[Rappo' Land blog]

JR渋谷駅の窓から

駅構内のガラス窓を透して渋谷の街をスケッチしたからだろう〜
うすい皮膜をかぶったモヤッとした画面の絵になってしまった。
渋谷駅との付き合いはかなり永く今はない文化会館の前から〜
都電に乗って青山、六本木、新橋へとガタゴト行ったのだから！！

こちらは南口なのか窓の下にモアイ像が見えているが、写真には残念ながら映ってない。
玉川通りの上を走る首都高速３号渋谷線が奥にあり、手前の歩道橋がジグザグと何とも複雑な形状に見えている。向い側にある東急プラザに行くこの通りの幅は広いから、渡る途中で信号が変って中央のバス乗り場で待った事が何度もあった。

地下鉄の出入り口が見えるハチ公像前のスクランブル交差点は、今日も多くの人達が渡る渋谷の顔なんだろうか、TVのニュース画面に毎日のように登場するから・・。
Qフロントと呼ぶのか、TSUTAYAの入った東急ビルと西武デパートがここから確認出来るし、センター街の入口も見える。
この街の古参のパーラー西村、三千里薬局なども映っている。

ー現在はQフロントが建つ所に、アイビーファツションでは有名店の「モリタ」があった〜
その同時代を過ごした青年男子には、忘れられない店の一つだったと思うが・・ー

ここは’〜JR渋谷駅の構内です

渋谷で岡本太郎

井の頭線に乗り終点の渋谷で下車をして改札口を出ると、思いもしなかった岡本太郎の巨大な壁画と遭遇した。
そこは井の頭線の改札とJR渋谷駅とを結ぶ連絡通路で、「MARK CITY」の２階にあたる壁面に「明日の神話」は大きく展示されていた。はるばる海を渡ってMEXICOから日本に帰って来た作品だ！！

この縦５.５m,幅３０mの大作は１９６８年頃にメキシコで制作されてから、３０年以上も行方不明になっていたとの話しなのだ。これだけ巨大な物になると美術館なり公共のスペースを捜すにしても受け入れる場所が限られるだろうが、広島市と大阪市とから引き受けたいと希望があったが、検討の結果この場所に決定したそうです。
それは１日３０万人以上の人の往来があり多くの人達が目にできるからと〜2008,11,17公開

壁画の制作意図は、原爆が炸裂した瞬間を描いたとされている。
絵の中央には白骨化した人間（頭蓋骨、肋骨、恥骨・・）が細い脚で立つ姿があり、バックは恐怖と不安の暗雲が満つる画面に、真っ赤な血が流れ炎が飛び交う〜岡本絵画の独特な魂の叫びが表現されている。　誰もがこれに近い感想を抱くと思うが・・私には母が子を呼び、子が母を求める声が聴こえるようだ・・。

ーかなり以前の事、道玄坂の古書店で安く買った「岡本かの子全集」を読んだ事があった。「生々流転」「鮨」「老妓抄」の作中に、息子の太郎への熱愛の文章から母と子の愛のカタチに強く惹かれた・・ー

ここは’〜渋谷マークシティ２階の連絡通路

駅看板のイチロー

下北沢駅（小田急）ホームで下車すると井の頭線のりばへと乗客達は一群となって薄暗い階段通路をモク々と昇った。
そしてホーム上に立つと「侍ジャパン」のイチローがコップ一杯のビールを手にして待っていてくれた！！

それは・・イチロー選手を今年のビール戦争のトップバッターとして起用した看板なのだ。
勿論そこにはWBCで優勝した「侍ジャパン」の立役者でヒーローのイチロー選手をCMタレントに使い、ベースボールの世界で活躍した彼のイメージに便乗して、他社のビールメーカーに打ち勝つための作戦と言う事が見えてくる。

２つの私鉄がバッテンする下北沢駅は、小田急の南口＆北口駅前通りは常時にわたり人の数が多く混雑の渦が巻いているが、沿線の工事がとうとう駅中ホームにも及んで来ている。

井の頭線ホームの端から西口改札を抜けると、小さな踏み切りのある鎌倉通りに出る。
教会があったり女学校のあるわりあいと静かな街並で、車の流れも少ないから散策には良い道とお進めする〜何故かこちらには今のところ工事のかけらも見られない。

ーこの日は渋谷へ出る為に下北沢で下車したけれども、井之頭ホームに立っていると〜
真反対の吉祥寺行きの電車に乗って、久しぶりに井之頭公園から街中のサンロード・・駅前マーケットにと、行きたい気持ちがザワリとさわぐのだった・・ー

ここは’〜下北沢駅、井の頭線ホーム

刻一刻

夕方になると刻一刻と街は色をかえてゆく〜
少し離れた上からの目線で駅前周辺を眺める・・
誰も皆が日常の行き来に利用する駅前の夕刻を、
３０分の時間差をおいて駅ビルから定点撮影した２枚！！

