[Rappo' Land blog]

壁に谷内六郎の絵が

このお宅の玄関前には、谷内六郎さんの絵があった〜
それは塀の壁面に描かれた、タイル画だった！！

今迄に何度もこの前の道を通っていたが、繁った庭木の影になったりで〜
良くは分からず何かが描かれているな・・程度の認識でしかなかった。
この素朴な童画は間違いようも無く谷内さんの絵だから・・何か関連する家なのか〜
もしくは御本人の住んでいたお宅なのかも知れない。

この界隈は成城学園駅と祖師ケ谷大蔵駅との中間に位置する場所で・・
車の通行量も少ない閑静な住宅街この写真を見る の道沿いなのだ。
絵の下に「壁画の言葉」ーこの台地で古墳時代のタテ穴住居が発見され遺跡に指定〜
土器などは都の文化財として世田谷考古館に保存され・・うんぬんと書かれてある。

谷内さんはメルヘン童画を生涯にわたり描き続けた画家だった。
一見稚拙に見えるその絵を見た人は、誰もが幼き日の郷愁を想い起こされる。

（街角の外灯、自転車、海、子猫、鳥、草花、星、傘、雨降り、雪の道、キャンディー、縁日、金魚、紙風船、電車、並木道、カタツムリ、花火、風車、男の子・女の子、裸電球、八百屋さん、魚屋さん、煙突、窓明かり、小犬、駄菓子屋、家々の影、御飯と味噌汁の匂い、子供を呼ぶ母の声）・・が描写されていた。

ー谷内六郎の絵には〜年令、性別、身分階級の差別なくプリミティブなその世界に触れると・・万人の心の深部にあるノスタルジィーの鈴をリンリンと響かせられるのだったー

【場所】世田谷区砧八丁目あたり

読書自分流

昨年の末に２00８年最後となる図書館に行くと〜
１０冊まで貸出しがOKと言われたが、５冊だけを借りてきた・・
年が明けて正月が過ぎ、七草も早すでに過ぎ去ったこの日、
２00９年の初回となる図書館に来ると、予想に反して混んでいた！！

まず館内では風邪予防なんだろうが、男女共に大きなマスクの人達が目立って多かった。
今年流行のインフルエンザには、Aソ連型、A香港型、B型・・とあって〜
タミフルも予防接種も効かない、新型ウイルスが出現してるから皆が不安なのだ。

館内の南にあたる最奥の一隅には、閲覧用の大テーブルと椅子席が置かれたアットホームなコーナーが出来ている。
席に座らずに円い支柱に身を寄せて、雑誌をパラリめくる男性がいる〜
遮光カーテンがある窓際の本棚の間に入り込んで読書するベビーカー連れの若母親が〜
テーブル席に腰掛け、軽く足を組み、姿勢を正して読書する小野ヨーコ似の婦人も〜
立つ位置も中途半端なら、格好も投げやりなポーズで立ち読みする、青の男もいる〜
それぞれが自分流でパッピーな読書をしている・・・。

ー自分の場合は自宅にある、でっかいだけが取り柄のボロソファーに横になり〜
太い木のアームに頭を預けて本を読むのが、毎度のスタイルなのだが・・・
半分は猫のベッドでもあるから、領分を守らないとウンニャーと恐い顔で威嚇されるー

【場所】KUNUTA  Libraryー

日だまりの成城橋

成城の街から東へ小田急線沿いのだらだら坂を下ると、成城橋に至る〜
そして成城橋を小田急線と共に渡り切ると、祖師谷の街に入る〜
いつもはサ〜ッと通過してしまう橋の上に、この日は立ち止まる・・
橋の上に流れる風は冷たいが、背中に冬の陽がボワッ暖かく乗ってくる！！

上流には緑に囲まれた成城学園のキャンパスが、大高中小幼と川の左右にあって〜
川沿いには運動（サッカー、野球、ホッケー）する学生達の声が響く広いグランドが、背の高い金網に囲まれて続いている。

三鷹の地域から甲州街道を横切って成城へと流れ来る仙川は、この橋を潜ると下流の二子玉川に出て多摩川と合流するのだが、その前に砧の東宝撮影所内を巡り小波を立てて流れてゆくのだ。

成城の街中から祖師谷へ小田急線の高架橋と並行してつづく道はこの写真を見る アップダウンする道路に車の通行量がそこそこあるから、自転車で走るとストレスを感じる道だ。

ーこの仙川沿いには幅の狭い遊歩道があって、暑い日寒い日の別なく四季を通じて〜
ウォーキングする老若男女達の姿をいつも見かける。
大きな高級マンションが建ったり、途中に公園があるから、ペットを連れた人達も多いー

