[Rappo' Land blog]

ビール坂上のクネリ階段

　　　　　

この階段下はダラダラと長い坂で、左へ下り切ると野川の流れに出る〜
ビール坂と呼ぶのは最近まで、ビール会社の住宅団地が幾棟もあったから。
恵比寿の本社工場が（恵比寿ガーデンプレイス）に生まれ変わると、この坂下の団地にも変化の波が押し寄せて、隣接するゴルフ練習場と共に撤去され再開発の結果・・現在ではグリーン地帯を有するNewTownが出現している！！

このビール坂をあがって来た辺りは、世田谷区と調布市の分岐点でもあり、元々は田舎道なのでグズグズに入り組んだ迷路の如くの道筋が多くあって、ここに住んでいる人達でもその区分を明白に答えられないようだ・・。

ところで上の道に建つ洋館の裏側から身をクネラスように下降して、ビール坂に出る為に造られた曲折する石段に目がとまったこの写真を見る 何だか遊び心が豊かでとても良い感じを受けて、ちょっとばかり魅了されてしまった。
木々の緑が繁り蔭をつくる石段下の斜面には石垣が積まれてあるし、その場所はプライベートな駐車スペースとして使われている。

ー九月も中旬をむかえて沖縄〜九州地方に台風発生のニュースがある〜
各地の崖や斜面に建つ住宅では、このシーズンになると土砂崩れ等の心配がされる。
ビール坂の一帯は国分寺崖線にあたり、地質は水はけの良い関東ローム層なのですー

【場所】世、成城四丁目あたり〜

秋が照る丘の道

秋の陽がまぶしい丘の道は、午前中の雨が嘘のようだ〜
この日は昼食を終えた午後に、千葉の船橋に住むT田君に・・
依頼された梵字プレートを出しに、成城郵便局へと家を出た！！

局での用事を終えたその足で、家とは反対の方向に進んでからバス通りを渡ると、有名人の家が多くある地域になる。横の道に入ってからすぐに、ノーベル文学賞のO江氏宅前で表札を確認して少しゆくと左から来る真っすぐの道に出る、向い角の豪邸は昭和の大スターI原宅（兄は都知事）で、鬱蒼とした樹木で囲まれており内部を伺う事は出来ない造りになっている。

I原宅から裏へと数軒ゆくと崖になり、タクシー１台が通れる細い丘の道が蛇行して延びている。この辺りの自然が残された崖の斜面は緑地公園になっている。行く手に砦のような板壁が立ち現れるのは芸能界のT村三兄弟の屋敷で、脇道に入って行くと足元からスコーンと空間に抜け出られる場所で、そこから広がる青空の遥か彼方が遠望できる。
ここから下方には多摩川の手前に位置する狛江の市街が見えているが、彼方の青くかすむ丘陵地帯の高所には富士山の姿がかくれている・・。

ー日々に暮らす日常の中で、私的に的中率の高いジンクスがある〜
雨が降ると天の恵を植物にと思い、グリーン鉢を屋根の上にせっせと並べるのだが・・
あんなに降っていた雨がしばらくすると止んでしまうのだ・・今日の午前中もしかりー

【場所】世、成城・・・

降る雨は断続的に夜を叩く

　　　　

　　　　　

９／１４の昨日は日差しが強く残暑の厳しい一日だった〜
そして日が暮れてからは風の流れも弱くて蒸し暑い夜となった。
何か怪しい雲行きと思いつつ夕飯を食べ終って庭に出ると・・
茗荷の葉に雨粒がパラリ落ちて来はじめた！！

ーあやしい雲行きは、相撲協会／米の流通業界にも漂っているー

□九月場所が両国国技館で、この日に幕を開けた！
日本相撲協会の武蔵川理事長（元横綱、三重ノ海）が北の湖と交代して初の場所で〜
最近の度重なる不祥事問題と、その騒動に対する謝罪とお詫びを土俵にあがって行った。
大麻の問題ではー若の鵬、露鵬、白露山ーのロシア系３力士が検査の結果、その使用を確定されてクビを宣告されている・・これは未だ賛否の両論があるようだ。

□日本人の食の安全を脅かす、米の問題は恐ろしい！
工業用にと輸入された事故米（薬品等に汚染された）を大手の業者間で取引きされて、酒造会社や菓子メーカーに流れて大量に製品化され、販売されている事実が判明した。
さらに米飯として食事用にも出回っていると云う、恐ろしい現状が次々とあぶり出されて来ている。

ー８時半を過ぎた頃から急に雨脚が強くなって、全ての窓を閉めた。３０分ぐらいで雨音が一旦は静かになったが、再び今度は叩き付けるような雨音になった。
ガラス窓から外を見ると、近くの駐車場もライトを光らせて走行する数台の車も、バス通りの交差点も横のアパートも、その先でかすむ高級マンションも・・それら全てを雨は見境も無しに激しくめちゃ降りで叩いて叩き続けた、地上を夜そのものをー

