[Rappo' Land blog]

「煙草屋それとも小鳥屋」

　

　【世、千歳船橋商店街】

行く道の先に街角の煙草屋が見えてくる〜
この辺り一帯は瓦屋根を乗せた・・手摺が曲がったりズレたりする・・古くからの木造の家屋が黒く伏せたように連なっている。外階段の錆び付きが目立つ小規模のアパートが幾つか有ったりする。ドアが開いて金髪の若者が頭をフリフリ降りて来て・・道の奥の方へと消えた！

■早い西日に照らされるタバコ屋の手前の横道に入ると・・
鳥籠が重なって置かれてある？？
店の中を覗くと誰も居ないが・・かなりの数の鳥カゴが〜
薄暗い店内に積まれてある事に気付かされる・・。
赤・黄色のインコ達がケージ内の止まり木にじっとして居る〜
時々くるっと目蓋を上下させるだけだ！

ー眩しい逆光の中から小母さんの自転車が走って来て急に停まった・・
表通りの自販機に小母さんがコインを落し入れる音が鮮明に響く〜
一つ・二つ・三つと低い声でつぶやきながら・・
何か迷宮へと誘うマジナイのように聴こえてくるー

「街の銭湯」

【世、千歳船橋商店街】

商店街の中に風呂屋の煙突が見える・・
サビたトタン板の塀で囲んだ内側には・・
燃料用の廃材が乱雑に積まれてある〜
まだ時間が早いのか・・銭湯の暖簾が出ていない！
近づいて「船橋湯」の入り口前に立つと、透ける磨りガラスの内に・・
「さわやかに・・今日の疲れを・・流しましょう・・」
　　　　　　　　　　　　・・のポスターの文字が読める・・
■永年の歳月を持ち堪えて来た風貌をした、この銭湯こそ〜
　　　貯まった垢と塵を洗い流してあげたい・・と思う！

ー駅前へと行く前に寄ってみたい場所があるので・・そちらに向かう事にするー

「珈琲工房ーHORIGUCHI」

　

　

【世、千歳船橋−1】
秋のよい天気が続いている、店の休日は仕入れ等の仕事関連で埋まってしまうのが毎度の事・・今日は昼を過ぎて軽いサイクリングにでもと〜
2時半を過ぎた頃に自宅を出発した。　強い日差しを避けて・・観世音堂前の大石橋を渡る〜祖師谷の商店街を足早に走り抜けて・・環八の幾つもある信号と複雑な路上図の場所にと出た・・。
爆音と震動をまき散らして走る大型輸送車やダンプ等の流れを待って、千歳船橋の地域に渡った・・排気ガスが幕を張るアスファルトからの反射が異常な熱さで身体にまとい着く・・。

■バス通りから住居の建て混む道に入る〜年月の経過と歴史を感じさせる商店街の通りに辿り着く〜そしてそこに「珈琲工房」が私達を待っていてくれた・・店前に自転車を停め中に入るとCafe'豆の芳香に迎えられる。
一番奥の席に座って運ばれて来た・・私はカプチーノ、カミさんはアイスカフェモカをゆっくりと美味しく頂いて寛ぐ事が出来た・・。
彩り鮮やかな手吹きガラスのコレクションやコーヒーミルの種類、小額の絵も飾ってある・・各テーブルに配置されたデザインの異なる椅子の数々も実際に座る楽しみの一つになっている！
ーモチロン提供されるCafe'の味の良さが一番ですが〜店のスッキリした空間で時間を過ごせる事が良いのだとも思っているー

「猫mono集合」

店・・【テトテ】成城 の棚にある・・猫monoを集めてみた〜
木作りが多いが・・陶器・金属・紙粘土で出来ている数々・・
お客さんの中にも犬猫をペットに可愛がっている人が多くいる。
昨日来たご近所の人はマンションでフェレットを飼ってる話しをした。
雑誌でもペットの特集をすると・・販売数がアップするそうだ・・
TVでも各チャンネルで動物・ペットと人間との関わる番組を〜
ゴールデンタイムで放映すると・・高視聴率を取ると云う。

