新宿駅１４番線ホームには左右に２本のラインが来ている。
１本は山手線の内廻りで、原宿、渋谷、目黒、品川へと向ってゆくし〜
写真の右ホームからは中央・総武線が、四谷、秋葉原、千葉に向う！！
駅の改札を通ってこの階段をトントと降りてゆくと〜
ホームでは電車の到着を待つ人達が右往左往している・・
それは自分の乗車位置を何処にするか決めかねている様子だ。
これは私自身が毎回ホームで迷う事だから他の人も同じなのかとの〜
勝手な思い込みなのかも知れない・・・多分。
この日は家から駅へ向うバスで運転手からSUICAカードの料金不足を告げられ慌ててしまったのだ。駅でSUICAカードに金額を追加したが、恥ずかしい思いは消えずに残った。
カードになってからは便利になった・・路線図で目的地までの料金を確認しながら鞄から財布を出したり、ポケットのコインを数える事は無くなっている。
ーこのホームに山手線の到着を告げるアナウンスの声が流れてくると〜
それまで曖昧に散っていた人達が、列を作って黄色いライン内に並んだー
【場所】JR新宿ステーション
都心の山手線の主要な駅は複数の顔を持っている〜
基本となるメインの駅に私鉄なり地下鉄などのラインが、蛸足つながりの連絡をして乗り入れている。
東京に集中して来る人数を速やかに運搬すべく、その時代その時代に増改築を行った後追い工事の結果が、今ある各駅の顔かたちに現れている！！
かの芭蕉さんが江戸時代に奥州へと旅立ったが、その途上に辿った多くの道筋と結びつけるには無理があるのは百も千も承知の上で・・山手線ホームの端から歴史のある古い連絡階段を登ってゆき、東急池上線のりばへと辿る短い細道を勝手に当てはめてしまった。
階段を上がり切ると直ぐにある池上線改札口からはホームに停まった電車が見える。
横にあるガラス窓の錆びた錠を回して開けると、今あがって来た外（駅の東側）に向けて一枚写真を撮った。駅前ロータリーに架かる歩道橋を渡りゆく人達の姿が下方に確認できるし、この周辺にあるビルの上で今日の空は青く晴れている。
ー何と云っても新旧の駅の姿が現実に見られるのがこの駅の魅力だと思うし〜
時代は終わらずにつながっている、そしてここに来る度に面白いと感じているー
【場所】JR五反田駅、東急池上線のりば
駅南口改札はいつものように多くの人達が行き来している〜
人々の背後は明るく、そこから外に出ると国道２０号の陸橋上になる、
甲州街道を走行する車列の騒音と震動が、改札口のここまで・・・
ダイレクトに響いてくる近さなのだ！！
改札口の横並びにある案内所が新築なって、全体が見透しの良いシースルーの造りで、
JRご案内InformationのロゴもNewとなって、相談者の姿が何組か訪れている。
たしか半年前にはこの周囲を、ぐるりと工事用のボードで覆おってあったから・・
蔭のできた暗い場所であった記憶がある。
この南口改札の外と内に宝くじ売り場が見えるが、はたして当選者は出たのだろうか〜
昨年末のジャンボと今年の初夢宝くじを、同じく新宿駅の小田急線の階段下売り場で買ったのだが、両方とも美事に外れて残念な結果となってしまったので・・。
知人が年末に３枚買って、１万円当たっている・・自分はいつも１０枚単位で買うから、今度からは少ない枚数で何度も挑戦する買い方を実行するつもりだ、ヨロシク。
ー南口から外に出て、街道を渡った先のサザンテラスに行きたかった〜
広島県と宮崎県の物産館に寄ってモミジ饅頭、濃厚ジュース、珍味などを・・
買いたかったが・・今日はゆけない・・次回にする・・ー
【場所】JR新宿駅
乗り込んだ車輌のドアが開いたままで〜
隣のホームに停まった電車は、静かに発車を待っている。
ドア真近な席に座ったギャルのブーツで、揺れるボンボンに〜
