[Rappo' Land blog]

人待ち花Shop'

都心の駅では待ち合せをする人を良く見かける〜
と言うか駅をその為にあると思い使っている人が居るのかも・・
人それぞれと言うしかないが、確かに駅にはその要素が昔からあった！！

例えば、待ち合わせって・・待たせる人と，待たされる人とが〜
どこかの時点であらかじめ決められてでもいる様な気がする。
だから街中で待っている人を見ると・・なるほどとその説が納得できる様な表情を浮かべている。万一、待たせる側の人が、待っているのを目にすると、イライラ＆ウロウロと動き廻っているからもう大変だっ。

この日は五反田駅の西口にある花Shop横で、人待ち顔の女性が立っていた。
「改札口を出た花屋さんの所で、待っていて・・」それは女性同士の待ち合せだろうと思う。ガラス越しに見えている赤、黄色、紫の花の顔が、ここで待つ人の気休めや慰めに少しはなるだろう。

駅のホームで待ち合せをする事もある〜
相手が先の駅から電車に乗って来るのを待ち受ける、少しドラマチックな感じの・・
そんな出会い方が好きなんだが、ずれるとカッコ悪いし苦笑ものでもある。

ー五反田駅でいつもと立つ位置がちょっと変わると、ホームは新しい顔を見せる〜
深い屋根をもつこのホームが、こんなに湾曲していたのかと知りシャツターを押したー

ここは’〜JR五反田駅西口を出た所です

花店で立ち話

駅前から少し離れて、銀行へと渡る道の手前に〜
店先でお客と立ち話をしているこのフラワーShopはある。
そうだここは駅のもう一つの出口の西口から近いはずだと思い〜
店の横手を覗くと狭い場所に雑然とガラクタが積まれていたり、
乗り捨てられた自転車が数台転がっていたりするが・・
その先にはロータリーが見えて、丁度バスが入って来た！！

日々の暮らしの中でめぐり逢う花々が、時節の目盛りとなって四季の移り変わりを伝えてくれる。花の種類は多いから名前を覚えるのはムズカシく、折角覚えても雨散霧消となり残らずに忘れる事のほうが多い。

花を介在として見知らぬ人との間に会話が生まれる事が良くある・・。
美しい，愛らしい、キレイ・・とかの言葉を日常生活の中で人はあまり使う機会がない。いやそんな事はないけれど可憐でカラフルな花々を目前にすると、誰でも思わず賞賛の言葉が口を突いて出るのは自然で・・そこにお互いの会話のラインが生まれる。

花の名前は忘れても、好きな観葉植物はセブリナペンジュラなど前から覚えているし〜
最近はホヤチェリー、サンセベリアを知って，鉢植えで幾つか鉢数を増やしている。

ー自宅では駐車場の片隅に花々を植えて小ガーデンを季節ごとに楽しんでいる〜
雑草を抜いたり水やり＆手入れをしていると、通りがかりの見知らぬ人から声かけられる事もあり、小さな花を共通項として何ともスムーズな立ち話がそこには成立するー

ここは’〜成城駅北口からのバス通り

夕暮れ時の駅ホール

最寄りの駅へと帰り着くと、駅前には夕暮れが訪れていた。
この季節の暑くもなく寒くもないこんな日は、ぶらからと駅前の店々を見歩きでもして、何となく家の方向へと街角を曲がったりして帰れば良いのに・・
この日は何故か駅ビルの２階にあがっていた。
都心での用事を終えてこの駅に戻って来た開放感がそうさせたのだろうか！！

駅ビル[CORTY]は２年を過ぎて今年はもう３年目になるのか、そういえばこの２階の回廊にあるShopは落着きの表情を見せている。この階には三省堂書店、雑貨インテリアShop、ブティック、旅行代理店、レストラン・・などが営業していて変わりない。

更に３、４階には吹き抜けの駅ホールを巡るように、寿司屋、蕎麦屋、中国飯店，豚カツ屋、洋食レストラン・・などが出店しており、上階には庭園も造られてある。
見下ろすと駅の改札から南北へと通りぬけるホールの漠然とした様子があり〜
[Odakyu OX]の食料品スーパーの入口が長いエスカレーターの横下に見えているし、
トロワグロの明るい店頭もここから確認できる。

ほんの少し前には大勢の人の往来があったのにタイミングが微妙にずれた結果、向けたカメラの網目からスルリ逃れ出ていってしまい，今はその場に取り残された人達がてんでのポーズでこの写真にキャッチされた状態だ。

ー駅の外に届いた夕暮れの薄赤い色が、中のホールにまで今ひとつ延びて来てないが〜
でも左の写真を見ると少しばかりその気配の色が、床面に流れ来ているのが分かる・・ー

ここは’〜成城学園前駅CORTY２階から

代々木上原’チェンジ

新宿の街を発車して西へと向う小田急電車は〜
車窓から見える高層ビル群を進行方向右手後方に置き去ると、
代々木八幡駅を通過して代々木上原駅にすべり込んだ。
この駅まで来てホームから眺めやる新宿副都心のビル群は・・
まるでジオラマのセットのようにちんまりと彼方に可愛らしくあった！！