【場所】成城橋から仙川の流れをのぞむ〜

ホルモンの文字スザマシキ焼肉屋！

ここはビルの街で賑わう新宿の、区役所通りから近い道沿いにある〜
まるでマンガ本が原作の、映画用に造ったオープンセットにも見えるが・・
ホルモンの焼き肉を食べさせる、リアル酒場なのだ！！

ホルモン！ホルモン！ホルモン！さらには意味不明な電撃の文字があったりする〜
この雑多なワイルドさを連呼するインパクトには、少々やられた・・・。

新宿は盛り場だから、様々で色々な店建物があるのは楽しく良いと思うが〜
もしもこの店が、住宅地域に出現したら困るし嫌だね。

ホルモン焼きの「ホルモン」は「放る物」すなわち捨てる物の意味なのです。
これは語感が類似するところから、関西の会話文化で庶民が使い一般化したもので・・
牛と豚の内臓や器官を洗浄し、調理するサイズに切り揃え、アミ焼きなり串焼きで食べる元気の出る食材として、酒飲みの方々には好きな人が多い。

ーホルモン[ HORMONE ]とは、身体の分泌腺からでる健康に必要な物質の事。
男性ホルモン＆女性ホルモン・・とありホルモンバランスが崩れると・・・
諸病の原因になる事から注意が必要とされる・・ー

【場所】新宿靖国通りを入る

猫の窓

壁のカレンダーは２００９’丑年１月の真ん中を迎えた〜
脳にインプットされた「成人式」１月１５日祝日が未だに消えない・・
今朝起きると庭のバケツに、薄氷が張っていた！！

母屋で朝食を終えてから、二階アトリエに行きガス栓を捻ってストーブに点火する〜
ボワァーと燃焼音がすると「只今の室温は４度」とデジタルの表示があらわれた。
この冬になってから今迄に・・５度以下の数値を示す事はなかったこの部屋だった。

大きな古い長椅子を寝床にしている飼い猫の「空」の姿はなく、ボコッとネコ型に凹んでいる。何の事はない〜南の窓に目線を向けると、朝日を受けて輝くレースのカーテンに、トンガリ耳のネコ型シルエットがくっきりと映っていた。

この窓の真下には、表通りから横道に入って曲がる角地が見える〜
この冬この角に毎朝８時半になると、インド人の夫婦が迎えの車を待っている・・
寒さを耐えて、足踏みしながら立つ姿をもう何度も見ている。

ー彼等が世田谷に数店舗あるカレー店のスタッフなのは分かっている・・・
気に入った味なので、何度か食べに行った時に「好き店」としてブログ投稿しているー

【場所】調布の自宅

パン屋戦争！

つい最近の事・・高級陶磁器の「ウェツジウッド」が倒産したり〜
世界的なジュエリーブランド「ティファニー」の売上げが２０％減少・・
国内の各デパートも不況の影響で、客が少なく売上げが伸びないと！！

そんなデパートの現状が報告されていても、日々の生活は止められないから〜
食料品を主に販売するデパ地下フロアでは、今日も結構な人出があって賑わっている。

パン食い人間の私はデパ地下に潜入して、美味しそうなパン屋を見歩きして買物をした。
結果としてバタール、菓子パン、焼き菓子のそれぞれをそれぞれの店を巡って買ったので、この写真を撮ったのは何処の店だったのか判断が出来なくなってしまった。
パン屋戦争’なのだ〜背中合わせにフランス、ドイツ、日本、アメリカ、イタリヤ・・と香ばしく焼きあがった様々なパンの匂いが漂っている。

デパ地下での買物はそんな事が再三あるし、そんな迷路を形成する場所が都会のあちこちの地下にネットを張ってあるから、肥大化した現代人のマルチな欲望を満足させているのだろう・・。

ー弁当屋戦争’も火花を散らしている・・洋食、中華、和食をはじめ〜
地方からの美味いものが、北海道、金沢、仙台、京都，大阪・・と参戦しているー

【場所】新宿小田急デパ地下

冬の都市歩き疲れて駅のCafe'

今感じているこの寒さは、都市を巡る時間の変化とシンクロしている〜
都市の街中を海に例えるならば、駅は賑やかな港であり・・・
人の集まり寄せる波が、駅中の連絡フロアで渦を巻いている！！

自分はこの駅には中央船で入港したが〜他に山手船、小田急船、京王船の航路から入港すると、船着き場ホームから橋を渡った人達が次々とこの連絡フロアに押し寄せてくる。
そんな慌ただしい南口フロアの中央にあるCafe'は、ぐるりを透明ガラスで造られた円い鳥カゴの様な形状をしている。見ていると人の出入りが切れる事なく続くから、ガラスドアは忙しく自動化された開閉を繰り返していた・・・。

