夜景・・。
都内にベーカリー店を幾つも運営するパンを主体とした・・
カフェ＆洋食店で〜夜は10時過ぎ迄も営業している。
週末の混み合う食事時の待ち時間には・・
車を置いて当店に顔を出すお客さんも居たりする。

■現在この近辺は高級マンションが幾つも建ち並んでいる〜
　そして道の反対側には「ペアシティー三船」【世、成城−8】が建つ。
　何故なら・・レストラン＆駐車場を含むこの場所にはかって〜
　「三船プロダクション」の撮影所が存在したのです。
　TVドラマのシリーズ物などがこの地で作られ放映された。
　晩年の三船さんが【テトテ】に来てくれて多少なり言葉を交わし・・
　触れ合う事が出来て本当に良かったと思っています。

■カミサんの姪がこの店で短期間のアルバイトをしていて・・
　色々と風味の異なるパンを毎朝のように頂戴した・・。
　成城駅の南口には、ここのベーカリー専門店があって・・
　常時にぎわいを見せている人気店だ！

ー「テトテ」の顧客でこの店でケーキ担当の地元育ちのAさんにはX'masケーキをオーダーして作って貰った〜現在はケーキ作りのベテランとなって、他店へと教えに行く存在で忙しそうだ・・ー

「駅近洋食店夜景」

　

 

　　　　【世、成城−6】

成城界隈・・それも駅周辺の夜のエントリーが続いている〜又また今回も駅の北口から歩いて2分で行ける店・・階下が「Shop・シナモン」その横階段を上がってドアを開けると美味しい香りが・・。

■「ロンリベール」フランス料理＆洋食の店〜と看板に描かれてある。
　店内は家庭的な雰囲気が満ちるテーブル席20の洋食屋さん〜
　OLさんや・・駅近くへと買い物に来たご婦人方に人気があるようだ。
　この場所で20年以上と息の永い営業をつづけている・・

■　洋食と新しいフレンチの両方を手軽に楽しめるお店。
　お店のママと・・うちのカミさんが以前からの顔見知りで〜
　いつも・・二言三言の挨拶を交わしている。

■まだ入った事の無い魅力的な店構えの食事所が・・
　この界隈には何箇所も明かりを灯している。

ーランチメニュー（スープ＆主菜＆パンorライス）￥1000〜￥1500でOK'
　デザート＆コーヒー・紅茶を加えたスペシャルランチも有る。
　メニューは日替わりでー11：30〜20：40の営業時間ー月曜定休ー

 

「古Book店夜景」

　

　　　　　　　　　　　　【成城駅前小路】

元々〜古書店の巡り歩きをする事は好きでした！
■日常利用している小田急沿線の下北沢・経堂・祖師ケ谷大蔵・・
　等の駅前から続く魅力的な商店街に下車する時などは〜
　古寺巡礼ならぬ・・古書店巡礼は欠かせない事の一つだ。

■この「BookOff」系列の店内ではマンガ本＆ヴィディオが・・
　半分以上を占拠している、若い店員のーいらっしゃいませ’ー
　のかけ声はファミレスかバーガーshopの感覚だ！
　古本屋・・古書店の呼び名でカビ臭さの漂うこの業種を・・
　パンフを手渡すなどして、売り買いを積極的に進めて・・
　独自の価値基準で急成長して来ている・・。

ー私的にはカビ臭さの店での、目的の書物を迷い捜す時の旨味を・・
　活字中毒の店主と共に大切に抱えていたいと思う・・ー

「髪サロン夜景」

　　　

　　　

【成城北口商店街】

ここ成城地域は駅の南〜北の周辺一帯はヘアーサロンの激戦地で・・
どの道筋にも必ず存在しているようだ・・・
バスの走る大通りの路面店、角を曲がったビルの1・2階店等々〜

■駅前から成城学園へと辿る通り道の商店街にこの店はある〜
　大きなガラス壁面構造で、入り口ドアーの直ぐから斜めに・・
　2階へ上がる階段がシンプルなオブジェのように設置されてある。
　外から覗けるシースルーな店内はエレガントな風合いで〜　
　ゆったりとした大人の雰囲気を醸し出している。
■閉店も真近で立て看板はすでに納められてあり・・
　スタッフ数人は1階の店奥の鏡前で頭を寄せている〜
　2階ではラストの客が立ち上がるシルエットが
　レースのカーテン越しに感知される。

ー舞台装置用に造られたミニチュアセットを目前で見ている様な気もして・・
　でも近くの酒・和食と書かれた暖簾の店先から〜
　一夜干しの甘塩っぱい焼ける匂いが鼻をくすぐって来るー　

「駅横小店夜景」

【成城駅前小路】

駅北口前の高級食料品スーパー「ISHII」の横壁に沿って始まるこの小路は、一日中混雑をきわめている。
学園町の呼び名が有るから学生が多いのは当然の事実で・・
特にこの小路は立ち停まっては・・居られない人の流れが続く。

■9月になって一段落の気温に・・夜歩きは楽になり足も伸びる〜。
　夕食時も過ぎたこの時刻となると、店々の明かりも大半が消えて、
　看板と小窓のウィンドウのみが暗くなった街中で輝きを見せている。
　少し進むと、服・雑貨の1坪半程の小店が・・
　いつの頃からかビルの角横に張り付く型で営業している・・
　その上に見える広告看板の方がむしろ大きい位だ。

■その先にはお気に入りの店「ボーラ」は喫茶とパンの店で・・
　カボチャのタルトが美味しい。
　成城駅が現在は地下にホームが移ったが、以前は地上にあった、
　ボーラの１階でパンを選び2階のCafe'フロアーに上がると・・
　南側一面の大ガラス窓からホームの全景を見渡す事が出来た・・
　明るく本を読むにも、待ち合わせにもベストで好きな場所だった。