ー先週はウォーキングに出掛けたが・・強い日差しを浴びて気分が悪くなり・・途中で中止して戻って来た〜残念だったので・・今日はサイクリングで世田ヶ谷の馬事公苑へと環八を越えて行く事に決めている・・2時過ぎに出発ー

[Photo Studio]

【世、成城−7】

いつものように自転車に乗って桜並木に入ると・・路上に落ち葉がかなり散っているのが眼に入る〜真直ぐ駅に行かずに途中から左脇道に折れる。
最近はあまり通らなかった道に、カボチャ色？オレンジ色の派手な家が出現した・・住宅地域にはあまり見受けない建物の色と思って近づいて行くと・・写真スタジオの看板が下がっていた。
思い起こせば以前にもこの辺りにスタジオが存在してた気がするので〜
どうやら・・建て替えられて新規にOpenしたのでしょう・・化粧したばかりのツンと鼻を突く塗料の匂いが並木の間に漂っている〜。

■昨日の事・・日の暮れた６時頃に外人女性が「テトテ」にふらり’現れて・・写真の額ーフォトフレームの金属・樹脂・木製ーを次々と選び・・好きなのが一杯有るとカウンターに並べ・・約20点を現金で￥26.000まとめて買って行った〜訊くとニューヨークから来日して、これから横浜へ行くと・・自分のバッグと重い紙袋を持って店前のバス停から〜成城駅へと向かって去って行った〜全体に黒でまとめたスポーティーな40才前後のスマートなアメリカ女性だった・・。

ー今日は昨日より少し涼しく向かいのマンションの上に薄い下弦の月が乗ったー

「図書館の使い方」

【世田谷Kライブラリー】

ー本の検索ー
■折りたたみ式の乳母車を引いて若い女性が係員と話しをしている・・ここは貸し出しのカウンターではなく・・本捜しを相談するコーナーのようだ。すぐ横の卓上には2・3台のパソコンが本の検索用に置かれてあるが・・ちょうど男女が使用中だった・・。

ー私の書斎ー
■2階に上がる階段の下に読書用に作られたスペースがあるが・・常に利用されて席が埋まっている。今日は本を5冊＆CDを見たりで1時間と少々は館内にいたが・・この席は彼女に独占されたママだった・・。
狭い空間に円テーブル・椅子・照明スタンドのセットそしてガラス越に外が見えるのが何か落ち着くのかな・・。

ー10月に入って今週も昨日まで気温が高かった・・一昨日は伸び放題だった庭木の手入れとカットで汗まみれになった・・今日はTシャツに長袖シャツを重ね着して自転車で図書館への往復をした・・帰路は日の暮れが早くなった事を実感・・ー

「赤いノボリと青い家」

【台、東上野ー3、西町公園近くの路地奥】

地下鉄の銀座線で稲荷町に出る〜浅草通りを上野寄りに少し歩くと・・
下谷神社の赤い大鳥居が姿をあらわす〜神社の横裏から御徒町の方向に〜
歩を進めてゆくと・・幾百もの細く入り組んだ路地が待受けている・・？

■現在この辺りは東上野3丁目と表示されているが・・以前は西町と呼ばれていた・・今は昔の事・・！
軒の低い二階屋がビッシリ詰まって並んでいる・・
路地に面した玄関ガラス戸は開け閉めする度にガタビシするだろう・・
雨が降り続く日はトタン屋根の鉄サビの匂いが洗濯物に染みるだろう〜

■そんな路地の暮らしのチョツトした場所に庶民信仰のお稲荷さんが有り・・赤いノボリの列が揺れて簡素な花が飾られている。
どの家も戦後の直ぐに建てられた年寄りの顔をしている・・
それでも小まめに掃除をされて・・チリ一つ落ちてはいない〜
名の知れぬ花が・・置かれた鉢で咲いていたりする・・

ーその昔・・都立白鴎高校にゆく通りの角地に西町交番が建っていた〜
　　隣接する家の長男に私の妹が嫁いだ〜そして3年前に主人が亡くなり・・
　　　　　　　　今、妹は三ノ輪で子供と住んでいるー