久しぶりの新宿でビル街を吹く風の中を歩き疲れて、熱いコーヒーを飲む老夫婦がいるだろう〜また期限の迫った支払に何とかやりくりして家を出て来た商店主も居るだろう〜毎日のように買物に娯楽に来ている主婦は、コースなのかいつもの改札口の見える席に座った・・。
そこに待ち合せなのかそわそわと白いオーバーコートの女性が、黒い鞄を手に持って店に入ってゆく・・・。

ー学生なんだろうか、スタジャンの若者がCafe'には入らずに店前で立ち話を終えると、お互い手を振って別れて行った。一度だけ自分はこの店に入った事があった〜
数年前の夏にノドが乾いてアイスカフェオレを飲みながらフロアの人波を見ていたー

【場所】新宿駅南口ふろあ

０９’冬神田駅ホーム

「すし喰いねぇ！江戸っ子だってね〜」
「あったりめぇ〜よ！江戸は江戸でも神田の生まれよ〜っ」
不出世の浪曲界のカリスマであった「広沢虎造」が唸る名調子の一節、
２００９年１月の神田駅には、そんなべらんめ〜調の雰囲気は見当たらない！！

御徒町駅から乗った山手線が秋葉原に到着して・・再び駅ホームを発車すると直ぐ眼下には神田川の流れが現れる。その上流に万世橋のクラッシックなシルエットが一瞬見えるのだが、今回もシャツターが押せずに手前のビルに邪魔をされて視界を遮られてしまった。

次の神田駅で下車をすると乗りかえる為に階段を下りて、構内を少し歩いてから階段を上って中央線のホームに立った。ホームから眺める西口駅前は大小の商業ビル群が林立しており、その屋上や壁面には所狭しとばかりに広告看板＆ボードが張られている。
その中に２枚つづりでサッカーの中田英寿の広告写真があったが、オーラを全く感じさせないごく普通の表情をして、ホームに立つ人達の視線を浴びていた。

ーこの日は新宿へ出る事を予定していたので、そんなホームの光景を見ながら〜
南に位置する東京駅から、間もなく走って来る中央線の赤い車体を待ちわびたー

【場所】千代田区神田

駅南ガード下の道

ここはJR御徒町駅の南口改札を出た所であり、東西の通り道でもある〜
薄暗いガード下を西に出てゆくと、松坂屋デパートの裏側にあたり・・
東にポンと出るとジュエリー街の導入口で、パーキングが用意されている！！

駅構内のトイレを利用した横には、外の道に向いてコンビニがあった。
ガード下の道を挟んだ向い側には、１００円Shopがあるし、横並びには宝くじの販売所があって、ゆれる赤い幟には発売中の文字が読めた。
西から外へ抜け出た先に鮭と蟹の大きな絵が見える〜魚の館’とあるのはスーパーの「吉池」がやっている鮮魚の店舗なのだ。

一方の東に出ると〜ガード下には店舗が並んでいるこの写真を見る 駅直ぐの手前角には喫茶＆軽食店があって、次の隣りには中華食堂、レストラン＆ビヤホール、酒場などが入っている。
そして次のガード下通りになる辺りには「らーめん横丁」の看板が掲げてあり「青葉」など四五軒の有名店が集結している。

ー誰が置いたのかガード下の通りに、リヤカーが停まっている〜
この辺りの商店から出されたダンボールを回収してまわる小父さんがいるのだ・・
その昔〜練馬に住んでいた独身の頃は、大家さんのリヤカーを借りて引っ越しをしたー

【場所】御徒町駅南口で・・

きらり’Jewelry Town

宝飾業界と関連する人達が働く街が御徒町にある〜
Jewelry Townとして、タウン誌も発行しているこのエリア・・
日本各地からは勿論の事、アジア＆欧米諸国からの人達が訪れる、
世界同時不況と呼ばれている昨年から２００９の今年は〜
一体どうなるのか不安な門出だ！！

この街にあって隣り合うP店、S店はパールの各種類から天然石などを販売している店であり、その店内に一歩踏み入ると・・壁面を埋めて展示してあるパール＆貴石の量に圧倒されるであろう。ちなみにこの２店が軒を並べる道は・・ヒスイ通りと呼ばれている。

２００９年になって初めてジュエリータウンを訪れたのは七草になる前だったので〜
ビル壁のガラスパネルにはこの写真を見る お目出度い正月の羽根や松が描かれてある、
ちなみにこの宝飾ビルはルビー通りの角に建っている・・。

ーこの界隈の店では、素人さんお断わりの表示が出されているが〜
JR駅前の一般客を対象にしたジュエリーShopでは、新年早々から客を集めていたー

【場所】御徒町ヒスイ通り・・