おじさんの座る場所は駅への入口横でもあり,絶えず人の流れがあるけれど、そこには雑然と置かれた道具達に守られて、靴磨きの砦が築かれている!!
おじさんは煙草を右手にはさんで手帳をめくっている。
おじさんは昔の事務員のスタイルだった腕カバーをしている。
おじさんが座る右脇には2ケの一斗缶を土台にして板材をわたしてあり〜
電熱器が置かれて、その上に笛吹きケットルが乗っかっている。
おじさんの背後は駅の壁であり、山手線がその上を走行している。
灰色のコンクリート壁面には四角くく薄黄色に抜けた部分があり・・・
そこに墨一色で、或る種の感情をダイレクトに描きあげた見事な絵画がある??
ー少し記憶をたどれば昭和末期頃までは神田・有楽町・新橋・渋谷・新宿・池袋と〜
どこの駅前にも路上靴磨きが出ていて、隣あう新聞売り&宝くじとがセットで並び・・
その街その街の駅前風景を構成していたように思う・・ー
【場所】JR御徒町駅の周辺
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