[Rappo' Land blog]

花Shopとビビンパの街角

黄色い壁に２４時間営業とあるのは、眠らない街なんだろう〜
１ブロック進めば、広小路交差点に出られるこの辺りは・・
春日通りから入って通る、少し大きな横道になっていて、
昔からの酒屋、魚屋さんが今もあり、クリーニング店もある様な、
飲食に訪れる人ばかりか、この街に住み暮らす人達の通りでもある！！

角にある黄色い店はビビンパハウス（韓国食堂）で石焼を売りにしているようだ。
冷麺は毎日でも食べたい程の好物だが、また石焼きビビンパの香ばしい焦げめしも魅力だ。

この近くには提灯を掲げた小さな焼鳥の店が幾つかあるが、同じ道筋にドレス衣装（夜用）の店があったりする。蝶の羽根を思わせる、カラフルでシースルーな布地のロングがウィンドウに並んでいるが、キラキラするのはラメが振ってあるのか。

まだ街は明るさの中にあるが、夕暮れを間もなく迎える前の花店では、忙しそうに店周辺の清掃をスタッフがやっている。場所柄らしくプレゼント用にラッピングがされた花鉢が並べられている。胡蝶蘭も店内の棚にラップして置かれてある。

ー上野駅近くにある韓国の食材店＆食堂が集結する韓国村へ行った時の事〜
隣の席の韓国女性がステンの円い鉢を押さえてビビンパをグルン々撹拌するので驚いた。
自分はグチャ々せずに食べるのが好きなのだが・・でもビビンパは混ぜ合わせる意味だと後日に知った・・それと石焼は確かに美味いー

ここは’〜上野＆湯島の春日通り沿い

水上音楽堂のベンチ

不忍池の水上音楽堂は池の南側にあって〜
蓮で埋まった水面にメタボの腹のように・・
突き出たカタチをしている。
桜などの樹木で囲った外周沿いには〜
池を眺めるベンチが置かれてあり・・
愛犬を連れた散歩の途中か、または観光客か、
腰かけて休む人達の姿がある！！

向うにビルがあり背後には上野公園の森が見えている。
下町風俗資料館（有料？）があったり、京成線の上野駅（始発駅）もあるが・・
千住大橋や千葉の稲毛へは数え切れないぐらい、行っている。

今でもある上野スター座では、洋画の二本立てを最終回まで見てから、湾曲する池之端のカーブを都電の走りに身をまかせ揺られて、根津の街へと帰っていったのだった。

遊歩道の敷石タイルの継ぎ目が気になった〜池に沿った敷石のラインが、音楽堂側からの敷石のラインと、無理やり切り合わさった様な不釣り合いの形状を見せている。

ー今月〜８月にかけて、夏祭りのステージでもあるのだろうか〜
ドデカイ作業車（クレーン付き）の四五台と作業員が池と音楽堂の間に集結しており、
遊歩道を行く人達を圧迫するモノモノしさだった。
作業員達の見守る中を・・その車の間にカメラを据えて撮影した・・ー

ここは’〜台東区上野池之端です

防火用水のある家

時代を遡って見ると、昭和の前半の東京下町では〜
民家が軒を連ねた、どこの街の横丁風景にも・・・
防火用水（コンクリート）が各家の前に置かれてあったり、
ゴミ箱（コールタ塗り蓋付き木製）も横並びであったりした！！

ビル街の裏通りは薄暗い〜そんなビル壁に四方を取り囲まれた影の場所に・・
アジサイと大きな八つ手を玄関前に従えた、この小さな木造平屋はあった。
角の家が無くなりパーキングとなった事で、２軒目のこの家がはっきりと見える様になったのだ。

家の横手にとまわる木戸口に貼られた黒犬のポスターは、探偵社の広告なのだった〜
この街のアチコチで見かけるが、やたら存在感のある黒犬だ・・。
防火用水からシダ類の大きな葉がのびて、風に揺れるのは土が全面に埋まっているから。

左隣りのパーキングに大きなトラックが停まっている、この小さな家よりもデカイ。
青い波板トタンが間にガードしてあるが、玄関の小屋根も青トタンが使われている。

ー各家庭にお風呂があるようになって、街の銭湯が消滅した〜
防火用水の必要性も無くなって、今では街から消えて見かけなくなった・・ー

ここは’〜台東区御徒町の裏道

古アパートの男子専科

　