【場所】自宅階段上の窓から

08’草喰れの家8＆9

一つ所の土地に１０年と云う歳月を暮らしていて〜
ご近所でも普段はあまり行く事の無い方へ久し振りに道を辿ると・・
農家と畑だった場所に明るくスタイリッシュなマンションが建っていたり、
雑木林と曲がりくねった道は舗装されて表通りへ繋がってゆき〜
道の両側には小庭＆車庫付きの住宅がNewに建ち並んだ未知のエリアだった！！

そんなNewエリアとは背中合わせで、昭和の時代をたっぷり生き抜いて来た２つの草喰われの物件があった。お互い番地が離れていても両家の容貌は、時代に取り残された双生児の様に見える。

物件８の建物は右横に玄関があるから、裏にあたる庭からの植物が勝手に繁って溢れた状況になっている。草はいきおい良く２階の物干テラス？へと木造住宅の壁を這い上がって今年の猛夏をしのぎ生き延びたのだ・・。

物件９の平屋一戸建ての場合は、草木類がこの古家を取り囲んで喰らうと云う、少々殺伐たる光景を映している。その昔はノンビリと畑でもやっていたのだろうか、それが今や四方には新興住宅の壁が直ぐそこまで迫って来ている。
そして過ぎた時代をあぶり出すかのように、前にコンクリートのゴミ箱が置かれてある〜。

ー育った東京の下町の家では黒いコールタを塗った木のゴミ箱が置かれてあった〜
秋の台風で街が浸水して木箱は流されるから子供が捜す役目だった・・毎年のようにー

【場所】調、入間町あたり

ここは並木の交差点

　　　　　

並木道が好き、歩くのも映像的にも〜
並木道と呼ばれるのは、樹木が列に並んでいるからなんだろう・・
こんな幼稚で当たり前な推察が、多分正解なんだろうと思う。

ここは成城の街角であり、住宅地域から来るサクラ並木と、成城大学の門前から西へとのびる堂々たるイチョウ並木この写真を見る とが交差する地点なのです。

映画やドラマで使われる並木道は洋の東西を問わずに〜
別離とか感傷的なシーンで登場する事が多く・・・
名場面としてその幾つかの作品が、脳裏に記憶として残されている。

とにかく日常を暮らす自分達の街に木々の緑が多くあって、季節ごとの移り変わる風景を見せて知らせてくれるから、私達は樹木と共に過ごせる事に、ささやかな喜びを感じていられるのだ。

ーサクラ並木は駅北口までも続き、駅前商店街で買物など散策をしてここまで来ると〜
駅前界隈への未練を断ち切って、その先へと渡るここは結界の並木道なのですー

【場所】世、成城六丁目・・

右スーパー左光輪

九月、September-も一週間を過ぎたと言う事を〜
朝夕の微妙なる気温の変わり様と時間のズレに感じ取れる。
日中は真夏よりも直球の熱さを肌に知覚すると言うが。
街路に影が這い始める夕暮れ時は６時に辺りが薄暗くなると・・・
庭のぐるりから虫の鳴く音がジージ、ピリリ、ビービーと細く鋭く〜
周囲りを震わせて秋の訪れを告げている！！

仙川駅前のロータリーから離れると、国道２０号からダイレクトに入って来る道が南へと更にのびてゆく未だ々Newな道筋がある。
道幅も確保された両側には、道路と同時進行で誕生した新商店街が形成されてある。
手前の交差点角のビルには、外に幾つかのテーブル席を置いたCafe'のチェーン店があり、隣は明るい雰囲気の輸入食料品店（コーヒー豆、ジャムを買う店）が入っている。
横断歩道を渡った向いのビル１＆２階は【ユニクロ】が大きな面積を構えている。

さらに進むと右手には一段低くなった大きな空間の場所に出るが、そこは高級感をもったデパート系のスーパーの敷地内であり、駐車場＆公園広場を併設して営業している。すると道を挟んだ左向いから何かチカチカ乱反射すると思ったら自転車屋さんの店先で、沿道にレイアウトされた車輪の輝きがこちら側まで届いてきて目を刺激するのだった。

ー今乗っている愛車は、何処かに行こうとするといつも空気が抜けていて〜
毎回のようにエアーポンプのお世話になる、小さな穴でも空いているのかなー

【場所】調布、仙川の新商店ストリート

鳴く蝉の声姦しや三丁目公園

この川沿いの公園に入る前からも、蝉の鳴き声は聴こえていた〜
園内に入ると「これは事件です！」と言うぐらいの姦しさで襲って来た。
園内の樹木の葉一枚一枚に蝉がいて鳴いているのかと思う程で、その鳴き声の異なるトーンから数種の蝉が集まって来た合唱であり、昆虫としての短い一生とこの夏の終りを重なり合わせた寂寥に、息の止まるまで羽根を震わせているのだろう！！

二三枚の写真では絶対に伝えられない程に蝉の鳴き声は圧倒的で、誰も居ない昼前の公園を満たしていた。巨大なマンションが建つ裏の道から犬を連れた散歩の男がやって来た。手綱を外されてフリーになった犬は、喜び走りを少ししただけで首を振るとその場に立ち止まってしまった。

