[Rappo' Land blog]

「夜光虫・・」

　　　　

　　　　　

【世田谷区ウルトラマン商店街〜】

人は人が集っている所に何故か惹き付けられて寄って来る〜
人が並んで順番を待っていると云う事は・・・
それだけの値打ちがその場所にある事の証明なのでしょうか・・。

のたうつ字体で「ひもの屋」の看板と幟が揚がるこの店の入口にも数組の人達が並んでいる・・。駅前からの通りに面した店前は照明をセーブしていて少し暗い、ガラス窓から見ると店内の調理場に照明が当っていて、料理人やスタッフの立ち働く工程をライブとして観せる演出がされているようだ〜鉢巻きとハッピ姿と共に・・・。

ひもの屋と云えば伊豆の伊東では海岸沿いの道に、干物通りと名が付く程に何軒もの店が立ち並んでいて、新鮮な鯵やカマスを店前の七輪で焼いて熱々の試食が出来る〜そしてこれが旨くて本当に美味しかったのです！！

ー今夜は食事を終えてから出て来たので食事処は外から見るだけで・・
駅から帰宅を急ぎ来る人の流れに逆らい弁当屋の電柱から曲がって裏へ抜ける〜
急に暗くなった住宅の密集する小道を幾度も曲がると畑もあり・・さらに曲がる、
右から左へと抜け流して川を越えて帰宅を急いだー
　　（最近の関西芸人が使う右から左へのフレーズが気になるこの頃）

「ウルトラマン商店街ー夜景」

　

【世田谷区祖師谷大蔵商店街・・】

今日は気温も高くかなり蒸し暑い一日だった〜
夕食を終えた時間・・この駅前から伸びる商店街は人通りも多く、飲食店などが軒を連らねて埋まる道筋は、表通り裏通り袋小路の細部までにもわたり夜の賑わいを見せている。

この祖師谷大蔵駅前の商店街はウルトラマンの映画を製作した円谷プロダクションがこの地にあったことから、現在ウルトラマン商店街と名が付けられて呼ばれている。
私の過去のblogでも何度か取り上げている・・・。

それは数年前の小田急線の高架工事に伴い旧駅舎が全面改築されて全く昔の面影は消え去った・・不便でも愛すべきレトロな踏切りの情緒も撤去されて、ウルトラマンの名を冠した商店街へと〜シュワッチ’変身したのだった。以後は南北の往来もフリーとなって店舗数も年々と増加しており、人の流れも確実に増した様に感じられる。
細かな路地が数え切れない程この商店街にはある、通り抜けられる小路は奥へと続き、狭い階段から登る２階にも酒場など小店がアパート状に存在して明かりが灯っている。

焼き肉屋系の店が若者達の人気を集めているらしく、店前に並んで待つ学生のグループや若いカップル達のそんな光景を今夜も又アチラコチラの店頭で目にしている。

ー人が集る所に人が寄って来る、人が美味しそうに食べていると食べたくなる・・
誰かが持っていると欲しくなる、でも人を呼び寄せる仕掛けの罠・設定は簡単ではないー

「私は今ここにいる」

　　　　　

　　　　　

【新宿駅中央線ホームから〜】

乗り換え駅でホームに立ち電車を待っている時間の空白は〜
何かふっと人生を感じる気持ちがする時がある・・。

目的の場所までこの先果たして行き着く事が出来るのだろうか〜
昼に食べたカップ麺のヌードルはネジレたウェーブのままに・・
ナルトと一緒に胃袋の池に沈んでいるのか・・・
今朝の家は今夜の家として私を迎えてくれるのだろうか〜
脳内の白紙に意味もなく次々と浮かぶ言葉が・・
自動記述で一旦プリントされてから消去されてゆく。