とりたてて何かを捉えようとの目的意図は皆無であり・・純な気持ちだった。
そこは誰もが住み暮らす何処の街でも見かけるごく々ごく平凡な景色。

いつも自分達が通っているその場所を、俯瞰する行為に特別な新鮮さも覚えないが〜
ただ同じ場所から写した２枚に時の流れは微妙な変容を与えて、人の往来、建物の陰影、乗り物の出没とに確実に時の推移がそこに映っているのを見た。

スクーターを手押ししてゆく若い女性の姿は当然にもういない、
調布方面から走って来て薬局の角を曲がる寸前の路線バスは、ここで終点となって新たな客を乗せて発車して行ったのだろう〜
信号待ちしていたベビーカーの母子は無事にネグラに帰り着いたか・・・
老舗和菓子店の前にある八重桜は道に被さるように広がって、花色が一段と濃く染まったところだ。

ー駅前商店の照明は昼から夜への輝きにスイッチが入ったようで〜薬局の十字が白光る
半天姿のオレンジの２人は、酒場のチラシ配りなのか突然に登場して来た・・ー

ここは’〜成城学園前駅北口あたり

BOOKS SANSEIDO

今日一日の終りを感じつつ成城駅改札を出ると、駅ビルのエスカレーターで２階フロアにあがった。
回廊の手摺から眼下には北〜南口へとゆく人の流れが望める、また改札口を出た辺りの太い円柱の周りでは待ち合わせる人達の姿も・・あった！！

私とすれば待ち合せをする場所は、街の本屋さんでが最良だと思っている・・と言うのも本屋では人の出入りがフリーだから。しかもこの駅上のSANSEIDOでは、奥に読書する為のスペースが設けられてあり、この日も利用する客達の姿が見受けられた。

待ち合わせる場所を喫茶店にすると、相手が遅れた場合は近くの席の客達がてんでに話す声が嫌でも耳に侵入して来て・・こっちには不要な会話を聴かされる事になる。

また雑貨なり小物のShopにすると、とりあえず店内をぐるり一巡りして棚の商品を見てから後はよほど興味を惹くものを捜せない限り〜ただ々退屈でその場に居たたまれなくなる。

新刊書のページをめくると、紙の断面＆角が指先に当たるシャープで噛む様な感触は〜古書店の本とか図書館の貸出し本では決して味わえない魅力があり、またNewなインクの匂いも何とも刺激的で好きなのだ・・・。

ー最近は大型書店に読書コーナーが用意されている、新宿三越の６階ジュンク堂でも〜
本棚ごとに座席があって、そこで静かに読書するお客達の姿が見られた・・ー

ここは’〜成城学園前駅ビル２F

発車までの時間’

新宿の街にまだまだ浸かっていたかったし〜
ゆきたいと思っていた店や場所がありながら・・・
小田急線の改札をスイカカードをかざして通ってしまった！！

その昔の新宿に４年間住んでいた頃は、終電が走り去って駅のシャツターがキャシ々閉じられると、山手線沿いの道を２駅ばかり歩いて下落合の家まで帰る事がしばしばあった。
また夜中からJAZZの店に居続けた早朝は、駅東口のシャツターがシャカシャカと開けられるのを待って、ガラガラの始発電車の座席に横になる楽しさもタップリ経験した。

昭和の時代は平成となり、２０００年を越えた今は、新宿駅の利用客数も増加しているのは確実な事。月曜日の夕方に小田急線のホームに立つと、多くの人達が並ぶ列の頭上に発着時刻を知らせる電光掲示板があって、小田原、相模大野、藤沢と順次に発車のタイムが表示される。

混雑するホームを移動して進むのは、帰り着く駅ホームの降り位置がエスカレーター近くにと思うからであり、ここだと決めた列に並んだ。やがて列車の到着を告げるアナウンスがホーム全体に流れてくると、列の並びが急にザクザクと動揺を見せはじめた・・。

ー走行して来た電車がゴトリとホームに停まるや、待ちに待った人達はドア真近にグンと迫る〜ホームにある階段を山手線との連絡通路から伝って上がって来た一団で混雑度が更に増した・・ホームの時計に目をやると未だ５時半をすぎたばかりだった・・ー　

ここは’〜新宿小田急線ホーム

新宿午後5時の路上

駅前の広いロータリーの向い側には、少し翳りを見せはじめた高層ビルの一群が直立している。
新宿の午後五時の路上では、何処からかこの場所に集まって来た人達の・・それぞれ目的も異なる雑多な群衆がいるからこそ、副都心としてそれなりに完成した景色となっている！！

駅ビルを出た所に、笠をかぶった托鉢僧が西に向いモグ々と経を唱えている。
その横を邪魔顔に人の流れは通ってゆくが、彼方の高層ビルは、日暮れ真近の薄日を後光として浴びた仏陀の立像の如くに、揺るぎ無く聳え立っている。

