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写真で分かるように天井が低く、埼京線、中央線、山手線の電車がレール上を駆け抜けると・・ゴォーツの音と震動が騒音のシャワーとなって・・通行する人の頭上にダイレクトに降ってくる。
かって新宿の住人だったからこの道を通った事は数え切れないし、暗くじめついた印象を持っていたが〜今回来ると西口側はタイルの壁と天井で明るく奇麗で昔の面影は無くなっている・・でも東口へと抜け出る辺りは未だ整備がされずに昔の暗さが漂っていた。
その当時は雨の日になると〜何ヶ所からも電車が揺らす天井から雨漏りの雫がターラツッーと伝って落ちて・・凸凹の路上に水溜まりが幾つも出現して靴を汚した。
◆そんな湿気１２０％の陰気な場所であっても近道として愛され〜通る人達は多かった・・◆
ーJR新宿駅北にある線路下の通路ー
そこは毎日の乗降客数がアジアNo１と言われる駅と隣り合う場所であり〜都心エリアを巡って走行するJRの線路沿い横に飲食店などが集結しており、あたかも部落のようだと云えるでしよう。
都内に限らずクリアでスタイリッシュな街づくりを進める現在の日本の都市環境にあっては〜敬遠されて消される運命と見られていても・・今は未だ変わる事なく継続して明かりが灯っている。
何と言うか自然界における生き物達の巣の形成に見られるように、街に住み暮らす人々による一軒一軒の不揃いな凹凸する並びには〜直線的な石造りの強固なビル街に対し緩やかな和みと、人々の生きるライブ感を与えているのでは・・。
◆この横丁内の路地には小さな間口の飲食店がビッシリとあるし〜外のアーケード通りには回転ずし、吉野家、フライドチキン、マツモトキヨシ等の有名店があり・・古くからのペットShopが線路沿いに今もあるのです◆
ーJR新宿駅の西口界隈・・ー
駅前のスペースは営団地下鉄丸ノ内線の改札から上がって来た所でもあって、その駅前広場からの信号を渡って向う先きは各人各様であって、何処へ行こうとその人の勝手で追求する事は出来ない。
道沿いに大きなモニター画面のあるビルは昼のフジテレビの人気番組「笑っていいとも」のスタジオアルタであり〜また真っすぐに靖国通りに出てから・・歌舞伎町の繁華で雑多な混沌の界隈へと歩を進める人達もいるだろう・・。
◆信号がなかなか変わらないのに焦れた女性が〜単独で飛び出して道路中央で立ち止まっている・・駅ひがしの路上で◆ーJR新宿駅東口まえ信号のトコロー
この地域にデパート等が進出して来る以前の街道下の風景は雑然としており、夜には安酒を飲ませる飲食の屋台が連なって飲んべえ達には魅力があったとしても、一般的には少々いかがわしい地帯と見られていた場所だった。
好きだった直木賞作家の故田中小実昌氏の小説には〜昭和の時代の新宿の街でのあれこれが哀しくも楽しく書かれた作品があり・・このガード周辺の飲食する屋台マーケットでの夜の天使達とのやりとり等が作品の中に登場していた。
ニット帽＆ジャンバー姿で通称コミさんと呼ばれていた彼は、牧師の家に生まれ東大卒でありながら〜旅まわりのストリップ一座と生活する等の体験をもった・・日本文壇では不世出の作家でした。
◆晩年のコミさんと地下鉄車内で偶然乗り合わせて〜本郷三丁目で下車する同じ行程を辿った幸運な事があった・・ショルダー鞄を肩に本郷通りを湯島方面へと渡って消えた姿は、絶滅種の小動物のようにも見えた◆
ー新宿南口甲州街道のガード下あたりー
都市の中でも、多くの人が往来する事では群をぬく新宿駅には、幾つもの出口がある。
その一つ東南口を抜けた直ぐの高低差のある階段下では、デイトなど待合せスポットの場所に使われている様子だった。
この日もそんな男女や、オバさんオジさん、学生達が出会ってワァーワァーする場面を見かけた！！
＊ ＊ ＊
駅から来る人達は階段を降りてくる人と、右に設置されたエスカレーターから流れるように出てくる人に分かれる。下の広場に達すると待ち受けるキャツチなる人達がいて、声かけられるが危ない魔の手には注意しなければ・・。
フィツシングとも呼ぶらしいが・・それは河川の上流から餌となるモノが来るのを待ち受けてパクリと喰らい付く魚の習性を利用した魚釣りの技法であり、街では商品や店の宣伝をして商売に結びつける手口の釣り師を言うらしい・・。
◆駅ビルのルミネには吉本のお笑いがあったりするし〜周辺はファッションの店舗が取り巻く環境だから、特に休日には人出が多く華やかな雰囲気の眺めになるだろう・・不慣れな人には危ないとも言える◆
ーJR新宿駅東南口、階段周辺あたりー