ホームの屋根越しでくる日差しが、ホコッ’と当たっているから・・
ほんの数秒前までの混乱が嘘のように思える！！
成城学園前駅から乗車した小田急線は、綾瀬行き（千代田線）だったので〜
途中駅の経堂，下北沢，と来てこの代々木上原駅で、乗り換える必要があった。
私と同じく新宿方面へと向う人達が手荷物を持ち、車輌から車輌へとチェンジするから、ホーム上では右往左往する人の波が慌ただしく入り乱れて交差した。
永いようでわずかな間に、各々の車輌に皆がすっかり納まると、
ただ発車を待つだけとなって、ホーム上には静かな時が流れていた・・・。
ー駅全体を明るい日差しが、目映く照らしていても〜
東西に長いホームは、コンクリート造りの吹きざらしで、風は冷たく寒い・・ー
【場所】代々木上原駅ホーム
夕暮れた街は、角の取れた優しさで人の往来を見守っている〜
２０００年を過ぎてから新築なった駅は、未だNewな顔色をしてる・・
Cafe'と中華のチェーン店が営業する今の駅でも、急行は停まらない！！
昼の眠りから目覚めた夜行性の獣のように、飲食店が輝きを増してくると〜
駅前から続くメインの通りを曲がって入った、複雑な迷路を形成する横丁の狭い裏路地にも、ひたひた活気の波が寄せてくるようだ。
商店街と横丁の迷路を大きく包囲して、多くの人達が住み暮らす住宅地域が広範囲に広がっている。そこには大〜小のマンション＆アパートがあるし、ケヤキ並木沿いに建つ何棟もの巨大な公団住宅の地区もある・・・。
ー駅は、電車に乗車する為だけに利用する目的とは違った魅力があるのか〜
磁石が、そこいらに散らばった砂鉄を一方向に引き寄せるように・・・
駅の持つ引力があって・・それが周辺の人達を集めるのだろうか・・ー
【場所】祖師谷大蔵駅前〜
今感じているこの寒さは、都市を巡る時間の変化とシンクロしている〜
都市の街中を海に例えるならば、駅は賑やかな港であり・・・
人の集まり寄せる波が、駅中の連絡フロアで渦を巻いている！！
自分はこの駅には中央船で入港したが〜他に山手船、小田急船、京王船の航路から入港すると、船着き場ホームから橋を渡った人達が次々とこの連絡フロアに押し寄せてくる。
そんな慌ただしい南口フロアの中央にあるCafe'は、ぐるりを透明ガラスで造られた円い鳥カゴの様な形状をしている。見ていると人の出入りが切れる事なく続くから、ガラスドアは忙しく自動化された開閉を繰り返していた・・・。
久しぶりの新宿でビル街を吹く風の中を歩き疲れて、熱いコーヒーを飲む老夫婦がいるだろう〜また期限の迫った支払に何とかやりくりして家を出て来た商店主も居るだろう〜毎日のように買物に娯楽に来ている主婦は、コースなのかいつもの改札口の見える席に座った・・。
そこに待ち合せなのかそわそわと白いオーバーコートの女性が、黒い鞄を手に持って店に入ってゆく・・・。
ー学生なんだろうか、スタジャンの若者がCafe'には入らずに店前で立ち話を終えると、お互い手を振って別れて行った。一度だけ自分はこの店に入った事があった〜
数年前の夏にノドが乾いてアイスカフェオレを飲みながらフロアの人波を見ていたー
【場所】新宿駅南口ふろあ
「すし喰いねぇ！江戸っ子だってね〜」
「あったりめぇ〜よ！江戸は江戸でも神田の生まれよ〜っ」
不出世の浪曲界のカリスマであった「広沢虎造」が唸る名調子の一節、
２００９年１月の神田駅には、そんなべらんめ〜調の雰囲気は見当たらない！！
御徒町駅から乗った山手線が秋葉原に到着して・・再び駅ホームを発車すると直ぐ眼下には神田川の流れが現れる。その上流に万世橋のクラッシックなシルエットが一瞬見えるのだが、今回もシャツターが押せずに手前のビルに邪魔をされて視界を遮られてしまった。