上原のホームに下車したのは、車内アナウンスで「この藤沢行き電車は下北沢駅を出ると、新百合ケ丘の駅まで停車をしませんので・・・ご注意下さい」と流れたので慌てて他の乗客達と一緒に降りたのだった。新宿から伊豆＆箱根へと旅行プランで行く、ロマンスカー並のストロークで同じ沿線を走行するとは知らなかった。

まあ小田急沿線の住人増加で発生した混雑を解消すべく、各停、準急、急行の他に何とか急行、何とか準急？？とプランを作ったのだろう。でもそれがどの駅をパスして・・どの駅に停まるのか・・今ひとつ判断不明のまま取りあえず乗車している・・。

そう言えばしばらく上原の街を歩いていない、四方を坂に囲まれた地形の駅前から狭い急坂を上がると、井之頭通りまでは近くて通りの向うには古賀政男記念館が建っている。

そればかりか代々木八幡の界隈の店々にも寄っていない。八幡駅の踏み切りは幅もあり長さもあるマニア好みの貴重なポイントであり、更にその上を山手通りが屋根となってカバーしているのだから・・。

ー藤沢行きの何とか急行？がホームを出てゆくと、次の電車を待つ人達が〜
ホームの売店近くに寄り集って来たから、中のオバさんは急に忙しくなった・・ー

ここは’〜小田急線、代々木上原駅ホーム

駅中で待つ事の・・

五月となったこの季節は日暮れが遠くになった。
五時を過ぎた新宿駅南口は未だラッシュの状況ではないが〜電車が到着したホームからは、炭酸飲料の泡が弾けるように・・ふつふつと人々がこのフロアに沸きあがって来ている！！

駅中のBOOKSには立ち読みする女性達の姿がある。
手前には旅行や料理本と週間各誌が見えるが、何と云っても女性誌＆ファツション誌の種類が多く置かれているのが一見して分かる。
立ち読みしながら、ここで待ち合せをするカップルもいるだろう。

駅中のCafe'はこのフロアの真ん中の辺りにあるから、多方面のアチコチからこの場にやって来る人また通り過ぎてゆく人達を〜最近人気の水族館で水槽内を群れて遊泳するイワシかアジの様に見えるだろうか・・。通路のガラス面から店内の人が透けて見えるCafe'では、一日の仕事から解放されて日暮れまで休憩する人も居るだろう・・。

駅前の甲州街道を越えて、サザンテラスの空が見える南口改札この写真を見る は勿論の事にカード使用の自動改札だから、とどまる事を知らないスピードで人は過ぎてゆく。
だからこの場で待つには、改札のスミッコか柱の蔭にでも居ないと、見知らぬ所に連行される恐れがあるかも・・。

ーここで思うのは自分の住む街へ一刻も早く帰りたい気持ちと〜
反対に一気に帰る事へ抵抗して、今日の時間を未だ々先延ばししたい心情もある・ー

ここは’〜JR新宿駅南口の改札フロア

鉄の飾りmono

今日は商品を仕入れる為にTOCビルに来ている〜
９階へと昇るエレベーターホールに立つと、四五台あるエレベーターは共に出払ってしばし待つ事になった。
でも一旦乗り込むと揺れも感じないスピードでアット云う間に運んでくれるから・・信頼している！！

９階に上がると、問屋商店が隣り合うフロアーを先ず一巡して見て廻った。
A’店は家具類からメモ用紙までの多くの品物を揃える、馴染みの商店の一つ・・。
この日は担当のエキゾチックな彼女と話しながら、照明器具、ガラス花瓶、置き時計などモロモロを選んでcraft salon [TEto'TE] seijo'への発送をお願いした。

９Fで仕入れを終えてから７階フロアも見たくなり下りて来たが〜前回までは角にあった、手吹きガラス等を送ってもらった事もある陶器＆ガラスの専門店が消えて無くなり、そこには壁と床の寒々しい空間だけが残されてあった。
T’店に寄ると入って直ぐの所に鉄の飾り物が集中して置かれてあり〜写真に撮った。
この店はイタリア、スペインなどヨーロッパ製品が以前はあったのに、最近はインド、イラク、アジア諸国のエスニック物が店内を占めてお香の匂いが漂っている。

地下まで降りて寄ったのは石の結晶などを取り扱う店で、京都寺町三条に本店がある〜
店主と話しながら、アメジストや水晶の角の張った結晶体を選んで１０個ほど鞄に入れた。
現在はこれ等の原産地は、南米のブラジルと中国の奥地などであるとの話しだった。