いとしい恋人の家にゆくように半月に一度のとしょかん通い〜自分が求める好きな本に逢えるかと念じながら・・街を抜け坂をくだり橋を渡っていそいそと出かけてゆく！！
橋から蛇行する川沿いの自然道をガタリ進んでゆき〜小橋から対岸に渡ると傾斜する狭い道に小型のユンボウが来ており・・ブルブル作動音を響かせる前後にはヘルメットの作業員四五人が居た。
２月の図書館に来ている人達は、各人各様にそれぞれの２月の街を通って来た服装をしており、本棚から好みの本を選択すると館内での閲覧のひとときを過ごしているのだった。
受付けカウンターで利用カードを提出して５冊の本を借りる手続きを終えたが〜その中の１冊「群像」１月号には好きな作家の・・川上弘美と花村萬月の両氏の小説が掲載されていた・・喜喜。
◆帰り道に通る公園近くの植え込みに眼をやると〜
地面から顔を出したばかりのフキノトウを幾つか見つけた・・喜々◆
ー世田谷区祖師谷三丁目ー
今迄は喜多見（小田急線）の街にはそれ程の馴染みは無かったが〜昨年の夏過ぎから何回か来ていると、通る道沿いに数店の本屋さんがあるのを見付けて、寄って見たいと思っていたのだ・・。
一軒目は個人商店の小造りな本屋さんだったが〜次の店はこの場にあるとは思えない大書店で、駐輪場が完備したスーパー並みの規模だった。
今では沿線の各駅前に出店するB'offにも寄ると階下がビディオ＆CD売り場で〜階段上が書籍になっておりパソコン関係の本を捜したが、少なかったし時間が無くなってしまった・・。
◆小説の本棚を見始めると切りがないから次の機会にしたが〜作家では川上弘美、花村萬月、三浦しおん、伊坂幸太郎、桐野夏生、吉田修一、小川洋子などの本を捜したい・・◆ー喜多見駅前通り周辺ー
２,１０の10；30に予約が取ってあったから曇り空の下「キタミクリニック」へと・・健保カードをリックに入れて自転車で家を出発したのだった。
バス通りをゆくと成城四丁目の富士見橋通りでは道路工事をやっていて走りずらく〜そろり右端を行くと工事の人達に・・スイマセン・・と声をかけられた。
不動坂上に出ると呼吸を整えて坂に入った〜途中で２回曲折する急斜面を殆どノーブレーキで下って小田急線下を抜けると・・上野田橋で野川を渡って喜多見の市街にと侵入した。
眼前に駅前広場がひらけてもモヤモヤと薄暗い天候に変わりはなく〜ケヤキの裸木がある広場をスイーと横切るとクリニック前で自転車を降りた。
◆診察室で問診を受けて先生と話しをすると〜次回に残尿の検査をする事と、近々に血液検査を再度やりましょうと言われる。カルテを持ち隣接する薬局で排尿を助ける２種類の薬を受け取ると、今回の喜多見行きは終了した◆
ー小田急線、喜多見駅前ひろばー
昨年の晩秋にケヤキの大木は毎年に訪れる季節の約束事だからとばかりに〜着ていた葉衣をすべて放棄してレストランの敷地いっぱいに枯れ葉衣を散り舞いていた・・。
歩道をゆきながら二度三度と目を閉じる毎に、西空に浮かんだ雲達はその姿を、左上へ左上へと流動の歩をすすめてゆくのだった・・束の間の日暮れのページェントが目の奥に映り込んでゆく。
２０１０年正月の三日に八人で会食したK’レストランは〜昨年のX'masの帰りに予約をしていたから心配はなかったものの・・当日は満員状態だったのだ。
◆その日はK'レストラン最奥のテーブル席に座って〜カキ、ホタテ、鯛、海老、キノコのブイヤベースと窯出しの焼きたてパンをホッ’ホーと頂いた・・正月の夜の事だった◆
ー調布＆成城の日暮れ時ー
家の前から、成城駅に行くバスに乗って次のバス停に差しかかると〜
進行方向の右手窓の外に、フラワーShopの店頭が見え・・
イエロー、白、ピンク、青＆・・と、春色の小鉢が幾つも並んでいた！！
２月になって早々に雪が降った朝には、自作の板スコップを使って玄関前と車が走る道路を雪かきして汗を流したのだった。数年も使っているから道路に削られて半分のサイズになっても何とか役立っているが、次の雪には作り直す事にしている。
節分の豆まき「鬼は外〜福は内〜」も過ぎて寒い日々が続いているが〜自宅から見えるご近所の庭では，毎年早く咲く梅がもうポッポと咲きだしている。
バスは住宅街を走って成城駅に近くなると左へ曲がるが・・向いにあったCOOPストア、薬局、花屋の一帯が撤去されて、西口のロータリーがペロリと剥き出しで見えている。
◆街路樹の若葉は未だ々見えないが〜駅前の花屋の店先には春色が先月よりも増えている◆
ー成城〜調布間を走るバスからー
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