このお宅の玄関前には、谷内六郎さんの絵があった〜
それは塀の壁面に描かれた、タイル画だった!!
今迄に何度もこの前の道を通っていたが、繁った庭木の影になったりで〜
良くは分からず何かが描かれているな・・程度の認識でしかなかった。
この素朴な童画は間違いようも無く谷内さんの絵だから・・何か関連する家なのか〜
もしくは御本人の住んでいたお宅なのかも知れない。
この界隈は成城学園駅と祖師ケ谷大蔵駅との中間に位置する場所で・・
車の通行量も少ない閑静な住宅街この写真を見る
の道沿いなのだ。
絵の下に「壁画の言葉」ーこの台地で古墳時代のタテ穴住居が発見され遺跡に指定〜
土器などは都の文化財として世田谷考古館に保存され・・うんぬんと書かれてある。
谷内さんはメルヘン童画を生涯にわたり描き続けた画家だった。
一見稚拙に見えるその絵を見た人は、誰もが幼き日の郷愁を想い起こされる。
(街角の外灯、自転車、海、子猫、鳥、草花、星、傘、雨降り、雪の道、キャンディー、縁日、金魚、紙風船、電車、並木道、カタツムリ、花火、風車、男の子・女の子、裸電球、八百屋さん、魚屋さん、煙突、窓明かり、小犬、駄菓子屋、家々の影、御飯と味噌汁の匂い、子供を呼ぶ母の声)・・が描写されていた。
ー谷内六郎の絵には〜年令、性別、身分階級の差別なくプリミティブなその世界に触れると・・万人の心の深部にあるノスタルジィーの鈴をリンリンと響かせられるのだったー
【場所】世田谷区砧八丁目あたり
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