JR御徒町駅に近いガード下を抜けて歩いてくると〜
黄土色のテントを張った昔からの靴屋が角にあって・・
日陰の横丁へと曲がって入ると、この男子専科が秘っそりあった。
そこは角から奥へ幾つかの商店と住居が同居する昔アパートの様であり〜
どっぷり古色に染まったモルタル壁は、経過した年月を物語っている！！

男子専科は、色落ちした青テントに染め抜きされた洋服店の文字であり〜
時代に取り残されたそのままを継続して来たのだろうか、受ける印象は極めてうすい。

２枚の写真の中で色彩らしき物を捜してカウントすると〜
窓にかかる簾の黄色、道沿いの木箱から這いのびる蔦草と植物の緑色、ポリバケツの切なくうすい青色、ドアに取り付けられた郵便受けの赤色、・・の四色だった。

ー古アパートの男子専科の店から少しゆけば、デパートの壁面が見えてくる所にでる〜
この木造モルタルは日陰の裏道にある影響からか、全体に無彩色で立体感が乏しくて・・
撮影スタジオの書き割りの如くに、なんとも儚げだった・・ー

ここは’〜台東区上野三丁目、裏通り

ヒマラヤ杉と黄色い車の館

濃いオリーブグリーンのハウス玄関前に〜

浮き立つようなコントラストを見せて・・

外車のイエローが色鮮やかに停まっている！！

建物の１〜２階にある全ての窓（ヨロイ扉のある）フレームを白塗りで仕上げて、この家にクリーンなイメージの効果を与える演出を施してある。

家は成城駅から走って来るバス通り沿いに建っており，脇を守護するようにヒマラヤ杉の大木が、三角屋根を越えて遥かな高所の空を目差すかの如くに突き伸びている。

バス通りを挟んで反対側にある「ダイソー」店内からは大きなガラス壁面を透かして、このオリーブグリーンの家と外車のイエローがはっきりと鮮明に見えていた。

今しがた店に入って来たおばあさんが一人、エスカレーターに乗り込むと上階のフロアーにスゥーツと抵抗無く運ばれて消え去ったが〜道の向うの黄色い外車は初夏の光りを浴びて、更に存在感をアップさせ輝やきを増している。

ー車の事は良く知らないけれど、外車だったらフェラリーであって欲しい・・
かなり以前の事・・フォードの真っ赤なカプリ、を自宅に置いていた、爆発するような音で走るとガソリンが垂れ流しかと思う程に直ぐに無くなった・・あの車ー

ここは’〜世田谷区成城-７、バス通り

ひゃくえんしょっぷ

この日は今年の春頃から、買いたい物が幾つかあったから〜
見に行きたいと思っていた￥１００Shopに行った。
このShopは自宅から見れば隣街であり、バス通りを二本跨いで・・
横断してゆけば直ぐに到着する近い場所なのに、行けないでいた。
考えてみれば今年初めてとなる訪問だった！！

実はガラス瓶の蓋付き容器が欲しかったのです。買物が決まっているから￥１００Shopとしては１＆２階とあるビッグな店内でも無駄に捜す事もなく、置かれた棚をすぐに見付けられた。

ピクルスを漬けて夏の季節に涼やかな食卓を演出したかったから・・
いや単純に食べたかったからであり、また作りたかったからなのです。
ピクルスは誰もが簡単に作れる、酢漬けの新鮮野菜サラダなのだから・・。

ビンの種類は多くあり少々迷い、冷蔵庫に収まり易いサイズを選んだが、同じデザインのコップ大から３倍の１リットルのサイズまでが、同じ￥１００だった。
（￥１００Shopは１０日前に行ったのであり〜それからピクルスを作り１週間食べ続けてしまった結果、今は食傷気味となっている・・反省）

ービネガーは春に買ってあった、ITALYのワインビネガー「Grosoli」白と、四国の酒蔵の穀物酢の２本で、漬ける食材によって使い分けようと、用意しておいたのです・・ー

ここは’〜世田谷区成城-８丁目

パン＆コーヒー

この街は他の街と比べるとパン屋さんが多い〜
駅にコンパスの針を立て、ぐるりぶん回すと・・
半径が約５０mの輪を描いた中には、
片手の指の数を上まわるパン屋さんが、
キャッチされるだろう！！

パン喰い人間を自認する自分だから、この世にパンとコーヒーが無かったら生きてゆけない。この国の過去に遡って考えると、パン＆コーヒーが無かった時代に暮らしていた人達の日々日常が信じられない・・今の時代で良かった・・。