間を走る線路を無視して、ホームから東の方角へレンズを向けて・・
何気なくシャッターを押してみた・・心象風景？？

ー無目的に撮った写真が好きだ〜
　通りすがりの視線に映る世界は哀しく無感動な優しさを見せていて好きだ・・ー

[K,C,]本場のカレー店

【世田谷区成城6−13、成城ハウス2F】

成城にもやっと本格的なカレーshopが出現した〜
それもネパールとインドのシェフが作る本場の味のレストラン・・[K.C.]ケーシー ・・まだ今年の四月にOpenしたばかりの店で、全席禁煙／年中無休と云うクリーンなイメージの店です。
場所は駅北口から成城大学へと駅前商店街を行き2・3分の近さ、以前は踏切りのあった通りの角の雑貨店の真上の2階です。

■ランチ（11：00〜15：00）
セットメニュー・・ナンorライス＋サラダ＋ドリンク付き・・
日替わりカレーランチ￥850、ダル豆カレー、チキン、マトン、シーフード、鶏ひき肉ナス、ホウレン草マッシュルームのカレーの全てが￥890とリーズナブルな値段で味わえる。
■ディナー（17：00〜22：00）では10種類以上の豊富なカレーメニューが用意され・・
サラダ、おつまみ、一品料理、アジア各国のビールとお酒や焼酎が取り揃えてあり〜ディナーセットも勿論の事・・幾つか選んで食事が出来ます！！

今回は、チキンのカレー／ナス＆じゃがいものヘルシーカレー／タンドールで焼かれた鶏のサラダ・・を同行者とメニューを見て決定する、そしてフロアーと会計を担当する日本語が達者でエキゾチックな彼にオーダーをお願いした。
カレーは中辛のにしたが加減が良くて美味しかった・・酸味が利いた鶏のサラダは香ばしくサッパリした味で細かく刻まれていて食べ易かった。

ー毎度の事ですが、料理はカメラに収めるより胃袋の方が先行するので・・
撮影のタイミングを忘れて遅れる、タンドールで焼き上がったナンが次々と〜
カウンターに置かれて、女性客が待つ奥のテーブルに運ばれてゆく・・
ナンの香ばしさが鼻奥を刺激する、今度に楽しみを残してサヨナラ！！ー

「パン買うトロワグロ」

【小田急線成城駅、CORTY-1F】

パン好きな人間には堪らないのが、この成城学園前駅の周辺なんだ〜
駅を中心として片手の指に余る店の数が集中しているのだから〜そして困るのは何処の店のパンもそれなりに皆美味しいのだから。
そうすると基準をどこに置いて買う店を選んでいるのかと云う事になる・・。

トロワグロは駅の改札口を出た真正面の位置にあって、店内の奥からは食料品スーパーの[OX]に通じているので、連動して買い物が出来る便利さがある。

味覚での好みはハード系のバゲット、バタールを気に入っているのです。
まずは焼き色で選び、外皮のパリッとした歯応えの焼きの固さが気持良く、香ばしさをともなって美味しいと思う。中身のパンの弾力のある柔らかさがモチッとした触感を持っていて・・それが１日置いた次の日に食べても持続してるのが嬉しい・・トテモ。

ーパンに限らずチェーン化された多店舗の会社営業ではなく・・
単一shopの個人営業で客から評価されている店へ行ってみたいと思う。
パン屋では京島の「ハトヤ」が使い込まれたガス窯で焼くコッペパンを求めに・・
三ノ輪の自家製コロッケパン「青木屋」？？店名はちょっと怪しいが〜
場所は都電の終点から近くで知っているので・・夏の終わり頃に行きたいー

「花を愛でる心ー下町」

【台東区寿町三丁目辺りの路地で〜】

東京の下町〜上野・浅草あたりを歩くと街のアチコチでアロエを見かける〜
表通りの商店前の街路樹の根元に置かれたり、裏路地の家の玄関横にあったりする。

寿町は地下鉄銀座線の田原町駅を出て国際通りを蔵前方面へと南へ向う途中の地域にある、町工場・家内工業・問屋・・と商売する人達が慎ましく住む街なんだ。

適当に街角を曲がって裏通りに入ってゆくと新築のモルタル住宅が２・３軒並んで、玄関前には新車が輝いてあった。その先には４・５階建ての装飾関係の問屋ビル等があって、通りから見えるガラス窓の内部に商品を飾った棚が置かれてあり〜背の高い観葉植物のあるオフィースで書類を作成するOLの姿も素通しに見えている。