新宿初心者なのか二三人で文庫のマップを手に持って、キョロキョロする観光客もいるが〜どうやら日本人ではないらしかった。
すると今日は買物する為に西口で落ち合ったのだろうか、スタイルの良い２組のギャル風ママも細い脚線美で乳母車を押しながら現れると、大きな声で話しをしながら路上を青梅街道の方へ向っていった。

ー駅とBicの入ったハルク館の間をつなぐ歩道テラスも、人の往来は途切れなく流れてる〜
植え込みの片隅には、皮膚浅黒い数人の男達がず〜っとこの場に居るようで・・・
お経の声も聴こえないから、托鉢の僧でもあるまいし・・ー

ここは’〜Shinjuku in Tokyo'

Macの磁場”

磁石（マグネット）は鉄鉱石を吸い寄せる〜
[ Mac ]はマック教とも云われ信奉者を引き寄せるとか、
新宿（ Bic P kan )西口店の４階へとエレベーターに乗り・・
未来もMac初心者であり続けるであろう私は訪れたのだ！！

相変わらずモノクロトーンの色調をベースにして〜Mac売り場はあった。
iMacの一体型デスクトップ〜２０インチ、２４インチと私が日常使うiMacよりも倍ぐらいの大きな液晶ディスプレーが陳列してあったが、横から見ると又また薄型化になっている。

売り場を一巡すると、やはり現在はiPod & iPhoneの人気が持続しているようだ。
AVケーブル１本の接続で、写真や動画をテレビなりプロジェクター等の大画面に出力して、希望する映像を見て楽しむ事が出来る。その為の仕様を記したパネル展示と各社の関連製品が数多く置かれてあった。

ーキャノン＆エプソン＆他社のプリンターの新機種を見たが、高級感が増している。
レジで再生インクの事を店員に質問すると、黒は良いとしても他のカラーは粒々感が気になると・・今回はラベル用紙20枚入りを買ったが、貯めてあるポイントで支払ったー

ここは’〜新宿西口Bic  P kan 、4 Fにて

ビルを見あげる！

ヨーロッパ系らしい父と娘のカップルが〜
地下街の薄暗がりから明かりの降りそそぐ
TAXI乗り場の横の柱にちょこんと腰かけて・・
ビル群を背景にして楽しそうに会話している〜
デパートで買物中の母親を仲良く待っているのだろうか！！

最近はビル好きな人たちがいて、ビルを見上げる事を趣味とするマニアが都心部の各所で、昼夜に出没していると聴いている。父と娘がふり仰ぐ視線の先には、建築中から注目していたモード学園コクーンタワーの姿がある。このユニークな全容は、四角なビルが建ち並ぶ中に昨年１０月に出現して、ビル界の目立つ存在となっている。

紡錘形と見られる全体像はブルーのガラス壁に白いテープを巻いたDesignと判断するのは（テープは建設途中で必要な工程の保護用の建材かと思っていた）あまりにも単純すぎる見方だが〜完成した今はユニークで洒落たビル建物だと確認している。
■丹下建築設計（地下３階〜地上５０階,高さ２０３m）2008,10,15竣工

TAXIの場から左に背の高い箱型車が停まって、中から２m位の植物・・ユッカ，カボック、椰子などの大鉢を下ろして二人がかりで台車にのせて、地下街の店々へと運んでいた。
多分レンタル契約で定期的に植物を交換する業者さんなのだろう。

ー新宿の街は地上の高層ビルばかりか地下にも街があり、数本のラインを電車が地中深く走るから、コンクリート、鉄骨材、ガラス、石と硬質な鉱物ですっかり構築されている。
呼吸する植物の潤いはこのエリアに来る人にも、このエリアで働く人にも必要とされる筈ー

ここは’〜新宿駅西口地下ロータリー

新宿の空と喫茶店のパフェ

新宿駅西口の地下’いや半地下なのか地上ではない事は確かで〜
円く切り取った空間からビル街の空を見あげる足元に・・
地上からTAXIが螺旋回路を次々と走り下りてくる！！

このポッカリと抜けた空間を取り囲むようにして数多くの店々〜
洋菓子店、ブティック、雑貨店、弁当屋、寿司屋、輸入食品店、飲食店、Cafe'〜
・・等が営業する地下ショツピング街が形成されている。

この地下街の駅に近い角にある喫茶店ではパフェが売り物だったとは、以前に待ち合せで利用した時には全く知らなかった。大きなガラス窓のショーウィンドーには、ビッグサイズの１０数種がカップに盛られてレイアウトしてある。

コックさん姿のクロンボ人形も何体か飾られた軽食ランチが食べられる店であるから、この日もOLさん達や、オジさん達の歓談する姿が外からも見えていた。

ーこの辺りはJR新宿駅を西口にと取りあえず改札口から出て来た地下の場所で〜
ここから東京都庁のあるビル街、京王プラザや三井＆住友ビルの方向に通路がのびてゆくー

ここは’〜新宿駅西口地下の街、いや半地下か？