一瞬の休みも無く降る蟬時雨れの園内では、三段高低差の鉄棒で前方回転する子供等の姿は無く、いつもは誰かが乗って遊びギギギュ〜の音を発して揺れる青いブランコは停止のまま、スベリ台と砂場では戯れる母子の景色は見えずに、蝉’セミ’蝉’の鳴き声が姦しく耳を圧迫してくるのだった。

ー小学生の頃は、夏休みの早朝に近所の根津神社にゆき〜
蝉の幼虫が木の根元からトロトロ這いのぼる姿を見に通ったっけ。
虫のロボットと呼んで抜け殻を幾つもシャツの胸にくっつけて帰った・・ー

【場所】祖師谷三丁目公園

砧図書館前歩道の夏花

夏に咲く花は基本的に強い性格を持っているのだろう〜
私等がくらす調布市の花であるサルスベリは、夏空から降る連日の直射日光にもめげずに枝をひろげて、ピンク、紫、白の花を咲かせている！！

今回は気をつけていたのに、図書館の借りられる期間を３日も過ぎてしまっていた。
返本する５冊をリックに入れて自宅を出発・・成城駅近くの商店街の通りまで一気に自転車を走らせると、小田急線のガードと並行して仙川に架かる成城橋を走り抜けた。
さらに勾配のゆるい坂を上がり切ると砧図書館が左手に現れる、駐輪場にまわるとすでにもう満車の状態だった。

館前の歩道には前回来た時は黄色や紫・・の花々が溢れんばかりに盛んに咲いていたが、その間の猛暑と何度かの豪雨のせいか花の数は淋しく減少していて、結実が見られるからもう盛りを過ぎた時季なんだろうかと思う。
館の角地にある少女像が置かれた花壇では、華やかな花々が明るく咲いていた。
残念ながらその花の名前を知らないが・・もう秋の花なのかな〜。

ー秋には好きなコスモスをはじめとして、神秘的な曼珠沙華も姿を見せる・・
秋の陽を浴びた野のススキも好きだし、クリも良い柿もイモも美味しい？？秋ー

【場所】世、祖師谷三丁目

崩れる！

　　　　　

　　　　　

通りの角に建っている家は、いつも危険のリスクをしょつている〜
車社会の現代生活ではバス等が通る表通りは勿論の事に・・
閑静な住宅地域の奥の道にでも車は昼夜の区別もなく〜
鼻先を光らせて何処までも入り込んで来るのだから！！

自宅からはそんなに遠くないこの角に通りかかって「何だこりゃ〜」とその出鱈目な形状の固まりに口を突いて出た。この界隈にはNTT研修センターが東京ドームの約４〜５倍もの敷地を占有していて、周囲の一般住宅との境界を広範囲にわたるフェンスを設けて仕切っている。

車による被害を受けたであろうこの場所は、複雑に折れ曲がりをくりかえすNTTの外周のフェンスと接する裏道の角にあり、ブロック塀の崩れ箇所には素人ながらの場当たり的な補修が成されてある。「何だこりゃ〜」の声を発したそこには、植木鉢や丸太や土管や塩ビ管などが、押し込まれ、積み上げられ、埋め込まれて、一応の手当はされてある。
また崩れて倒れたであろうブロックを積み直した部分には青ペンキが塗られてある。

ー現状の車社会では道沿いに建つ家では、何時その被害に会うか不安の毎日だ〜
実は我が家も、裏の家に来ていた大工のトラックに角を削られた事があった・・
表通りのガードレールを見ると、殆どが曲がって歪んだ傷だらけなのだから・・ー

【場所】調布市入間町

08’草喰われの家-７

駅前ロータリーを囲む商店街の一角に草喰われの家を見つけた〜
仙川駅へと甲州街道から走って来たバスは、大きくカーブを切ると乗客の待つ停留所に吸い寄せられる様にピタリと到着する。
人出も多い駅周辺には新旧の商店が軒を接して建ち並び、交番も新設され舗道に敷かれたブロックは未だ新しい色を見せており、その上を今日も雑多な人の流れが行き来している！！

写真で見る草喰われの物件は、以前からあったと思われるモルタル造りの２階屋を現在は居抜きで上下を別々の店舗が使用している。路面の下階はケイタイShopが使っていて、上階はネットカフェ＆まんが喫茶が営業している事を今回知った。

正面からは分からなかったが、店前を行き過ぎてから南側壁面を目にして、その旺盛な草の繁る様子に驚かされた。その下から上へと全面にかけて密生する草壁をうまく刈り取った部分にインターネット・まんが喫茶の看板文字が読み取れたので、そのジャンルのCafe'がそこにあった事を初めて知ったのだつた。
外観から秘密めいた隠れ家的な空間が、駅近くのこんな場所にあるとは面白く思った。

ー階下のケイタイShopでは立て看板が店前に置かれ、入口のテント下のガラス面には新機種発売のポスターが何枚も貼られて、駅から来る人達を招いているー

【場所】仙川駅前バス停近く