その通りの背中合わせに路地の入口があって錆びたトタン屋根と壁を持つ家々で形成されている、角にあった町内の掲示板に先月に終わった祭りのポスターが未だ貼ってあった。
年月を共に耐えて来た共同体でもある下町暮らしの日常では・・毎月ある近くの神社の縁日や、毎年の祭り行事がお互いを確認し合い又人と人とをつないでもいる。

路地にある町工場の内部に人の気配はなく、外に置かれた幾つかの鉢で花が咲いている、開け放した工場内は暗く天井の蛍光灯の明かりで永年使い込まれた機械工具類が油光りで浮かんで見える・・ボール盤・グラインダー・万力のハンドルや回転軸の作動音も止って聴こえて来ない・・この時間。

ー場所柄・・入谷か浅草寺の市で求めた朝顔の鉢植えを捜したが無かった・・
赤・紫・オレンジ色の小花が寄せ集る中に白百合が清楚に小首を伸ばしている〜
日々の忘れない水やりで育てられている愛らしさが慎ましくここに咲いているー

「花を愛でる心ー成城」

【世田谷区成城−６丁目辺り】

７月も中旬を過ぎて今日も蒸し暑さが続く・・梅雨明けは未だなのか〜
そんな日常の街の中で爽やかな気分の演出方法としてガーデニングを趣味として自宅の周囲を飾って楽しんでいる人達が居る。
その家の家族の好みの草花やグリーンを建物の条件に合ったレイアウトで、色々と試行錯誤を重ねて又工夫もしたりして道を通る人達の目を惹き付ける。
美しく咲く花を見る人には心を癒すメンタルクリニックの作用も有るとかないとか。

ここ成城では以前から草花の緑を多く見受けられる街並ではあるのですが〜
近年に新築される家では特に暮らしの中でのガーデニングは必要とされている。
使われる草花の種類は豊富で・・その飾り方やレイアウトには、素焼き鉢・木製の棚や箱・アイアンBox、それらを置く台や吊るす金具などの勉強（見て知る努力）を重ねながら、創意工夫をして自分流の演出でガーデニングを楽しんでいる姿勢が見れる。
さらに同じお宅でも夜間に通るとライティングを使った映像効果もバッチリと決めている家々も有ったりで、思わず足を止めて見とれる事があります・・。

ー新しい花の名前はカタカナ文字が５〜１０字ぐらいも連結している・・
窓辺に置き眺めて・・その花ビラが散るとその名前も散って忘れ去る〜
そして又カタカナ文字の新しい花を手元に置き花ビラが散ると名を忘れるー

「森下駅ー大江戸線」

　

【墨田区森下町、新大橋通りの隅田川に近い出口〜】

隅田川のイーストサイド〜深川と呼ばれる地域へは数回行っただけの全くの初心者と同じで、私にとっては殆ど未知の領域なんです。だから森下駅から恐る恐る不案内のまま適当に地上へと抜け出たのだった・・でも新大橋通りを大川へと向う道すがら[A-2]の出口が四角な口を開けていて、これが大川に一番近い出口と判明する。
出入り口の真上と横上に「地下鉄　森下駅」＆[SUBWAY   Morishita  Sta.]の表示と看板が有るだけで何も装飾は他に一切ない、その四角な口中に病院帰りの友達と今そこで別れた小母さんが一人「明日又ね〜」と入って行くところだ・・。