次の神田駅で下車をすると乗りかえる為に階段を下りて、構内を少し歩いてから階段を上って中央線のホームに立った。ホームから眺める西口駅前は大小の商業ビル群が林立しており、その屋上や壁面には所狭しとばかりに広告看板＆ボードが張られている。
その中に２枚つづりでサッカーの中田英寿の広告写真があったが、オーラを全く感じさせないごく普通の表情をして、ホームに立つ人達の視線を浴びていた。
ーこの日は新宿へ出る事を予定していたので、そんなホームの光景を見ながら〜
南に位置する東京駅から、間もなく走って来る中央線の赤い車体を待ちわびたー
【場所】千代田区神田
ここはJR御徒町駅の南口改札を出た所であり、東西の通り道でもある〜
薄暗いガード下を西に出てゆくと、松坂屋デパートの裏側にあたり・・
東にポンと出るとジュエリー街の導入口で、パーキングが用意されている！！
駅構内のトイレを利用した横には、外の道に向いてコンビニがあった。
ガード下の道を挟んだ向い側には、１００円Shopがあるし、横並びには宝くじの販売所があって、ゆれる赤い幟には発売中の文字が読めた。
西から外へ抜け出た先に鮭と蟹の大きな絵が見える〜魚の館’とあるのはスーパーの「吉池」がやっている鮮魚の店舗なのだ。
一方の東に出ると〜ガード下には店舗が並んでいるこの写真を見る
駅直ぐの手前角には喫茶＆軽食店があって、次の隣りには中華食堂、レストラン＆ビヤホール、酒場などが入っている。
そして次のガード下通りになる辺りには「らーめん横丁」の看板が掲げてあり「青葉」など四五軒の有名店が集結している。
ー誰が置いたのかガード下の通りに、リヤカーが停まっている〜
この辺りの商店から出されたダンボールを回収してまわる小父さんがいるのだ・・
その昔〜練馬に住んでいた独身の頃は、大家さんのリヤカーを借りて引っ越しをしたー
【場所】御徒町駅南口で・・
何故こんなに面白くもない場面で、シャツターを押したのかと〜
モニター画面を見て，首を傾げる事がしばしばある・・・
JR神田駅ホームに立っていると左端の一段高くなった線路を、独特な鼻っ面を光らせた東北＆上越新幹線がグゥウォーンと鳴いて、上り下りの車輌がすれ違って走り抜けて行ったのだった。この時に東京駅から走って来た新幹線の頭部を撮れたと思ったのだが、シャツターを切るのが一瞬遅れていたのだろう、何だか分からない横っ腹がトロ〜と写ったこの一枚となった。
目の前に見る冬の陽を浴びた幾本もの線路の川幅が、思ったよりこんなに広いのだから改札口を出て西〜東口へと潜るガード下の道が少々時間がかかる（夏場は汗をかく・・）原因が解明出来た。
ー神田駅ガード下及びガード沿いには、昔から酒場、食事処、喫茶店がある〜
何度も通った山小屋風な喫茶店もあり、鳥料理や中華などの店々があった・・・
最近OL達に人気のオムレツ＆カレー店をTVで昨年やっていたから、行かねば・・ー
【場所】JR神田駅山手線ホーム
新宿のように巨大で複雑で、人出の多い駅になると〜
駅から向う目的の場所に近い、東西南北の出口を選ばないと・・
改札口を出てから無駄に歩く事になるし、時間もロスする！！
新宿と乗り入れる私鉄の小田急・京王線をはじめとして、地下鉄も複数あるし・・埼京線などと、JR各線を利用すれば他県へと旅のラインが連絡しているし、繋がっている。
改札を潜る頭上には、順次に出発する列車のダイヤが表示されるから、立ち止まって見ていると旅心をかきたてられる事がある・・。邪魔だとばかりにショルダーバッグが背後からガツンとぶつかって、足早に改札を通ってゆく人達が左右からやってくる。
ーとにかくここは日本一ボンヤリと立っては居られない場所なんだ〜
年の瀬の帰省ラッシュは、人達を地方へ故郷へと運ぶ脱都会の行事でもあるー
【場所】新宿駅西口改札
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