「Gio」を学校帰りの女学生達が覗くのは、駅の改札口の隣である事と〜
店内の奥までも視線が行き届く、ガラス張りであるからだろうと思う。
パンの棚を見ると、この日は売れ行きが好調らしく残りは少なかった。

ー食べ物の好き嫌いはなく何でも食べる自分だが、チョコチップが入ったパンは嫌いだ、
或る日ぶどうパンだと思って買ったらチョコ粒だった、食感が泥で思わず吐き出した〜
泥粒の食感でボロボロ落ちるし、パンとは合わないのに・・カミさんは時々買ってくるー

ここは’〜成城学園前駅、改札横「Gio」

爽やかな駅前

梅雨が明けた筈なのに、グズグズした曖昧な毎日で〜
ニュースでは大雪山で遭難、山口県の土砂崩れと事故がつづいた・・
この日は朝から降ったり止んだりで、べたつく鬱陶しさの天候でも、
外出して、信号待ちする成城駅前は何故か爽やかだった！！

時間帯は少し遅い午後のランチタイムにあたるから、駅周辺の食事処のある街角から横丁や脇道へと、彷徨って往き来する人達の数は多いようだった。

通りすがりにあったイタリア国旗を掲げるパスタ屋では，何気なくガラス窓から覗くと円いテーブルの並ぶ店内は、ほぼ満席に近い状態だった。

駅前の人気店のスーパーでは、初夏の果実が入口に赤、黄色、オレンジ・・と華やかな色彩で溢れるようなレイアウトで客を招くから、出入りする買物客の足は軽やかに見える。

ーマロニエの緑が明るく輝く並木の路上には、少し前の雨の水溜まりが出来ている〜
雨の雫が時たま落ちてくるのを、女性は気になるのか頭に手を当てた・・ー

ここは’〜小田急線、成城学園前駅の北口

春日通り天神下

街の裏通りをしばし巡ってビルの蔭から出ると、春日通りだった〜
上野と湯島の両地区を分断し結んでいるのがこの春日通りであり・・
上野の街は飲食店の数が多く活気があふれて賑わっているものの、
奥に進むとディープな通りには少々の不安含みを感じた。

湯島の街は華やぎのある雰囲気と、地に足のついた落着きを見せる、
裏通りの家々も趣のある表情を今に残していると改めて思った！！

春日通りは都内を走る交通路の主流の１本であり、文京区，台東区、墨田区の地域を通っているが、厩橋で隅田川の流れを越えると墨東の街の本所にと侵入する。

天神下には営団地下鉄千代田線の湯島駅がある。表参道から赤坂、二重橋、お茶の水と来て湯島からは根津、千駄木、北千住方面へと向って行き荒川を越えてさらに走る。

春日通りはバス通り〜ビル前の舗道でバスを待つ人達は、乗車すると湯島天神前の切り通し坂を駆け上って本郷三丁目に向う。写真奥の突き当たりに湯島ハイタウンの大きな白い建物が見えている。手前の並木に韓国のハングル文字看板が何気なく立てかけてあり・・道路には天神下の信号で止められた車の列が出来ている。

ーここからは交差点角のビルが邪魔をして、湯島天神の社が全く見えないけれど〜
天神さん・・今度お参りに伺いますから宜しくと、呼びかけた・・ー

ここは’〜上野＆湯島の春日通り

びるのうらがわ

東京はビルの街、新宿や渋谷・・この上野もビルの街〜
ビルが建ち並ぶ街で、横から入ってビルの裏景色を眺めるのが好き、
表通りには無い、ビル側面と裏面の表情に何故か惹かれるのは・・
必要とされる電気、ガス、水〜等の配線＆配管の機能美だろう、
空調などのその様は人体の神経組織か血液の循環図を思わせる、
ビル裏の蔭となった壁を走る一本一本のラインでビルは生きている！！

こんな文章を書けるのは，一時代前の１０階ぐらい迄のビルの顔付きであって、最近のビルは外付けではなく、配線＆配管などの全てを内包したスマートな顔付きをしている。

渋谷の東急文化会館（今は無い）の周辺ビルの裏景色が好きだった。
隣り合うビル壁面をZ型に連続下降する鉄の非常階段があったりして、雨の日のCafe'の窓辺からは一枚の絵画を見るようで忘れられないワンショットだった。

ー駐車場の屋根の上方にある派手なクロームイエローの建物はマンションだろう〜
お互いのコンクリート壁面を寄せ合うビル群は、飲食店が幾つも入る雑居ビル・・ー

ここは’〜上野＆湯島の裏通り