【小田急線下北沢駅ホーム】
文豪と呼ばれる谷崎に古都を讃える名著「陰影礼讃」がある〜
その事とは何の繋がりも無いのですが、物言わぬこの駅舎を利用する人間の一人として、現在進行している大規模な工事で地下駅になって消滅する事を約束されている現在の駅は、物静かにその推移を見ている・・。その動かぬ風貌に愛惜を感じてそれに近い思いの言葉を頂いたのです。
青梅線のFussaに住んでいた約20年間は毎週末に渋谷に出向いていた。
その道程として中央線の吉祥寺駅から井の頭線で〜下北沢〜終点渋谷駅のコースを使っていた・・それは下北沢を中心としたこのコースが好きだったからに他ならない。
その後は小田急の沿線に移転して来てからの17年間にわたり下北沢を利用している、そして更に愛着は増すばかりで、この街の雑多なエネルギーに惹かれている。
駅のボディー&骨格も永年の勤務に頑張りを見せているが、かなりのガタが進んでいる。支えの鉄骨も柱もホームから上がる階段部分も疲労度はかなり高いレベルと見受けられる。小田急と京王井の頭線の乗り換え連絡通路も狭くて、毎回人詰まりの立ち止りを見せる現状にある。日中は未だしも夕方から夜には駅構内の混雑ラッシュ時になって、乗降客が犇めく狭いホームは日々危険をはらんでいる。
ー駅の再開発は利用客側からのニーズも有るだろうし、駅および私鉄を運用する小田急&京王各線が、安全運行と先行投資としての事業の戦略を見据えての、必要性ある工事と納得は出来る。問題はそれに伴う駅周辺の工事計画が住民側を無視する状態で進められ〜役所の人を見ない行政の態度にあるのでは・・「街壊し」・・
街こわし・・は何処の部署の誰が希望するのか?教えてほしい・・ー
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