「路上で・・」

　　　

【台東区西町公園横】

・・何か適当なシートを持ち出して店前の路上に拡げて・・
　バイクの部品か何かを磨いている男！
　青空の下、秋の日差しが眩し気だが足を投げ出して気持ち良さそうだ〜
　横を宅配便の車が走って来ても気にしない・・自分の世界だ〜
　そんな事をやれるのも向いが西町公園の緑の空間が有ればこその事〜！

■ほんの数年前に稲荷町の角に昭和の初めから有った永寿病院ー
（近隣住人の命の支えとして、永い歴史を刻んだ総合病院〜私の母も
　再三世話になった・・アンティークな真ちゅう製の英数字の指示板が
　付いた手動式エレベーターが今は懐かしい・・）ーがこの公園の背中
　合わせの位置にビルを建てて引っ越して来た・・。
　この機会に公園も整備・手入れされて清潔感のあるスペースに甦った。
　最近は看護人に供なわれて入院患者が散歩する姿も見受けられる〜
　住みついている野良猫が数匹いて・・皆に可愛がられている。

ーちなみに私はこの近辺に来ると園内のトイレを使うので・・一枚パチリー

「つるべ井戸の家」

　　

　　　【世、成城−7】

この家の石の門柱にある名前をこの成城近辺では多く見受ける・・
「手と手」のお客さんが同姓で〜訪ねると・・あの家が本家なんです〜
と云う答えが返って来た。　隣は児童小園が付いた4・50世帯は入居の
マンションが建ってまだ新しい・・だがこの家の方が敷地は広いし・・
豊富な緑の樹木も植わって井戸もある！

■門の内側を覗くとつるべ井戸があって、奥へと敷石を目線で辿ると〜
南に向けて建つ大きな２階家が見えてくる。　そして周囲を圧倒するヴォリュームの欅の一群が頭上にそびえ立ち、覆い被さる格好で迎えられる。

■ここ最近は釣瓶井戸が使われてないのか、板で蓋をされ重石がわりの〜
束ねた紙・雑誌の類いが乗せてある・・バケツが転がってる。
南に向いた二階のガラス窓が秋の日に反射して白く光っている・・
庭の物干し場で洗濯物が大きくひるがえり・・風が吹く抜けてゆく〜
ケヤキの高所から鳥のチッチィと囀る声が聴こえてくる・・
何処かで子供を呼ぶ声がしている・・眠気を覚えて視界を閉じる〜

ー今この時間・・少し前の時代にタイムスリップを経験している私が居るー

「階段恐怖」

　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　【銀座線、上野広小路駅〜松坂屋デパB1】

さあどうぞ〜お好きな階段をご利用下さい！　
・・のデパートガールの声が聴こえそうだ、松坂屋地下1階の食料品フロアーから地下鉄広小路駅へと出た場所にある石段の展示場・・集合地？

■写真中央上からの階段は10年程前に・・自動車が飛込んで来た階段〜
出口は広小路の交差点に通じる〜上野駅方向から来て歩道を乗り越えたのか・・湯島から来て交差点を右折のハンドルミスだったのか覚えては居ないがニュースとなり話題になった、死傷者は無くて幸いだった〜。

■メインの地下鉄とデパ地下の連絡階段があり・・そこに左右から押し寄せて合わさる石段の波目あたりが面白いと思える、それと反対に少々の恐怖を感じる時がある・・さらに地下鉄のレール下を湯島側へと抜ける階段通路もあり・・大江戸線にも繋がってゆく・・。

■いずれにしても松坂屋が大改築する発表が夏前に宣言された〜
駅からのアクセスにエスカレーターが設置される可能性が大きく・・
多分この秋で階段の姿も見納めになるかも・・ね。

ー広小路駅に苦言を一つ・・改札横にパスネットの専用券売機があるが〜
　買いたいカードの売り切れている確率が高い・・客商売だろ’改善しろよなー