ー拳骨サイズのその重さと固さが（石だからね）帰路の障害となったのは確かで〜
本当はアンモナイトの化石も欲しかったのだがなぁ〜・・・ー

ここは’〜西五反田東京卸売りセンター

池上線高架橋下川岸

いつも乗るバス停に来ると誰も待つ人は居なかった〜
出て行ったばかりで索漠とした空虚感すらそこには漂っていた、
ただ待つのも癪だから大崎橋へと歩いて目黒川の流れを覗きにいった。
家では洗濯機の人工的な渦もしばし眺めてしまうほどに〜
水の流れと水音の景色が好きなのだから・・！！

目黒川沿いに歩いてくると、白い小橋があって植え込みも造られてあり川辺の公園になっている。高層ビルがいつの間にかと思うほどに幾つも建っており、その足元を山手線と埼京線が大崎駅に向い駆け抜けてゆく。年間に何度か訪れる五反田の街でも、池上線の下を潜ってこちら側に来た事は今迄でも滅多に無かった。

１０年のタイムレベルでは無く、２〜３年で街景の変化が進行しているのを実感する。

池上線高架橋の真下に来て見上げても、何ら面白くも無く・・三角四角と鉄骨を組みあげた構造が手前の目黒川を越えると、ず〜っと次の大崎広小路駅に向って蛇腹の如くにカーブを描いて延びて行くのが見えるのだけなのだから。

ーバス停に戻ろうとすると、ふいに現れた中年と１０代の２人の女に駅への道を聞かれた、
二言三言の会話で、この街を全然知らない２人だと云う事が分かったが・・
何も持たず部屋着のままで、寝て起きたかの様なスタイルなのだ？？？
では何処から来たのか・・少し疲れた様子だが〜私も何だか急にぬるい疲れを覚えたー

ここは’〜大崎橋近くの目黒川沿い・・

ふり仰ぐ池上線駅

　

ここ五反田駅の西口に抜け出てくると・・いつものように山手線の上に位置する東急池上線の駅舎にしばし視線をふり向ける。
下の山手線ホームから１本のシンプルな階段通路（スロープ）を昇って・・池上線改札口に至るまでの簡素でアンティークな造りに、又々今日も強く惹かれるのだった！！

宝くじ売り場の小旗が風に揺れる駅前は明るく、駅横に数多くの野バトが群れていた線路際の石垣は工事用のフェンスで、先のガード辺り迄もグルリと囲われている。
ベビーカーにそれぞれの赤ん坊をのせた若い二人の女性が押してゆくのは、先年に出現した駅ビルのアトレだろうか、駅に来て買物する光景は以前には無かったのだから人の流れも変化をしていると見た。

池上線の真下にあたる路地は未だ残されている。表通りにあった古くからの商店の列は今では１０階のNewビルに建て替わって・・当り前の顔で眼下の通りを見下ろしている。
日暮れから開店する酒場が、飲食店が、軒を並べる路地からふり仰ぐ池上線の駅舎は、山手線を跨いだ高所で今日も健在だった。

ー・・人も、街も、１０年の月日が過ぎれば変わる・・
２０年が過ぎれば、世の中の全てが変わると言われる〜
そしてNewな人達が、Newな道を歩き、Newな都市を満たすのだ・・ー

ここは’〜JR五反田駅前の街角

ホームから見るビル看板

　

JR五反田駅に下車するとホームの真ん中あたりに戻った〜
山手線の車内から目にしたビル壁の看板のところまで・・・
と言うのは良くも悪くも看板にはこの世の現実が炙り出てるから、
大袈裟でなくチラリと今を撮って記憶の一葉に！！

左の写真では、お好み焼き店、麻雀店、歯医者、中国式エステ店、クラブ・・
と数えあげてゆくと、イチロー選手をモデルに使ったビール会社の看板が高い所にあった。
目線をそのまま右にふると「耳かき店」の珍しい看板があった。ひざまくら耳かき〜
更に、ふれるように撫でるように・極上の癒しをあなたに〜の誘い文句が書かれてある。
看板に偽り無しの言葉があるから、きっと良い癒しの効果が有るのだろう。

立つ位置を動かず撮ったから斜めの写真となった右は、１０階の細長いビルが隣り合って建っている。ファツションヘルスの看板が出ているビルもあり、屋上のテッペンにソープランドのネオン塔のあるビルは下から上までソープなのか？？？だとするとそこにはソープランド王国が築かれているのだろうか・・。
松任谷由美のNew Albumの広告看板が・・まわりと勿論何の関連もなく２枚ある。

ー看板に特別な興味も思い入れもないが、無表情なビル壁に掲げられた〜
それぞれの組み合わせの不釣り合いなズレも、見方によれば面白く感じられる。
日が暮れて夜に灯るネオン照明が、この界隈を妖しく変貌させるだろう・・ー

ここは’〜JR五反田駅のホームから