地味な街の地味な商店がつづく道をさらに進むと横から何か華やかな色彩が目の前に映って来た・・それは大きく育ったランタナの花の塊だった。
多彩な色の変化を見せて咲くこの花を知ったのは５・６年前の事で、好きになり鉢で幾つか買って育てたが結局は私が全部・・枯らしてしまった。
それがここ深川の横丁で赤・黄色・オレンジと美事に花咲いている、多分小さな鉢で買った苗木が日々の世話でここまで育ったのでしょう〜その足元根元を守る様にアイビーの群れが覆い隠している。

ーランタナがこんなに大きく育つ花とはここ深川で見るまで知らなかった・・
この家の側面の横長の窓から裏口へとカバーする様に枝葉を拡げている〜
いまや熱帯のTokyo~東京の夏の猛暑から少しは防いで呉れるのでしょうかー

「駅のミルクスタンド」

【JR御徒町駅、上野寄り改札を出たところ】

「ミルクスタンド」・・何と懐古的な響きの呼び方なんだろうか〜
JR御徒町駅のガード下の一応は駅の構内と思われる所で営業をしている。
駅前を通過する春日通りの向い側にはアメ横のセンターがあり、今回その壁面に絵画が描かれていた事に初めて気が付いた。
ここから見える辺りは輸入化粧品が山と積まれ、金髪の化け物メイクした女店員が客を勧誘する声が姦しく渦巻く地帯でもある・・そして１０年程前に地下鉄工事（大江戸線）で道路が爆発&陥没して噴煙が舞い上がった恐怖の地域でもある。

近年は日本全域が高温多湿の亜熱帯になったとの声が、気象予報士を始めとして動物学者や植物学者などの各立場からの意見も再三の事に叫ばれている・・。
でも各研究者の認識がずいぶん遅れていると思う、この駅前ガード下はかなり昔の頃から春〜秋と毎年連続して高温高湿な熱帯の状態が続いているのだから・・。
夏場は特にオーブンの窯の中に迷い込んだ様で都内で敬遠している場所のNo１でもある。
現在では自販機もありキオスクや駅の売店で他の飲料水も買う事が出来るのに・・
そんな諸事情もあってこの場所に独立したミルクスタンドが置かれているのかな！！

ー私の記憶が正しければ秋葉原駅の最上階の総武線ホームにも・・
売店の横に少し違った形のコーヒー牛乳＆ミルクが飲める所があった。
アキバを歩いて疲労れて新宿へと電車の到着を待つ間に立ち寄り・・
冷えたミルクを手渡されて喉を潤した・・あれは去年の夏だった・・ー

「街角の古ビル・・」

　　

【台東区東上野１丁目、春日通り沿い】

春日通りが高速１号上野線を頭上にのせた昭和通りと交差する辺りには、銀行など金融関連のビルが多く存在する事に最近あらためて気付いた・・。

この道筋には都営大江戸線が通っていて、この街角に建つアンティークなビルから少し先の佐竹商店街入口あたりに新御徒町駅がある。
この四階建ての古色を帯びたビルも建築された当初は地元の金融・信用金庫だったのでは〜と私の勝手な想像が走るのですが・・。

現在は赤いテントのカレーShopが１階の表通りで営業しているが、少し前までコンビニか何かの商店が入っていたと記憶に残っている。
とにかく以前から気になる建物で、昭和の初め頃にはスタイリッシュなビルとして誕生したのでしょう〜そして幾つかの時代の変化を潜って来ているのは確かです。

「記憶より記録」との言い方があるが私の記憶では昭和の終わる頃までは各階の窓に鉄の装飾カバーが付いていたと思う・・そのアンティークな全体のスタイルに魅かれた自分が居たのですから・・その頃に前後して歯科医院の看板表示／会計事務所の木札があった様にも憶えているのです。

ービルの横から上階への出入り口がある、ドアのガラス戸を見ると・・
往事のビルの姿を想起させるデザインの模様が組み込まれてある〜
このデザインに統一された鉄の装飾が各階の窓に付けられていたと思う・・
私の記憶の正しさの根拠になるのでは・・ー