軽く謎を抱きつついつもこの建物を見て通っている〜と云うのも道路に背を向けて建つ西側は四角な小窓の幾つかのみで・・無表情に見えるのだ、そして見上げる屋根の先端部はシャープなカンナの刃の形状をしている。
そして左横のエントツ棟が謎を感じる本体なのですが〜太くしっかりした造りは北欧あたりのストーブが設置されているのかと思える。
そして更に推測の矢を飛ばすと〜地下室の存在が浮上してくる・・音楽スタジオなど他家への音漏れ等の騒音を考慮した結果に造られる場合があるので〜。
左横に鉄門の入口があって奥の方迄ストレートに道が敷かれている。進んだ右内側にはプライベートな庭空間が東南の陽を浴びてあり、外からは不可視の状態で存在するのでしょう。
左隣家の住人は濃厚な緑の所有者で敷地いっぱいに樹木を茂らせている・・それが北風からこの煙突の家を守る防風林の役目になっているカタチに見えてくる〜。
ー通り道ではすでに暗い夜の道に、白いラインだけが浮かびあがっている・・
空の青がまだ意外と明るさを残していて、すれ違う女性の足が駅へと向って〜
急いで過ぎて消えると・・靴音も後追いで遠ざかって行ったー
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